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雪の降る夜
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:魔法使い体験告白
ルール: 私は魔法使い、そんな私の空想H体験告白
  
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1:雪の降る夜
投稿者: #7MILK
俺はこの春から晴れ晴れ早稲〇大学生になることが決定した長かった受験生活にも耐
え、高校も昨日卒業した。高校生活は順風満帆ですごく充実した3年間だった。大学も
現役で合格したワケだし何も悔いの残ることは無いように思われるのだが実は一つあっ
た…それは高二の冬…ある同学年で隣のクラスの女子から告白されて、それを断ってしま
ったことだ。その女子の名前は綾瀬由衣。学年でもトップ5に入るほどのかわいさでス
タイルも良い。おまけに頭も良い。現役で京大に受かった。まるでタッチの南ちゃん、
あるいは美女か野獣の松島菜々子の様な女の子だった。

そんな俺にはもったいなすぎる綾瀬から俺は高二の12月20に告白されたのだった。俺は
唖然とした。生まれてこの方17年間告白されたことなど無いこの俺が美女に告白された
のだ。告白したことなら何度もあるけど…一応成功したこともある…「私、ずっと桜田
(俺)のこと好きだったの!もし私と付き合ってくれるなら12月24日の夜9時に校庭の真
ん中に来て!そこで待ってるから!」こう言われた。天才美女の言うことはよく分から
ん。何で校庭の真ん中なんだよ!?まぁそんなことはどーでもいい。俺は実は綾瀬に
高一の時一目惚れしていた。

チアガール愛好会だった綾瀬は全校生徒の前で披露する定期公演があった。その時俺
は初めて綾瀬を見た。さっき言った通り、一目見た瞬間もう俺は惚れていた…。たぶ
ん一目惚れしていたのは俺以外にもきっと数十名はいただろう…。そんな一年以上思
い続けた綾瀬に俺は告白されたのだ。まさに奇跡とも言えるだろう。告白を受けた次
の日俺は速効友達に話した。友達はとにかく驚き、そして俺を羨んだ。かなり気分が
良かった。でもそれはほんの一瞬だった。その後すぐ誰かが「おまえと綾瀬じゃ、天と
地ぐらい釣り合ってねーよ!」聞いた途端俺はズキッとした…!

確かに俺と綾瀬ではそれこそ美女と野獣だ。俺は100%OKするつもりだったのに、急に
悩み始めた。「本当に俺なんかでいいのか…?」と毎日自問自答する日々が続いた…。
そして24日…俺は約束の時間直前まで答えに悩んでいた…。そして8:45ついに一つの
答えが出た。「行くのをやめよう…。俺には綾瀬はもったいなすぎる…」そして9:00を
回っても俺は家に居た。外は朝から降りだした雪が夜には少し強くなって積もってい
た。次の日、俺は普通に学校にいった。終業式だった。綾瀬は来てなかった。すると
綾瀬の友達がいたので俺は避けていた。するとその二人が喋っている声が聞こえてき
た。「由衣、風邪だって。昨日雪降ってる中2時間以上ずーと外にいたらしいよ!」か
なり胸が痛かった。綾瀬はずーと俺が来るのを待ってたのか…。でもこれでいいんだ。
俺はそう自分に言い聞かせていた。そしてあれから今まで綾瀬はいろんな奴から告ら
れていた。しかし結果はいつも綾瀬がふって終わる。答えはいつも決まって「私好きな
人いるから…」だった。その好きな人が果たしてまだ俺なのか?それとも他の男子なの
か?それは分からない。分かっているのは俺は結局綾瀬がまだ好きだってことだ。
あの雪の降る夜に戻れたら…俺はそんな風に今も悔いを残していた。そしてある日、
怪しげな店を見つけた。いつもなら素通りする通りなのだが、この日は異様に気にな
った。「夢を叶えるならこの薬しかない!」と店の窓に大きく貼ってあった。俺はなぜ
か夢にかけてみたくなった。家に帰って薬の入った袋の封を切ってみると中からリポD
の様なビンに入った妙なドリンクの様なモノが出てきた。ふたを開けると匂いは極めて
臭く、怪しすぎるというより恐すぎる…飲んだら死ぬんじゃねーのか…意を決して俺
は一気に飲んだ!

俺はすぐに眠くなってしまった。寝て起きると外は雪が降っていた!まさか…携帯を
見ると日付は12月24日になっていた!マジでか!?もしかして夢が本当になっちまっ
たってのか!?ってことは今日の9:00に行けば…。俺は答えをどういう風に言おうか
緊張していた。そして時間は9:00近くになった。俺は洛南第一高校に向かった。校庭
に綾瀬がいるはずだ!俺は未だにはっきりした返答は考えついていなかった。ただ俺
はとにかく綾瀬が好きだということだけは伝えようと思っていた。そして校庭に行っ
てみると、雪が積もった校庭の真ん中に綾瀬が立っていた!

「綾瀬っ!」俺は綾瀬の名を読んだ!「桜田!」綾瀬はびっくりして俺の方に振り返った。
その後少し沈黙が続く…二人の吐息が白く空気に溶けていく…すると綾瀬が泣き声で
言った。「来てくれたんだぁ…」俺はその言葉を聞いた途端、とっさに綾瀬を抱きしめ
た!「綾瀬!」「本当に私と付き合ってくれるの?私なんかでいいの?」「当たり前だろ!
むしろそれは俺の方だよ!」そう言った瞬間に綾瀬は俺の胸中で本格的に泣き出した。
そして泣くのが納まり始めた頃、俺達は見つめ合った。そして綾瀬がそっと目をつぶ
る。俺は綾瀬の柔かい唇に唇を近付ける…~END~
 
2003/03/21 22:49:51(4xQEweA4)
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