駅に着き、いつも通り電車に乗った。ギュウギュウでは苦しいので、柄の悪い奴は乗せずに、少し余裕を持たした。立ちっぱなしは疲れるから座るかなと、思っていると、反対のドア付近に可愛い娘がいるのに気が付く。徐々に近付いてみる。制服はスカートも短くなく、全体的に清潔感があった。記憶を読んでみる、名前は、水野葵。高校一年。真面目な動植物を愛する優しい娘である。まだ、彼氏は出来ていないらしい。読んでいる時に分かったことなのだが、彼女は、痴漢に触られていた。下を見て我慢していた。孝司は、「おい、やめろ」と、痴漢の手を掴んだ。痴漢は歯向かわない様にしておいた。そして、彼女に、「大丈夫?」と、話し掛けた。彼女は、「は、はい」と、小声で答えた。痴漢されない為や彼氏が出来ない様に、周りの男達に、変な事をされない様にして、彼女の恋愛の好意を自分以外に行かないようにした。「こんな娘を、他の奴に渡すなんて、もったいない」 彼女とわかれて会社に向かった。