高校生は人生の春と言われるが、女子全くと縁のない俺には実感のない言葉だ。
俺こと腹益マワシ（はらますまわし）は、今年の春で高校3年になる。
（自分では）顔は悪くないと思うのだが（良くも無いかもしれないが）、すこし腹回りに肉が付きすぎたのが問題なのか……。
脂ぎった体のせいか、性欲自体は非常に……、いや異常なほどに旺盛である。
　
そんな俺の携帯（アドレスは男だらけ）に、ある日、変なアプリがダウンロードされていた。
「Joke of Devil（悪魔の悪戯）」
携帯カメラと連動したアプリだった。
（カメラに写した人間を、設定どおりに変革するアプリ？）
説明を見てもよくわからない。
取りあえず起動してみた。
設定画面に様々な言葉が並ぶ……、受精願望、感覚調整、肉体服従……。
なかなか興味をそそられる羅列だ。
まずはその中の「関係構築」というのを選んでみた。
また更に選択肢が続く……兄弟、親子、恋人、夫婦……。
俺は周りを見渡す。
放課後の学校のため、生徒の気配は薄れていた。
「あっ……人いたんだ……」
ふとその時、女子が一人教室に入ってきた。
沢波初果（さわなみはつか）、クラスの中では上位の可愛らしさで、目立つのは好まないが、それなりにリア充として青春を謳歌している女子だ。
指導ぎりぎりの茶色掛かった髪をいじりながら自分の席に向かう。
挨拶も会話もゼロだ。
俺は彼女に向かってアプリを起動したままカメラを向けた。
―――パシャッ
設定は『関係構築／セフレ（セックスフレンド）』。
「えっ、今何かした？」
すこし目元を吊り上げながらこっちを睨んでくる。
といっても小柄で普段から怒ることない女子なので、小動物に見つめられている気分だ。
「いやいやぁ、沢波さんは忘れ物でも取りに来たの？」
「そうだけど……」
「あー、実はさぁ、折り入って頼みたいことがあるんだけどぉ」
ついニヤけた笑顔を浮かべてしまう。
「えっ、え～……これから彼んちに行くんだけど……もぅ！」
そう言いつつ、沢波初果は近くの机に腰掛け、左の片足も同じ机に乗せた。
自然とスカートの奥の、白とオレンジ模様の下着が露わになる。
（やっべぇ！こりゃ本物じゃねぇか）
「いや～悪いねぇ～。俺と２，３発ハメハメしたら彼氏とラブラブしていいからさぁ」
「ちょっ、多くない？そんな時間ないから、ソッコー、イってよね！」
そう言ってスルリと下着を脱いで、足首からポイと床へと放った。
「腹益、ラッキーだね。さっきまで彼と電話してて濡れ気味だから即ハメＯＫだよ」
両足を、ハグを迎える腕のように大きく広げて、その蜜口へと誘ってくる。
「はぁ、はぁ……」
興奮に荒くなった息を抑え、ガチガチに怒張した初心なムスコをズボンの中から取り出す。
そして沢波のスカートを腰上までめくりあげ、その魅惑の入り口に自分のモノを押し込んだ。
「あっ、くぅ……！はらますっ、でかっ……い」
奥に進むにつれて沢波の目が細まり、あごが上がっていく。
実はアレのでかさ「だけ」は自信があった。
「じゃ、ソッコー終わらすわ」
ぬめぬめの膣中を夢中で味わうかのように、腰を激しく前後に動かす。
「あぁっ、うっ、すごい、腹益の、どんどんおっきく、なってくぅ……！」
沢波は俺の肉棒の味に集中しきっており、すでに脳内には彼氏のことは無いようだ。
「沢波っ、すっげー気持ちいいわ…取りあえず一発目いっとくから」
「えっ、えっ！そとっ、外だよっ！」
―――ドピュッ、ドピュッ！ドクッ、ドクッ、ドクッ……
もちろん膣中で童貞卒業の祝砲をブチまける。
「うそー……マジサイテー、彼んち行く前に洗わないとイケナイじゃん」
沢波は膨れながら指で自分の蜜口を広げると、プリプリとした白い粘液がドロッと零れ落ちた。
「セフレだし私もナカイキ結構好きだから、たまには良いけど今日はホントやめてよー」
「わりわり、でももう中グチャグチャだし後も中出しＯＫっしょ？」
「全然反省してないしー……もー」
そう言いつつ、沢波は腰を少し上げて足を広げる。
すでに俺のムスコは最高潮にまで回復していた。
彼氏には悪いが、向こう三日は俺の精液がこびり付くくらいハメさせてもらおう。