『…ミケのいやらしい穴をご主人様の♂で仕付けて下さい…』
「良くできました…ご褒美だ…。」
『ご主人様の…。あっ…気持ちいいよぉ…。』
気が付いたら朝だった。ミケはいつも通りに朝食を作っていた。
変わらない毎日。
『ご主人様。熱は下がりましたか?』
その言葉を交わした後昨日はミケと出会った日であると知らされた。
…いかん。最近の俺は感傷しすぎだ…。
猫は俺にとっての商品。
頭の中に叩きこむ。
仮面を付ける。今日も新入りが躾部屋で待っているのだから。
パソコンにパスワードを打ち込む。
「今日の発注者は…。…。またこの方か…。希望オプションは…。了解。新入りの所に行きますか。」
…。
コツコツという革靴の音だけが廊下に響いた。