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催淫眼
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:超能力・超常現象等体験告白
ルール: 私は超能力者、そんな私の空想H体験告白
  
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1:催淫眼
投稿者: 水無月 ◆j8dOxxPg8s
 case.2 同級生・かれんの場合(前編)

 妹との情事から三日後の朝、京介は大学に向かう電車の中にいた。
 先日、京介は妙な妖精から催淫眼といわれる能力を授かった。どうやら、
この眼に見つめられた者は性的欲求が著しく高まるらしい。
 里奈の様子から判断すると、催淫効果が解けたあとも記憶は残るようだ。
催淫状態から戻った里奈の恥じらい具合はなかなかそそるものがあった。

(しかし…眠ぃ…)
 朝の通学電車は退屈な上に眠くて仕方がない。何か面白いものはないかと
京介が辺りを見渡すと、車両の端に同じ学部の東条かれんの姿を見つけた。
 黒髪で笑顔の可愛い子だが、少しおとなしい印象を受ける少女だ。
 満員とまではいかないまでもそこそこ混雑している車内の中かれんに近づ
く京介だが、何だか様子がおかしい。うつむき、頬を少し赤らめながら目を
つぶっている。
(かれんのやつ…痴漢されてんのか?)
 必死に耐えているかれんの姿を見たとき、京介はちょっとした悪戯を思い
ついた。

 一駅ほど前からお尻に触れてくる後ろの男。痴漢だという確信はあるもの
の、かれんは恥ずかしくて声を出せないままだった。
 しかし、徐々に大胆に触ってくる手がかれんの胸に迫ってきたため、たま
らず助けを求めて顔を上げる彼女の目に京介が映った。
(三月くん…)
 同級生がいてくれた事で少し安心したかれんと京介の目が合った時、彼女
の体を甘い痺れが襲った。
(えっ…何??)
 突然の快感に戸惑うかれん。触られているお尻からさざ波のような快感が
こみ上げてくる。
 あれほど嫌悪感を抱いていた行為を受け入れてしまいそうな自分に気づ
き、思わず首を振る。
(感じちゃダメ!痴漢になんて…んっ)
 かれんの変化に気づいたのか、痴漢の手はさらに大胆になっていく。
 お尻を撫でるように触れていた右手はワンピースの裾をたくしあげ、太も
もを直に触り始める。
 胸に伸びた左手は大事なところには触れず、手のひらで柔らかな部分を揉
み続ける。
(ふぁ…んっ。うそ、焦らされてる…?)
 しばらくかれんの様子を楽しんでいた痴漢だったが、ふいに乳首を指で弾
いた。
「あぁんっ」
 小声ながらもはっきりと出てしまった声に、辺りの男が好奇の目を向け
る。
 不幸にもかれんの周りは男の乗客ばかりで、皆かれんが痴漢される様を楽
しんでいるようにも見える。
 恥ずかしくてたまらないかれんだったが、同じぐらい感じてしまっている
自分に気づき、どうしたらいいのか分からなくなってきた。
 痴漢は犯罪だし、許してはいけないこと。でも…
(どうしよう…気持ちいい…)
 与えられる快感に身を任せてしまいたくなる。しかし、理性が必死に抵抗
する。
(ダメダメ…こんなの絶対ダメっ)
 カバンや手でどうにか振りほどこうとするかれんだが、混み合っている車
内ではなかなか上手く行かない。
 かれんの抵抗も虚しく、ついに痴漢の手が一番敏感な部分に触れた。
(んんーっ)
 ショーツをずらし、中指が入ってくる。クチュッという音がしそうなほ
ど、すでにそこは熱を帯びていた。
「あ…あっ」
 半開きになった口からは甘い吐息が漏れ始め、抵抗は徐々に弱くなってい
く。
 かれんの心は、徐々に快感に支配され始めていた。
 
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2005/10/30 18:29:11(lLXP80/M)
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