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大江家異能物語「確信」
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:超能力・超常現象等体験告白
ルール: 私は超能力者、そんな私の空想H体験告白
  
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1:大江家異能物語「確信」
俺の鑑定の力はかばんの中身が何か、も解かる。
見えるのではなく、解かる。
そしてかばんの重心や支点、どう持った方が効率良いかということさえ、力を込めれば解かることが出来る。
でもだからといって、
「俺は葉姉の荷物もちになったわけじゃないんだけどな。」
「はいはい!ぐちってないで車に荷物のせなさい!」
土曜、なぜか俺は葉姉の仕事につきあわされていた。
バタンッ
勢いよくドアが閉められ、運転席に座った葉姉が車を走らせた。
「一般人を巻き込むのは最低の行為なんじゃないのか!?」
もう戻してくれないのは分かっているけど、俺は葉姉にかみつかずにはいられない。
「あんたが父さんから一つでも力を受け取った時点で、立派な異能人なのよねー。」
鑑定の素質がまったくといって良いほどない葉姉はときたま、こうして代わりにその力を宿した俺を引っ張り出すときがあった。
それでも危険な場所にまで連れて行くことはなく、いくばくかの見返りも貰えるのであまんじてついて行った。
「ホームの中に敵の影響を受けた奴がいるか、ちょっと見るだけだから簡単でしょ?」
俺はその言葉でふと兼寺のことを思い出した。
「なあ、葉姉。」
「なあに?」
実はあの兼寺への不快感は今日までですでに三回、感じていた。
「俺のクラスメイトなんだけどさ。最近なんかおかしな感じがするんだ。」
「あらー、そいつ憑かれてるのかしら。それともその人自体、人外だったりして。」
弟の同級生に対してずいぶんはっきり言ってくれる。
「いや、その子はいつも通りだし、そんなやばい感じじゃないんだよ。」
「じゃーほっといて良いんじゃない?」
あーもう!自分に関係なきゃ何でもいいってのやめてくんないかな。
俺が困るじゃん。俺が!
「なあ!俺本気で心配してるんだよ!ちょっとで良いからアドバイスとかくれないか?」
俺は葉姉に詰め寄った。
すると
「あ、そっか。世司ったらその子のこと好きなんだー!」
葉姉はでっかい勘違いで返してくれた。
「そ、そういうのじゃないから!茶化すなよ!そりゃ兼寺は葉姉のンッ十倍も気立てがいブペッ!」
葉姉のパワフルかつワンダフルなマジカルパワーで、フロントガラスに叩きつけられることにより、俺の反論は阻止された。
「世司、前見えづらいからとっととどきなさい。」
「ふ、ふぁい・・・。」
この性悪女め・・・。
「そうね、世司は鑑定の力しか持ってないから、力が集中して、普通なら知りえないことまで感じ取っちゃうんじゃないかしら?」
知りえないこと?いったい俺は何を感じ取っているんだろうか。
ちなみに。
今回は土日にわたって荷物もちとして連れまわされ、翌日に全身筋肉痛になってしまったという余談がある。
 
しかしそれは意外に早く解決した。
きっかけは水曜の夕方、近所の自然公園を突っ切っているときだった。
同い年か一つ下か。
うちのとは違う高校の制服を着た女子生徒を見かけた。
もちろんそんな人は他にもいくらでもいるが、決定的な違いはその子から感じる陰鬱とした雰囲気だった。
俺にはその異様な印象の正体が何を示しているのか解かった。
そしてその雰囲気は多少の違いはあるが、兼寺から感じるものと似ているのだ。
俺は自分直感に確信に近い自信を持っていたが、それでも確かめずに入られない。
公園の隅にある小さな公衆便所。
普段は利用する人などめったにいないので、彼女が入ったあと、(少し気が引けたが)俺は隣の個室にそっと忍び込んだ。
しばらくして、隣からスカートの生地と皮膚がすれる音が聞こえる。
・・・ぬちゃっ、ぬちゃっ
俺の耳に、水気をおびた箇所をいじくる音が微かに伝わってきた。
「うん、くふっ・・・ふっ、う、んンッ・・・」
さっきまで前を歩いていた女子生徒とは思えない、妖しい声が漏れてくる。
いや、自分はこうなると解かってついてきたんだ。
あの女子がまとう雰囲気は、内面に秘めた性的欲求だった。
今から、自分がする行為への感情の高ぶりが俺に伝わってしまったのだろう。
兼寺のそれを理解できなかったのは・・・・・そんな願望がおおよそ兼寺らしくなかったから。
「はあ・・・はっはっん、はあっああん!」
隣ではまさに上りつめようとしていて、息づかいが荒くなっていた。
夢中になっている間に出ておこう、そう思い俺はその場を離れた。
なんだか冷たい水で頭を冷やしたい。
俺は公衆便所の隣に設置してあった蛇口で何度も顔を洗った。
しばらくして出てきた女子と顔があったのでじっと見ていると、相手はカアッと赤面して早足で去っていった。
 
================================================================
二話めです。
やっとそれらしくなってきたました。
まだ十五禁くらいかな?
次で完結です。読んでくれた方々に感謝です! 

 
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2004/06/12 00:05:17(ku1eKC3T)
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