その日は臨時収入があり機嫌が良かった。その金で缶ビールやチューハイを買って家路の途中の公園でホームレスの爺さんに『ビールを一本わけてくれ』と呼び止められた。まぁ御祝儀で頒けてやっても良いと思いビールを二本やったら爺さんは大げさな程喜んでいた。
爺:アンタ良い人だのぅ♪よし!お礼だ手を出してくれ
別に要らなかったがあまりにしつこいから手を出してみたら爺さんは痛い程握り、俺の背中に電気が走った。
爺:『力』をアンタにあげたよ。『力』が覚醒した時また逢おうねぇ…
呆然とする俺を尻目に爺さんはどこかに行ってしまった…