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1:結構披露宴5
投稿者:
女装魔法使い
「皆様方の楽しい余興もありまして祝宴もたいへんに盛り上がりました。…さて、新婦様におかれましては、お色直しのため、しばし中座させていただきとう存じます。皆様、拍手で新婦様をお送りくださいませ。」
カン高い司会者の声で志津子はふと我に返った。気がつくと志津子は新婦の席に座っている。隣には最愛の伴侶がいる。会場の参列者も各テーブルに座って歓談しているようだ。裸で絡みあう人など、会場のどこにもいる筈がないし、ましてや、自分の身体が小さく幼くなっているわけでもない…あれはなんだったのか…白日夢にしても妙に生々しくおぞましい。股間の痛みさえ生々しくいまだに感じられる気がする。そんな淫らな妄想をする程に自分は淫蕩な女だったのだろうか…。 同僚の加奈も由香も彩美もいる…阿部先生も和江も唯も真理も茜もいる。レオタードなんか着てないし、まして裸なんかじゃない。カラフルなカクテルドレスや鮮やかな振袖姿で、私に笑って手を振っている。岸田家のテーブルには可愛い久美ちゃんもいるし、長男家のテーブルには兄の卓也もいる…兄を憎む気持ちがあんなおぞましい妄想を産んだのだろうか?…兄にあんな仕打ちをしたいと思う程に私は兄を憎んでしまっているという事か?…いや、それとも私には本当は淫乱な本性が潜んでいて、心ならずも兄を蠱惑してしまっていたのだろうか…とすれば、私が一番に淫蕩な女…悪いのは私…。 志津子の思考はお色直しを促すホールスタッフにより中断させられた。志津子は席を立ちあがり、優しい笑顔で見送る新郎を会場に残し、お色直しへと向かった。 ******** 志津子は純白のウェディングドレスから、淡いピンクのカラードレスへと着替えて会場に戻ってきた。会場入口のドアはまだ閉まっていたが、そこには新郎の竜治が待っていてくれた。志津子は竜治にニッコリとほほ笑み、隣に並んでドアの前に立った。 「新郎新婦様のご入場です。皆様、拍手でお迎えください。」 司会者の声と供に新郎新婦の前のドアが開けはなたれ、新郎新婦にスポットライトが浴びせられた。はれがましき場面、志津子は美しい笑みをたたえ、新郎と供に一礼すると会場の中へと歩み出した。悪い夢は忘れ、今このひとときを、竜治と参列者のみんなと一緒に心ゆくまで楽しもう、竜治と腕をくみ歩きながら、そう志津子は気持ちを切り替えていった。 ******** 「では、キャンドルサービスに移りたいと存じます。新郎新婦様、ご用意をお願いいたします。」 志津子はホールスタッフに促され主賓テーブルから会場の反対側に移動した。先ほどお色直しで出てきた一番下手のドアのところ、そこで下手から上手に向かい各テーブルを巡るのだ。それまでのヒーリング系の柔らかなBGMから、軽やかに「てんとうむしのサンバ」のBGMが流れ始めた。 「各テーブルともキャンドルの準備はよろしいですか?新郎様もキャンドルの準備はよろしいでしょうか?…では、お願いいたします。」 司会者の言葉と供に、会場の男性達が立ち上がり、ズボンを下ろし始めた。そして、更に新郎がやにわにズボンを脱ぎ始めたのだ。 「なっ…」 志津子は目を丸くして驚いたが、次の瞬間、あの白日夢と同じように身体の自由が利かなくなってしまった。 (えっ…あれは私の妄想ではなかったの…あれは…あれは…???) 「ではキャンドルサービスを始めさせていただきます。新婦様より、皆様のキャンドルにサービスさせていただきます。…なお、ご婦人方は新郎様のキャンドルへ祝福のサービスをしていただきたくお願いいたします。」 (えっ…皆様のキャンドル?新婦がサービスって、何?私が一体なんなの?何がどうなっているの?…) 志津子はまったくわけが分からない…一体何がどうなっているのか…。しかし、混乱しているのは会場の中では志津子一人であった。他の者すべては既に私の快楽世界の術中の中に落ちていたのだ。 「さあ、志津子…皆さんキャンドルを準備してお待ちかねだよ…知らないわけないだろう、ほら、このご婦人のように、君も皆さんにして差し上げなさい。」 そう語りかけた竜治の下半身には妙齢なご婦人がまとわりつき、竜治のペニスを一生懸命にフェラチオしていた。気がつくと下半身裸の礼服の男たちが志津子のところへ近づいてくる。それを目の当たりにした志津子は一瞬にして目の前が真っ暗になった… (あれは夢ではなかったの?…あの忌まわしい淫らな宴がまだ続くというの?…。) すると、志津子は父と母と兄に押さえつけられ、まず一本目のキャンドルの前に引き立てられた。 (お父さん、やめて…お願い…お母さん、助けて…お兄ちゃん…) 志津子の悲痛な叫びは父にも母にも届かなかった。志津子は無情にも実の家族により膝まづかされ、口をこじあけられ、無理矢理に目の前のペニスをくわえこまされたのだった。 (んっ…んぐっ…) 志津子がくわえたのは初老の60歳は超えようかという男性のものだった。激しいむせ返るような異臭であるが、後ろから押さえられた上に、更に頭をその男性にしっかりとわしづかみされ前後に揺さぶられている志津子にはどうしようもなく、されるがままに、ただ男性の終わるのを待つしかなかった。 「おぉう、こんな別嬪な嬢ちゃんにしてもらえるとは、夢みたいじゃぁ、…あぁぁ気持ちええ…ほんまに極楽じゃあ…しかもこんな綺麗なドレスの別嬪さんが…こがいにビンビンなのは何年か振りじゃ…んんっ…んっ…んあぁぁっ!いくっ、おぉぉぉ、…いくでぇ、嬢ちゃん、何年かぶりのわしのザーメンじゃあ、残さず飲み干すんじゃぞ!」 ズビュッ!ビュビュッ! その男性が射精している間、志津子はペニスをくわえたまま頭を押さえつけられ、勢いよく出た男性の精液は志津子のノドの奥にまで大量に叩きつけられた。 (ゴホッ!ゴホッ!…うっ、…ぉえぇぇぇ…) むせる志津子、その唇からは唾液と混じりあった白濁液が垂れてくる。…しかし、志津子は休む間も与えられず、すぐ次のペニキャンドルが待ち構えている。 「おお、長男君、入社した時から君をずっと見ていたんだよ。憧れの君にフェラチオしてもらえるなんて夢のようだよ。更衣室に入ってどれだけ君の制服でオナニーした事か。夢が叶ったよ…。」 そう言って志津子の眼前に汚らしいペニスを突き出してきたのは、会社の上司の鴨志田勉だった。会社では女子社員にも人気のある紳士的な理想の上司だった鴨志田部長である。再び志津子はそのペニスを無理矢理に口一杯に頬張らせられた。 「あぁ…気持ちいい…長男君のドレス姿はとても興奮するよ…最高だぁ…」 (なぜ…部長…こんな…ひどい…んっ…んんっ…) 「皆様、新婦様も大変ですので、恐れいりますが男性の方はご自分でしごいていただいて、事前の準備をしてくださいませ。」 司会者である私の案内で男性の参列者達は一斉におのがモノをしごき始めた。中には我慢できずフライングして新婦のブーケやドレスの背中に白濁液をほとばしらせる者もいた。いつしか、新婦の周りは欲情をたぎらせた男達が群れをなしていた。一方の新郎もご婦人方におのがキャンドルを馳走するのに忙しく、次々と女性達の顔面に白濁液をふりかけていた。 ******** 「新郎新婦様もあまりの人気に大変でございます。お時間の都合もございますので、両家のご家族を代表いたしまして卓也様と久美様にもご協力をお願いいたします。卓也様、久美様、準備はよろしいですね。」 (えっ、ま、また!…お願い!これ以上、久美ちゃんにひどい事をさせないで!!…ううっ…久美ちゃん…お姉さんになる約束したのに、助ける事もできない…ううっ…) 感傷にひたる間もなく、志津子の唇には次々と、もう誰のものかもわからないペニスが群がり寄ってくる。ふと、志津子の視野の隅に、美しい長い髪の濃紺のブレザー制服の後ろ姿が映る。美しい長い黒髪の女子高生には男たちもたまらず群がっているようだ。 (…久美ちゃん…ごめん…) 志津子は瞳を閉じて、溢れる涙と久美の後ろ姿を断ち切った。 ********
2012/01/26 22:29:54(Sf0JlBut)
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