ぷるるる～ぷるるる～入江家の電話が鳴る！『はいっ入江です。あっ先生‥‥』数分後、良美が電話を切ると。
『あの担任の先生から電話があって、アナタが登校してこないから心配して電話してくれたみたいよ』
そう言えば広樹の体に憑依してから一ヶ月。一度も登校してなかったな。『良美、明日学校行くよ。久しぶりの学校生活味わって見たいし。』

翌朝ボクは入江家から歩いて１０分くらいのところにある、広樹の通う中学に行き教室に入った！席に着くと数名の女子生徒が話しかけて来た。確かに広樹のルックスは良美似でかなりのもの。女子生徒からもてるのは当たり前か‥‥特に変わったことも無く放課後になり帰宅途中。体育館裏で不良ぽい５人組が、誰かをイジメてるのを目にした！
『オイッ５人で女の子一人イジメテ楽しいか？』そう言うと。 ｢は～！入江何言ってんだ一ヶ月学校来なかったからバカになったか？『米村』は男だろうが｣ その言葉にボクはビックリした。『男？どう見ても女だろ！『堀北真希』そっくりな顔立ち、身長も低く体もキシャ‥』そんなこと考えてると一人の不良がボクを殴りつけた。ボクは生前プロボクサーを目指していた為こんな不良に負けるはずは無い、３分以内で５人全員を倒した。
｢あのっ入江君だっけ隣のクラスの？助けてくれてありがとう｣ 声まで女の声そのものだった！

『広樹でいいよ！それと名前何だっけ？』

｢米村 祐希。祐希でいいよ。｣ 名前も女みたいだな！見た目は１００％女の子。ボクは祐希が知りたくなった！
『じゃ～祐希。そのボロボロの服装に、なんか右手ケガしてるな、オレの家近いから来いよ、母さん看護師だから右手も治療してもえば‥』 ｢えっいいの？ボク女の子見たいて言われてて毎日イジメられ友達もいなくて人の家に招待されたことないから‥本当に行っていいの？｣

『遠慮するなよ！母さんも帰って来てるだろうし‥』 ボクは祐希を連れ入江家に到着し玄関を開けると良美が出迎えてくれた！ 『あらっいらっしゃい！広樹が女の子連れて来るなんてもしかして彼女？』良美が笑顔で言う。『違うよ母さんコイツは女の子じゃない！男だよ男。』良美は驚いた表情だった。｢はじめまして、広樹君の同級生の米村祐希です。広樹君のお母さん美人だね！｣その言葉に良美は喜んだ‥‥

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