自分は22のどこにでもいる普通の男だった。
高校を卒業してぷらぷらとバイトを転々として今はちっちゃなパチンコ屋でバイトをしている。
そんな俺に突然、原因不明の高熱になり一週間寝込んでしまった。
一週間後やっと熱も引き起き上がることができたが……
何か体の様子がおかしい…
後ろに変な背後霊みたいなのがいる…
「これはスタ〇ドじゃないか」
俺の頭にふっとそんな思いがよぎった。
「それならこいつにも何か能力があるはずだ。」
俺はそれから三日間そのスタ〇ドについて詳しく調査した。
まず、スタ〇ド名は丸子ボーロ。
能力は相手の感情を思いどうりにできる能力だった。
能力の使いかたは、自分が相手に思わせたいことを具現化して(もちろん普通の人には見えない)それを相手の頭に入れることだった。
するとどんな人間でもその思いに忠実になる。
例えれば『ラーメンをたべたい 』という思いを具現化してそれを相手の頭に入れると入れた相手は無性にラーメンが食べたくなるという具合だ。
この能力を手に入れて俺の日時はがらりと変わった。