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1:雪菜6
投稿者:
液男
◆p.LufJKJx.
さえない風体の男がいる。
背が低く、足が短く、太っている。にきび面で、額がかなり後退している。 自信なさげに下を向き、ときどきキョドキョドと辺りを見回す。悪いことを しているようでもないが、他人を恐れているとしか思えない態度だ。 誰が見ても小物である。強そうでも、頭が良さそうでもなく、善良そうでも なければ、悪そうでもない。 まったく取るに足らない、つまらなさそうな男……これが実は、恐ろしい秘 術を使う魔法使いだなどと、誰が想像できるだろうか? 初夏の陽気を受けて、額から噴き出す汗をハンカチで拭きながら、男は駅の プラットフォームに佇んでいた。 時間は、午前7時。周りは、会社へ向かうサラリーマンや、電車通学の学生 でいっぱいだ。そのなかで、襟の汚れたTシャツに、だぼだぼのスラックスを はいている彼は、あまりに浮いていた。これから会社へ出勤する、というに は、この格好はだらけすぎている。 そう、彼は働きに行くのではない。自分の趣味のために電車に乗るのだ。 7時10分。三両編成の電車が到着し、無数の乗客に混じって、彼も乗り込 む。 クーラーの効いた車内で、彼はやっと一息ついた。それから、どこに座ろう かと考えながら、車両の中をうろつき始めた。 席の埋まり具合は、およそ90パーセントといったところだ。余っている席 自体、ほとんどない。 (でも、できるなら、ただ空いてる席に座るんじゃなく、可愛い女の子の隣り に座りたいよなぁ) ……男がそう思った次の瞬間には、ちょうどいい席を見つけ出していた。 彼が見つけ出した理想の席は、最後尾の車両にあった。他の車両がそこそこ 混んでいるのに、その車両だけは、人っ子ひとりいなかった。まるで、そこだ けが台風の目であるかのように。 いや、正確には、ひとりだけ乗客がいた。高校の制服を着た女の子だ。 セミロングの黒髪で、メイクっけもない、真面目そうな女の子。足元には、 通学カバンと、テニスのラケットケース。ボックスシートの窓側の席に座り、 こっくり、こっくりと舟をこいでいる。 男はきょろきょろしながらも、一直線に少女のところへ向かい、彼女の隣り に腰掛けた。 にやりと笑う。いやらしい視線が、少女の体を舐め回す。 まず、ミニスカートから伸びるしなやかなフトモモに、視線が固定された。 ほどよく肉がついていて、それでいて太すぎない、健康的なフトモモだ。男の 劣情を刺激する、エロい脚……。 男の汗ばんだ手が、その表面にそっと置かれた。スベスベとした、若い女の 肌を撫でる感触が、男を笑顔にさせた。 (はー、はーっ、起きるなよ……起きないでくれよ……) もっちりとした極上の若い肉は、男の指に吸いつくようだった。表面を撫で るというより、フトモモ自体を握るように揉んでいるようなさわり方だった が、少女は安らかな寝息を立てたまま、目覚める気配もない。 スラックスの中で、チンポが大きさを増していく。男はニヤニヤとだらしな い笑みを浮かべていて、唇からダラーッとツバが漏れ落ちた。そのツバは、少 女の制服の胸の辺りにこぼれ、薄い白シャツを透けさせる。それによって男 は、この少女が、水色のブラジャーをつけていることを知った。 (む、胸も大きそうだな……ちょ、ちょっと測らせてねーっと……) 男は、少女の背中を抱くように手を回し、シャツの上からオッパイをわしづ かみにした。手からあふれるような、たっぷりとしたボリューム。大人しそう な顔に似合わず、Dカップはありそうだと男は判断した。 片方の手でフトモモを撫で、もう片方の手でおっぱいを揉みしだく。寝てい る少女に、やりたい放題である。もし少女が目覚めたら、男は一巻の終わ り……のはずなのだが、その行動に恐れは見られない。 それどころか、さらに彼は大胆な行動に出た。突然立ち上がると、はいてい たスラックスを、ためらいなく脱ぎ捨てたのだ。 勃起したチンポが、公共の空間である車両の中でさらされる。しかし、それ を目撃したのは、持ち主の男ただひとりだ。もうひとり、同じ車両内にいる少 女は、相変わらず眠り続けている。桃色の唇を半開きにした、無邪気な寝顔 で……。 (はあはあ、はあはあ、柔らかそ~な唇だぁ……きっと、オナホなんかよりよ っぽど柔らかくて、気持ちいいに違いないぞ……) 男は胸を高鳴らせながら、更なる卑劣な行為に及んだ。少女の頭に手を添え ると、そのふっくらとした唇に、醜いチンポの先端を押し付けたのだ。 いや、それだけでは終わらない。ゆっくりと少女の頭を引き寄せ、少女の口 の中に、ぐぐっとチンポをねじ込んでいったのだ。 (おおお~っ! す、すっげー……! ねっちょり柔らかくって、あったけぇ ~!) はっきり言って男のモノは短小だったが、それでも目いっぱい突っ込めば、 少女の浅いノドを先端で突くぐらいのことはできた。呼吸が不自由になり、少 女は苦しそうに眉根を寄せるが、それでも目を覚ましはしなかった。 男は、ヘコヘコと腰を前後に振り、少女の口腔をチンポでかき回した。まる で、少女の肉体をオナホとして使っているかのように。 見知らぬ男のチンポを咥え込んだ少女は、無意識のうちにチュウ、チュウと 汚いモノに吸い付き、さらに舌を絡めて、男の性欲処理を助けていた。暗闇の 中で、手触りだけでそれが何なのかを当てようとしているかのように、丁寧 に、時間をかけて、ヌルヌルの舌でペニスを撫で回した。 (はあ、はあ、やっぱりオナホにするなら、女子高生だよな……。オカズとし ても、やっぱりこれくらいの年齢が一番いいや……今後のためにも、ちょっと 保存しておくか……) 無意識のうちにフェラを強要されている少女の顔に、男はあろうことか、ケ ータイのカメラを向けて、写メを撮影した。パシャ、パシャッと、大きなシャ ッター音が響く。それでも……しつこいようだが、少女は目を覚まさない。他 の車両からも、誰もやってきたりしない。 (ううっ、それにしても、こりゃーすごい刺激だ……もうすぐ駅に着くし、朝 の一発、そろそろ抜いとくかな……) ぐっちゃぐっちゃと、ネバっこい音が響いていた車両が、急に静かになっ た。 男は背中を丸め、股間に少女の頭を挟むようにして、肩をビクン、ビクンと ふるわせ始めた。射精しているのだ。肩と一緒にチンポも脈打ち、ドビュ ッ……ドビュッ……ドビュッ……と、断続的に少女の口内に、精液を吐き出し ている! 男は、少女がいつ目覚めるかもわからない時に……誰の邪魔が入るかもわか らない電車の中で……最後まで落ち着いて痴漢行為を働き、口内射精までやっ てのけ、文句なしに満足したのだった。 チンポをちゅぽんと引き抜く。すると少女は、精液と唾液が混ざった緩い白 濁液を、ゴボッと吐き出した。 大量の液体が少女の胸を濡らし、シャツをほぼ完全に透けさせ、内側のブラ をほぼ完全に丸見えにしてしまう。唇にも、ゼリー状の精液がへばりついてい て、非常に卑猥だ。そして何より、臭いがすごい。精液のナマ臭さが、これは もう車両中に充満している。 そんな酷い状態の少女をほったらかして、男は別の車両に移動した。 (ふう、気持ちよかった……朝から出すモノ出すと、やっぱりスッキリするな ぁ。 あ、でも、チンポ拭くの忘れた……このままスラックスはいたら、ベトベト するよなー。どうしよう) 実はこの時、男はフルチンのままであった。スラックスは、はかずに肩にか けている。先ほどの、眠っている少女以外誰もいない車両とは違う。起きてい る乗客が何人もいる、別の車両に、そんな格好でいたというのに……誰も何も 言わなかった。 というか、誰も彼の方を見ていなかった。サラリーマンも、高校生も、男も 女も、彼が近くに来た時だけ、別な方を向いていた。誰も、男の異常な姿を目 撃していないのだ。 (えーと、何かチンポをキレイにするのにちょうどいいものは……あ、これが いいな。使わせてもらおう) 彼の視線の先では、つり革や手すりにつかまった数人の女子高生たちが、大 声でおしゃべりをしていた。さっきみたいな真面目そうな子と違い、彼女らは 指輪やピアスなどのアクセサリーをしていたり、髪を茶色に染めてたりと、ど ちらかというと遊んでるギャルっぽい感じだ。スカートの丈がすごく短く、今 風でそれなりにソソる容姿だったので、彼の標的に選ばれてしまった。 彼は、彼に背を向けているギャルのひとりに近付く。彼女が肩にかけている バッグのファスナーが半分ぐらい開いていて、中から水筒が顔を覗かせてい た。 ギャルどもに気付かれないように、その水筒をバッグから引き抜くと、彼は それのフタを開け、チンポをひんやりした水筒の中に挿入していった。 中に詰められている冷たい飲み物が、ちゃぷちゃぷと汚れたチンポを洗う。 精液だとかカウパー液だとか、少女の唾液などの汚れが、全て水筒の中に溶 け込んでいく。 (これで水洗いはできた……それにしても冷たいな……あ、やべっ) チンポを冷やされて、男はうっかり「じょろっ」と、少量の小便を水筒の中 に漏らしてしまった。 (ここまでするつもりはなかったけど……ま、別にいいか) 男は、元通り水筒のフタを閉め、ギャルのバッグに、元通り入れ直しておい た。 そして、そのギャルのお尻に腰をすり付けて、チンポに滴る水分を、ミニス カートで拭き取り、ようやくスッキリして、スラックスをはいたのだった。 やがて、駅に到着する直前、ギャルのひとりが仲間にこう言った。 「ねえミカ、お茶少しちょうだいよ。ちょっとノド渇いてきちゃった」 「いいよー。でも、ちょっとだけだかんねー」 ミカと呼ばれたのは、男が水筒を借りた少女だった。ミカは、ファスナーの 半分開いたバッグから、男がチンポを突っ込んだ上、小便を注ぎ込んだ水筒を 取り出し、友達に渡した。 渡された友達は、グロスのついたプルプルの唇に、直接水筒の飲み口をつけ て、中身をゴクゴクと飲み始めた……が、すぐに変な表情になり、口を離し た。 「ミカ、これ、お茶じゃないの? 変な味するよ……? 何か、しょっぱい」 「え? ウソ……ただの麦茶よ? ちょっとちょうだい」 ミカは友達から水筒を返してもらい、自分でも口をつけて飲み始めた。反応 は、同じようなものだった。 「んー? 何だろ、ホントにしょっぱい。塩とか入れてないんだけど な……?」 見ず知らずの男の小便を飲んだことにも気付かず、ギャルたちは首を傾げて いた。 そして駅に着いた。男はひとり、ニヤニヤしながら、電車を降りた。 (ふひひ、最近、なんかいいことばっかり起きるなぁ。やっぱり、こないだ拾 った、この本のおかげかなぁ) 男は朝の繁華街を歩きながら、スラックスのポケットに入れた手帳サイズの 古書のことを考えていた。 ある日の散歩中、彼はその本が道に落ちているのを見つけた……革装丁の、 かなり古そうな本だったので、価値があるかもしれないと思って拾っておいた のだ。 内容は外国語で書かれていて、さっぱり読めなかったが、表紙のタイトル部 分にだけ、日本語で書き込みがしてあった。【旅人と砂粒の書】と……おそら く、これがこの本のタイトルなのだろう。 (たぶん、外国の知らない宗教の聖書みたいなモンなんだろうな。神様が宿っ てるんだ……だから、それを持ってる俺を守ってくれてるんだな) 彼の予想はおおむね正しい。【旅人と砂粒の書】は、強力な魔力を秘めた魔 法書で、内容を読まなくても、持ち主のために自動で魔法を使ってくれるとい う特性があるのだ。 この書に記されているのは「平行世界間の移動魔法」であった。 パラレルワールドという言葉がある。我々が存在しているこの世界とそっく りの、しかしどこがが違っている別の世界のことだ。 例えば、地球が存在しなかったり、人間の代わりに馬が知性を持って世界を 支配していたり……そんな桁外れに大きな違いのある別世界もあるかもしれな いし、あるいはあなたの足元の砂粒のうち一粒が、たった一ミリだけ大きさが 違っているだけで、それ以外は全然違わない別世界なんてのもあるかもしれな い。 とにかく、そういった少しずつ違う世界が、この世界ではないどこかに無限 に存在しており……無限に存在する別世界の間を、【旅人と砂粒の書】を持つ 者は移動できるのだ。 その移動は、本人も気付かないうちに行なわれる。例えば、駅で「可愛い女 子高生がひとりで乗ってる車両に乗りたいなぁ。あ、その女子高生が眠りこけ てると、なおいいかも」なんて考えたとすると、そういう条件の電車がプラッ トホームに入ってくる別世界に、瞬間的にテレポートするのだ。 「眠ってる女子高生にイタズラしよっと。でも起きて騒がれると困るから、寝 たままでいてくれよー」と考えると、女の子が目覚めずに眠り続ける世界に移 動する。チンポを出したまま移動する姿を人に見られたくなければ、偶然他の 人がそっぽを向いている世界に移動する。 つまり、どこまでも彼にとって都合のいいことが起きるように、世界自体を 合わせてしまうのだ。 彼は、意図して魔法を使っていないが、持ち主を守るため、【旅人と砂粒の 書】は、彼の望んだ世界へ、彼を移動させ続ける。魔法の内容を理解していな いので、この幸運を性欲処理にしか使用していないが、やろうと思えば世界征 服だってできる魔法だ(彼が世界征服した世界へ移動するだけだから、すごく 簡単である)。 射精をしてスッキリした後でも、その快感を彼が嬉しく思っていたら、再び その快感が味わえるよう、彼のキンタマの中が精子で満タンになっている世界 へ移動するので、何度でも間を置かずに、彼はそこらにいる女性を食い物にで きるのだ……。 ・・・・・・。 「なんだか、妙な魔力を感じるのよね」 早朝のデートを楽しんでいると、雪菜がなにやら物騒なことを言い出した。 「あっちの駅の方から、かなり大きな魔力を……誰かが、変な理由でヤバイ魔 法を使ったとかじゃないといいんだけど」 俺の彼女、雪菜は、かなり経験のある魔法使いだ。特に、自分の肉体を自由 に変化させる魔法に優れている。 その魔法を使って、俺らは普段、愛を深め合っている。具体的には、彼女の 体を変化させて、いろいろ変態的なプレイに興じているわけだが……。 しかし、世の中にはそんな平和な魔法使いばかりがいるわけではない。この 間も、【慈悲と友愛の書】とかいう魔法書を持った魔法使いが、雪菜のカラダ 目当てで、俺たちに襲い掛かってきたのだ。 あの時は雪菜が守ってくれたが、また変な魔法使いに襲撃されたら、今度は どうなるかわからない。 ……というか、【慈悲と友愛の書】の襲撃の時、雪菜が取った解決法がそれ はもう非道なものだったので、できればもう二度とあんな方向で彼女の手を煩 わせたくないのだ。 「ふーん? じゃあ、私にやらせたくないなら、次はあなたが私を守って ね?」 そんな無茶を言いながら、雪菜はクスリと笑って、甘えるように俺の腕に抱 きついてくる。 一般人の俺には、どうやっても魔法使い同士の争いに手を出せないが、こん な可愛い彼女を守るためなら、命の一つやふたつ捧げても惜しくはない。…… 捧げるような事態の発生を、歓迎はできないが。 しかし、歓迎してなくても、災厄は向こうからやってきた。 ……なぜか、チンポを出した状態で。 ・・・・・・。 男は、目の前でいちゃつくカップルを見て、正直ムカついていた。 魔法書を手に入れるまで、30年近く彼女も女友達もいなかった彼は、普通 のカップルを見るだけで苛立つようになっていたのだ。 そして、目の前の奴らは、腕を組み、笑顔でささやき合い、人の目も気にせ ず幸せオーラを出しまくっている。 こんなバカどもには、もてない男代表として天罰を加えねば。今日一日、嫌 な気分で過ごさせてやる! そう考えた彼は、その場でスラックスを脱ぎ、再びチンポをさらけ出した。 露出狂に出会って、可愛い彼女が精液ぶっ掛けられでもすれば、この盛りの ついた奴らも冷めるだろ! 勃起したチンポを手でしごきながら、男はカップルに近付いていく……。 ・・・・・・。 薄汚れた小男が、オナニーしながらこっちに近付いて来ている。 なんだこの状況。え? ギャグ? 不審に思いながらも、俺はとにかく背後に雪菜をかばった。彼女が見ていい のは俺のチンポだけであって、こんな頭のおかしい露出狂のモノなど見る必要 はない。 しかし雪菜は、後ろから俺の前に回りこんで、逆に俺をかばう様子を見せ た。 こんなただの変態、俺ひとりでも何とかするつもりだったのに……しかし、 彼女の表情は予想外に真剣で、俺は考えを改める必要に迫られた。 この男……ただの露出狂ではないのか? 「ものすごい魔力を放ってるわ……この男。見た目からは想像もできないくら い……。 さっき、駅で魔法を使ったのも、あなた? 何をしたの……?」 雪菜に睨みつけられながらも、男は平然と、チンポをしごき続けている。 「答えなさいっ!」 雪菜の髪が渦巻き、数本の黒い槍となって飛んだ。標的は、もちろん目の前 の露出狂。 直撃すれば、人体でもやすやす貫通してしまう髪の槍を、しかし男は避けよ うともせず……。 ただ、姿を消した。 「えっ!?」 雪菜は、驚きの声を上げた。もちろん俺も、目を見開いて呆然としている。 何をしたのか知らないが、男は消え去った。誰もいない空間を、黒い槍が空 しく通り過ぎた。 ・・・・・・。 「えっ!?」 目の前の少女が、驚きの声を上げた。 驚いたのは、男も同様だった。少女の髪が動いたかと思ったら、槍みたいに 尖って、自分に向かって飛んでくるのだから。 だが、それらの槍は、一本も彼には当たらなかった。つまづいてこけそうに なったおかげで、頭上を槍が通り過ぎていったのだ。 彼はこの時、「つまづいて前屈みになって、槍を避けることのできるパラレ ルワールド」に移動していたのだが、本人に自覚はない。 代わりに、何が起きたのかを理解したのは、男に攻撃を仕掛けた少女――雪 菜だった。 「なんて魔法……量子テレポートを使ったプレーン間移動!? まさか……噂 にだけ聞いたことあるけど、【旅人と砂粒の書】だっていうの……?」 顔色を変えた彼女は、身をひるがえし、彼氏の腕をつかんで、脱兎のごとく 走り出した。 「お、おい、どうした雪菜!?」 彼氏が、それこそ何が起こったかもわからず、少女に引きずられながら問い かけた。聞かれた少女は、もっと速く走れと急かすように、早口で彼氏に告げ る。 「逃げるのよ! 伝説の【旅人と砂粒の書】……私でも勝ち目がないわ!」 カップルは、走って男から逃げる。 男は、走り去るふたつの後ろ姿を見ながら、考えていた……少女の言葉に、 興味を引かれたのだ。 (あの少女、俺の【旅人と砂粒の書】を知ってるのか? 気になるな……イタ ズラするだけでなく、いろいろ聞き出したいな……) そう思い、彼はカップルの後を追い始めた……もちろん、チンポを手でいじ りながら。 続く、といいなぁ。
2010/06/21 01:21:21(KAwlSbTf)
投稿者:
(無名)
液男さん更新ありがとうございます!
こんなに慌てた雪菜は初めて見ましたのでかなり興奮しました! 男があの女が変な力を使えなくなったらいいのに、と思うだけで雪菜は魔法が使えなくなるし 雪菜が意に反して体を変化させられる姿とかも想像したらドキドキしてきます 早く続きを読みたいのでどうかよろしくお願いします!
10/06/21 07:15
(06oD/rg/)
投稿者:
(無名)
雪菜との戦いに勝利する未来も選択できるわけだ。
その可能性をゼロにしないとコイツには勝てない…。 いくらなんでもチート過ぎるだろw
10/06/23 22:15
(F7KXtZIO)
投稿者:
(無名)
この小説のファンの者です
今回の魔法使いはあくまでもラスボスの前触れ的な紹介にしてもらって対決はまだ先にしてほしい それまではまだ雪菜がなんとか闘えるようなレベルの魔法使いと闘わせて徐々にレベルアップさせていくのはどうでしょう? 物の大きさを自在に変えれる魔法書や時間を自在に操れる魔法書とかのほうが 苦戦はするけど雪菜がなんとか闘えるレベルではないでしょうか? 特に時間を自在に巻き戻せる魔法使いの登場には期待してます、 いきなり放尿してた時の状態に戻したり、エッチしてイッた時の状態に戻したり、 過去に相手の体験した事なら何でもその時の状態に戻す事ができる敵なんかいかがでしょう? ぜひともご検討願います
10/06/26 10:38
(by.8/XvY)
投稿者:
???
この書の能力は凄いけど、男を倒すのは別に難しくないだろ。
例えば、雪菜も一度だけパラレルワールドに行けば良い。書がない世界でも、書がただの本である世界でも、男が決して書を入手出来ない世界でも良い。 もっと簡単な方法だと、この書はあくまで「所有者の願望を叶える」んだから、 願望がない、寝てる時や意識のない時、もしくは満足してる隙、に書を奪って、雪菜自身が所有者になれば良いだけ。
10/06/27 10:44
(AHZtIdi.)
6
削除済
2010/08/10 02:27:46(*****)
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