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1:僕は彼女の魔法に、もうメロメロ・高1初夏編・その3
投稿者:
魔亜のしもべ
校門の前で、魔亜ちゃんを待ち伏せする三人の姿があった。校舎の屋上には、その様子を眺めなが
ら、ため息をついている魔亜ちゃんがいた。 僕は、魔亜ちゃんの横に立って横顔を眺めては、ミニスカートから伸びる真っ白な太ももに股間をふ くらませていた。「学校」というシチュエーションによって、なんだか不思議な性欲が異常なくらい にかき立てられる。 魔亜ちゃんの太ももは、それだけで魔法である。一見しただけで、ミニスカートをたくし上げ、お尻 や性器を覆う白い下着の中に右手をしのばせ、いちばんやわらかな部位をもみもみしないでいられな くなってしまう。 パンツの布から伝わる少し湿った感触。僕は調子に乗って、パンツの隙間から指をしのばせ、二本の 指で割れ目を開いて、魔亜ちゃんの体内に中指を挿入してみた。 生暖かい“ヌルッ”という感触が指先に伝わったが、そのとたん、電流のようなものが体中に走っ た。僕は苦痛のあまり、「ギャッ!」と叫んだ。手は魔亜ちゃんの股間からはじき飛ばされていた。 魔亜ちゃんは魔法で高圧電流のようなものを作り、性器の奥からそれを流したんだろう。 何か思い悩んでいるときに、不謹慎なことをしてしまった。僕は反省した。 僕は思う。魔亜ちゃんなら、彼女たちの心をコントロールして、自分に危害を加えないようにするこ となんて簡単にできてしまうはずだ。それどころか、指をさすだけでこの世の中から消してしまうこ とだって。 でも魔亜ちゃんは言う。「だって、それは犯罪でしょ? 彼女たちを消してしまうのは、苦痛が伴わ ないだけで、殺してしまうのと同じこと。私が魔法を使えるというだけで、免罪されるはずはないも ん。何でもできるからと言って、何でもやっていいということにはならない」 魔亜ちゃんなら、あの空に輝く太陽さえも、指先を向けるだけで消してしまうことができるだろう。 でも、それをやってしまったら、この地球どころか、全宇宙のバランスがくずれ、存続できなくなっ てしまう。 彼女たちの頭に魔法をかけて強制力を働かせるのは簡単だけど、それもやっぱり犯罪。彼女たちに自 分の力を見せて、あとは彼女たちの意志に任せるのことくらいしか、今のところ思いつかないらし い。それが最善策かどうかはわからないけれど……。 魔亜ちゃんは、屋上のフェンスについていた肘を離して体を起こすと、校門の三人に向けて右手の人 差し指をさした。僕はすぐにその先を見た。ついさっきまで校門で張っていた三人の姿が、忽然と消 えていた。 「今、彼女たちは、この世の中のどこにも存在していないの。生まれてこなかったことになっている の。でも、実際には生まれたわけだから、このままだと、殺人と同じ」 今度は、反対側を向き、2メートルくらい先の地べたに向かって、さっきの人差し指をさした。ほん の数秒前まで校門付近にいたはずの三人が、姿を現した。 「これで、さっきの“殺人”は帳消し。でもね。ここで彼女たちの記憶を消すと、元の木阿弥なの。 私が魔法を使う前の状態に戻ってしまう。三人は、また校門で私を待ち伏せるでしょうね」 三人は、いったい何が起きたのかと、自分が置かれている状況を把握できず、あたりを見回すばかり だった。自分に起こった出来事は、常識では理解できるはずがない。腰が引けて、四つん這いで周囲 をキョリョキョロと見回すしかなかった。 魔亜ちゃんは三人に近づいていく。先輩たちは、やっとのことで魔亜ちゃんを認識した。目の前に、 とても気にくわないと思っていた一年生の姿。一年生とこの不思議な出来事と関連性とは? それを 模索し始めたに違いない。でも、関連性がないわけはないと、何となく直感するしかなかった。 「先輩。私、魔法を使って何でもできるんです」 魔亜ちゃんは、人差し指を立てて、クルクルと回しながら言った。 そのうち、三人のうちの一人に人差し指をさすと、すぐにその生徒に異変か起きた。両手で自分の体 を抱くような格好になり、次第に苦しみもだえる形になった。最初は、魔亜ちゃんが彼女の呼吸を止 めているのかと思ったが、魔亜ちゃんがそんなことをするはずがない。よく見ると、少しずつではあ るが、着ている制服が小さくなり、肌に密着し、体を圧迫し始めているのがわかった。 魔亜ちゃんは、なおも彼女に指をさし続けている。 「着ている服のサイズを、すこーしずつ、小さくしているんです。最後には、どうなるのかな?」 魔亜ちゃんが魔法を使うときには、別に指をさす必要はないのだが、これはたぶん、三人たちに、自 分が魔法を使っている姿を具体的に見せるために、あえてそうしているのだと思った。 夏服のブラウスの薄い布がどんどん肌に密着していき、左右のしわがどんどんなくなり、やがて縫い 目の糸が浮き上がっていくのがわかった。 そうしているうちにボタンがはじけ、“ビリビリ……ビリビリビリ……”という音とともに継ぎ目が 裂け、最後にはブラウスが勢いよく彼女の体からはじけ飛んだ。周囲には、小さくなったブラウスの 残骸が散乱していた。 魔亜ちゃんは、向けていた人差し指をおろした。 「ななな、何をしたの! ま、魔法だなんて、そんなこと信じられるわけないじゃん!」 こんな出来事、まざまざと見せつけられたからといって、にわかに信じられるはずがない。なおも、 魔亜ちゃんは魔法を使い続ける。今度は、彼女のスカートに向けて人差し指を振り下ろした。 すると、それまで身につけていたスカートが一瞬にして消え、彼女はブラジャーとパンツだけの姿に なってしまった。 「先輩。ここは学校ですよ。そんな姿になっちゃったら、公然わいせつ罪でつかまっちゃいますよ。 あはははは……」 “ハッ”と気づいた彼女は、両手で胸をかくし、体を縮めてうずくまるしかなかった。「ななな、な んでそんなことができるの? それがあなたの言う魔法だっていうの?」 彼女が言葉を出すたびに、魔亜ちゃんは人差し指を振り続ける。今度は、彼女のパンツがどんどん小 さくなっていった。彼女は、下半身の異変にすぐに気づき、「いやーーーっ! いやーーーっ!」と 叫びながら股間を押さえていたが、パンツの薄い布が太ももや腰、そして性器などを圧迫し、食い込 み、やがて“ビリビリッ”という音とともに、白いパンツの布があたりにはじけ飛んだ。 最後に、魔亜ちゃんが上半身をわずかに覆うブラジャーに人差し指を向けると、それまで小さな乳房 を覆っていたものが、瞬時に肌に描かれた入れ墨のようになものに変わっていた。もちろん、乳首や 乳輪なども露出し、丸見えである。そして、いつの間にか、パンツを着けていた部分にも、同様の絵 が描かれていた。 極めつけは、顔の中央。そこには、例の、誰もが知っている“太陽マーク”が……。 「先輩。これから、その格好で校庭一周でもしてみます?」 魔亜ちゃんは、人差し指をさすと、いきなり先輩がむっくりと起き、屋上をぐるぐると走り出し、や がて姿を消した。瞬時に校庭のトラックに移動させられ、全裸で、そして体に下着の落書きをした姿 でランニングしていたのである。 「わわわわ、なんで勝手に動くのよ。なんで勝手に私、走ってるの????」 なおも、魔亜ちゃんは、先輩に指をさす。すると、どんどん先輩の走る速さが増していく。 「あはははは、先輩。裸で、そんな恥ずかしいペイントを体中にして、健全なスポーツマンのよう に、校庭でランニングなんかして、どうしたんですか???」 魔亜ちゃんが、さらに指をさすと、先輩はすでに全力疾走になっていた。そこには、下校途中の生徒 たちや、通報を聞いた教師たちがかけつけていた。 「かかか、からだが……、止まらない、やめて、ぜぇぜぇ、止めて、やめて、止めてぇーーーーっ、 ぜぇぜぇ……」 ほかの二人は、この様子に、顔を凍らせていた。 魔亜ちゃんは言った。 「残りの先輩たちは、どうしましょうかねぇ……。かわいいプードル犬にでもなってみます? それ とも……」 「やややや、やめてください! お願いだから、私に魔法なんてかけないで! もう、あなたの力は わかったから。こんりんざい、手出しをするなんて無謀なことはしないから……。ゆ、許してくださ い……」 魔亜ちゃんは、校庭のほうを向いた。全裸で走っている彼女。魔亜ちゃんの魔法で全力疾走を強いら れている。たぶん、もうこれが限界だろう。そう思った魔亜ちゃんは、人差し指を彼女にさし、魔法 を解いた。そして、屋上に瞬間移動させ、元通りに制服を着せた。 その後、最初の主犯格の三年生を含めて、彼女たちが魔亜ちゃんに手出しをしたということはないと 聞く。 校庭で全力疾走した彼女のことだが、100メートルあたり10秒以内のスピードが出ていたというか ら、某有名大学の陸上部からスカウトが来たという。全裸で走っていたなんて、その場に居合わせな い限り、だれも信用するはずがない。 もちろん、魔亜ちゃんは「全力疾走しなさい」と命じただけで、「100メートルを10秒以内で走りな さい」と命じたわけではなかった。 (おわり) ---------------------- 魔亜ちゃんは、これで生徒を平定しました。ほかに魔亜ちゃんに焼きを入れようとする生徒がいたと しても、同じように魔法で簡単にやっつけられます。 あとは、先生でしょうか。若くて色っぽい女性の先生とか。魔亜ちゃんみたいに魔法が使える先生も いいですね。ショーくんを魔法の力でめろめろにして、そこを魔亜ちゃんが助けに入るとか。 でも、いくら先生が魔法を使えるといっても、魔亜ちゃんの魔法はケタ外れ。先生は簡単に降参して しまいます。 最近は、ずっとこんなことを考えていました。 (作者:魔亜のしもべ)
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2010/05/10 22:35:41(kKElTL9H)
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