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1:記憶の改竄
投稿者:
店宅留守
記憶の改竄(かいざん)。
記憶している内容を自分の都合のいいように書き換えてしまうこと。 普通、書き換えられる記憶は自分のものに限るので、これは一般的に自己逃避する人に見られる症状だ。 他人の記憶にまで深く関わるとしたら、よほど上手な嘘をつくとか催眠術をかけるとかだろう。 それでも、その人の元々あやふやだった記憶を捻じ曲げる程度なので『自分の都合のいいように』とはそういかない。 結局は他人の記憶を改竄することなど無理なのだ。 あくまで、常識的に考えての話だが・・・・・。 「ん、あ~あ!今日も一日疲れたな~!」 俺の名前は大町貴志(おおまちたかし)、食品関係の中小企業に勤めるサラリーマンだ。 いまだ新人の域を出ないので、毎日忙しい毎日を送っている。 「大町、お疲れ!」 「ああ、お疲れさん!」 下車駅で同僚と別れると、日の暮れた町を自宅のアパートに向かって歩いた。 大学卒業後、就職してもう二年がたとうとしている。 まっさらな新入社員だったこと、大学でなんとか単位を稼いでいたこと、高校の頃に友人とバカ騒ぎをしていたこと。 俺はそれらのことを、まるで昨日のことかのように思い出すことができる。 だからといって別に人並みはずれた記憶力の持ち主というわけではない。 俺には高校入学以前の記憶がないのだ。 中学卒業後、家族との旅行先の事故でそれまでの記憶を一切なくしてしまった。 友人の顔も、家族の名前も、自分の年齢も。 もちろん、いまの家族が本当の家族だと疑ってはいないし、違和感ももうないが、小さい頃の話をされても全然思い出すことは出来ない。 俺が頼れるのは、高校以降の記憶だけなのだ。 「いらっしゃいませー!」 駅前のコンビニに入ると学生らしき店員が元気よく挨拶してきた。 俺以外の利用者は数人の立ち読み客と、店内をぶらついている女子高生だけだ。 俺はさり気なく女子高生に近寄って観察する。 身長はだいたい160くらいだろうか・・・・・。 長めの黒髪を二つに束ねただけの少し地味な格好だが、整った目鼻立ちとスカートからのびる健康的な足がとても魅力的だ。 その上、制服を大きく盛り上がらせている立派な胸部は男なら俺じゃなくとも鷲づかみしたくなる。 (大人しそうな顔の割りに随分と発育いい胸だな。) 彼女は少しのお菓子とペットボトル飲料を買うと、コンビニをあとにした。 (久々にうずいてくるぜ・・・。) 俺もそのすぐあとにつづく。 俺はすでにこの女の子を捕獲する決意を固めていた。 わずかな時間で考えをまとめると、すぐさま行動にうつす。 「あの、ちょっとすいません。」 コンビニから少し歩いたところで俺は彼女に声をかけた。 「あ・・・はい?」 彼女は振り返り、きれいな瞳をこちらに向ける。 (おお・・・、こっちが吸い込まれそうになるくらい綺麗な目だな。) しかし捕らえるのは俺のほう、彼女は俺に囚われる獲物にすぎない。 俺との視線が完全に合った一瞬をついて、俺は彼女の記憶にリンクした。 そうしてさらけ出された彼女の記憶の渦に向かって、ささやくように言葉を投げかける。 『お前は俺の妹。俺はお前の兄。俺等は実の兄妹だ。』 俺は事故により高校以前のことは全て忘れてしまった。 そしてその記憶は約十年たった今でも戻ってこない。 その代償かどうかは知らないが、事故のときを境にして・・・俺に他人の記憶を改竄する能力が身についていたのだ。 その証拠に・・・・・ 「あ、お兄ちゃん、どうしたの?」 今あったばかりの女の子は、柔らかな笑みを浮かべながら俺を『お兄ちゃん』と呼んだ。 「あー仕事帰りだ。最近はなかなか忙しくてな、毎日のようにへとへとだよ。」 改竄した記憶自体は根を張ったように深く刻まれるが、あまり現実との差を感じさせると失敗してしまうこともある。 「フフ、社会人は大変なのね。」 「そうとも、なあ今日はちょっと俺の下宿してるアパートに遊びに来いよ。久々に掃除したんだから!」 だから会話のテンポだけは落とさないようにしなくてはいけない。 そうすれば、その他の適当な設定は「そうだったっけ。」と相手も勝手に納得してしまう。 「そうね、じゃあ夕飯くらい食べていって上げようかな。」 俺と何一つ似ていない『妹』は、ニコと笑って俺のあとを着いてきた。 「ほーら、ここが俺の城だ。くれぐれも汚さないようにな。」 帰り際に見せてもらった定期から、名前は桜井春華(さくらいはるか)、歳は17歳だと分かった。 彼女の利用している駅にある学校といえば、結構有名な私立の進学校だ。 年の割りに落ち着いた態度からみても、春華は裕福なお家のお嬢さんかもしれない。 「結構片付いているのね、あまり汚かったら帰っちゃうところだったわ。」 「だろ?適当なものパパッと料理するから待っていてくれ。今テレビ壊れているからシャワーでも浴びてなよ。」 「テレビが壊れてるって早く買い替えなよぉ、不便でしょ?それともお兄ちゃんは貧乏さんなのかな?」 そう言って春華は面白そうにクスクスと笑った。 「なに生意気なこと言ってんだ、余計な心配と汗臭い体臭撒き散らしてないで風呂にでも退散してな。」 「えー、私臭くないよぅ!」 ちょっと口を尖らせて怒る姿も愛嬌がある。 見れば見るほどにこれから起きる出来事への期待が膨らんでいく。 ちなみにテレビは壊れていない。 俺は適当なやり取りをして春華を風呂場に追いやった。 風呂場からシャワーの音が聞こえてくる。 ついさっきコンビニで見かけ、名前すら数分前に知った女子高生が鍵すらかからない扉一枚へだてて全裸になっているのだ。 男ならだれでも持つ獣の欲望が暴れだす。 俺は春華と兄弟ごっこがしたくて連れ込んだわけじゃない。 兄という立場を利用して彼女の身体を味あわせてもらうためにここまで連れてきたのだ。 俺は素っ裸になると『妹』のいるバスルームに入った。 「きゃッ!おっ、お兄ちゃん!いま私が入ってるんだよ!?」 タプンと揺れるおっぱいを隠しながら春華はサッと背を向ける。 体が丸みを帯び、一人前の女性として伸びきった四肢の上をお湯が滑り落ちている。 パニックだけは起こされないようにしなくてはならない。 「突然だけど聞いて欲しい。」 春華の背中に話しかける。 「春華・・・、俺らは兄妹だからいままでずっと言えなかったけど、俺、春華のことが好きなんだ。」 所詮、擬似記憶で兄妹になっても、実際の兄妹としての思い出があるわけじゃない。 ただ常識として「近親相姦は禁忌」と感じるだけなので、結構この方法は成功率が高かった。 後ろからでも柔らかそうな腰まわりがとてもそそる。 「え、え、な、なに言ってんの!?はやく出て行ってよ!」 「出て行かない。ちゃんと聞いてほしいんだ!俺は他の男にお前を取られたくない。俺の手で春華を幸せにしてやりたいって、随分前から考えていたんだ!」 「え・・・、で、でも、なにもここで言わなくても・・・。」 「俺ら兄妹は、お互い気兼ねなく話しているだろ。だから春華にこれ以上俺を知ってもらうには、これしか思いつかなかったんだ。」 春華はゆっくりとこちらを振り向く。 その顔にいまだ困惑の表情は見て取れたが、嫌悪感は無くなっていた。 「俺の身体は気持ち悪いか?」 「う・・・・・んん。」 春華はのどを詰まらせながらも否定した。 その目は俺の身体の一点をさまよっている。 俺のムスコは若くて柔らかい女の肉体を目の前にして、大きくそそり立っていた。 「あははっ、好きな人の前だからな、許せ。」 そういうと春華は恥ずかしそうにさっと視線をずらす。 「私だってお兄ちゃんのことは好きだけど・・・・・。」 ここまでくれば十分だ。 俺は春華との距離を詰めた。 ぼうっとこちらを見上げる春華はすでに身体を隠そうともしていない。 豊かに育った白い乳房にはまだ落としきれていない泡がつたっていた。 「春華の身体もとてもきれいだよ。」 腰のほうからすべるように撫で上げていき、胸周りに到達する。 春華のオッパイは触れただけでプルンと揺れた。 「ん、ああっ、やっ、やぁっ!」 タプタプと両手で乳房を波打たせ、小さい乳首を指でいじると春華は敏感に反応してくる。 ボディーソープがちょうどいい潤滑剤となり、まるで俺の腕と春華の身体が一体になったかのような錯覚をおぼえた。 「乳首が感じちゃうのか?」 「うっ、んんっ、あっ・・・わ、わかんないっ・・・・・。」 可愛らしい顔を上気しながら、羞恥と快感に身をよじる姿は非常に色っぽい。 「っひゃううッ!!」 股に手を伸ばすと一際大きな声を出した。 構わず、なぞるようにして刺激する。 「お兄ぃちゃ・・・いやっ・・・あっあうッ、だ、ダメッ。」 足がピクピクと痙攣している。 立っているのがつらそうだ。 俺は春華を抱くようにして一緒にバスルームの床に座り込むと、いきり立つ肉棒を春華の足に擦り付けた。 「はあ、はあ・・・、これがお兄ちゃんの・・・?」 「ああ、今から春華の中に入れたいんだけど良いかな?」 亀頭が真っ赤に膨れ上がり、限界まで硬さを増した陰茎には血管が浮き出ている。 いい学校に通う女子高生にはさぞかしおぞましい物体だろう。 「・・・・・・うん。」 春華は俺に身体を愛撫されてからは終始、夢うつつのようなトロンとした顔をしている。 普段は知性的な目鼻のバランスの取れた表情も、まだ幼いところがあるせいか今は男を求める淫乱のような印象さえ感じられた。 特に少しのスキンシップでも感じてしまう敏感な神経と、大きく自己主張をしてくる胸部は今後の男関係の荒れ具合を予想させる。 「・・・じゃあ、足の力を抜いてくれ。」 春華を寝かせ足をM字型に開かせる。 いまだ放出し続けるシャワーからのお湯のせいで風呂場には霧がかかったように湯気が立ち込めていた。 しっかりとムスコの根元を持ち、春華の足の付け根の陰毛のさらに奥へとゆっくりと入り込む。 チラリと春華を盗み見ると、赤面しつつも心配そうな表情で俺との合体を待っていた。 ぐにゅ・・・ 「ひうッ・・・・!」 先端が薄い毛の奥のひだに接触する。 ズブブ・・・ 亀頭が埋まりかけたあたりで膣壁がすぼまるように邪魔してきた。 「わっ私・・・、こういうの、初めてっ、だから・・・・・。」 「わかった。ゆっくり行くよ。」 グググッ・・・ 「っ!はっ、くぅッ!・・・ああッ!」 ずぶぅっ! 「入ったぞ。」 「・・・はあっ!はあっ!・・・あんまり・・・痛くなかった。」 「・・・動いても大丈夫か?」 「うん、きっと平気。」 初めてで力んでしまっているのか、春華の中はとてもきつい。 八方からきっちり押さえつけられているようで、腰に力を入れなければまともに抜き差しも出来ないようだ。 ずるる・・・ カリで膣内のひだを引きずり出すように腰を引き、 ず、ぶっ! グイグイと周りを押し広げるようにして押し進む。 正直体力を使うが、春華のほうはもっと大変そうだった。 「ふうっ、ううっ!んっくぅ・・・あっんっうぅ!」 俺の首に腕をまわし初めての刺激にビクンビクンと身を捩じらせながら耐えている。 その声は苦痛とも快楽ともとれた。 ぐちゅっぐちゅっぐちゅっぐちゅっ! こすれあう肉の間に愛液が満たせれてきて出し入れの早さが徐々に増してきた。 「くううぅっ!んんッ!あうっ、ウンンッ!!」 すでに春華は刺激の波に押されかん高いあえぎ声を上げながら俺の肉棒を受け止めることしかできないようだ。 ズチュッヅチュッ、ぱんぱんぱんぱんっ! (すごいっ、今にもいってしまいそうだ・・・!) 俺と春華はバスルームで強く抱き合い、二人の結合部だけをせわしなく出し入れさせた。 「春華ぁっ!いくぞぉ!」 「ぉ兄ぃちゃんっ!いっ・・・、よっ!!いッ、一緒に!いこっ!」 「あっぐううッ!!!」 一気に開放された精液がドクドクと尿道を通過し、春華の未熟な膣の中に容赦なく叩きつけられた。 それまで肉棒と肉壺の間をぬめらせていた温かくヌルヌルした彼女の愛液に代わり、さらに熱くドロドロとした粘っこい俺の精液がきつい隙間に染み渡る。 「あああああッ――――――――――!!!」 春華の身体がビクッと大きく痙攣すると、泡だった白濁液がツーと溢れ出し、床に垂れていった。 「お兄ちゃんっ、恥ずかしいんだからもう降ろしてよ!」 風呂場で欲望のまま交わったあと、今度は居間で制服姿の春華を味わった。 学校の制服での行為を提案するとすぐさま突っぱねられたが、いざ押し倒すと簡単に受け入れてくれた。 幻想の中の『兄』に抱かれ近親相姦という禁忌に未だ少し思案顔だが、春華が本当に悩まなくてはいけないのは数時間前に声をかけられたばかりの男性に何度も生で犯され、種を植え付けられたことだろう。 ちなみに今、彼女は処女開通の痛みと初めてにしては激しすぎた性交によって少しふらついているため、家への帰り道を俺におぶられて帰っている。 「おぶいがいのないやつだなあ。じゃあ、そこのベンチに下ろすからな。」 小さな公園のベンチに下ろし、自分も腰掛けた。 もう外は真っ暗だ。 「ホントに歩けそうか?」 「大丈夫よ。ちょっとよろけただけだったんだから!」 「そうか。」 どうやら元気そうだ。 これならもう一人で帰れるだろう。 街頭に照らされた白く柔らかそうな肌を見ていると、また押し倒したくなる欲求に駆られたが、もう潮時だ。 「春華。」 「ん?」 こっちをみる春華の瞳。 やはり綺麗で手放すには少し惜しい。 そんな思いを消し去って、意識を春華の記憶のリンクに集中する。 『俺のことを忘れろ。お前は駅前のコンビニを出た後、この公園で寝込んでしまったんだ。お前に貴志などという兄などいない。』 そう彼女の記憶を書き換えると、記憶操作の負荷と性交の疲れからか彼女の意識は途切れ、ベンチにもたれるようにして眠りに着いた。 きっと数分もすれば目を覚ますだろう。 そして、眠りすぎたことに焦りながら、急いで家にかえるに違いない。 俺はベンチから立ち上がると自分の住処へと帰っていった。 =================================================================== 長文読んでくださってお疲れ様&ありがとうございます。 一話完結になっています。 楽しんでいただけると幸いです♪
レスを見る(4)
2004/12/23 01:04:41(hq9IgycW)
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