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1:十月にきんもくせいの花が・お姉さんシンドローム
投稿者:
浦島プウ
庭にきんもくせいの花が咲いた十月。
花の匂いが鼻孔に届き、その甘い香りに一時僕は陶然とする。 それはかつての記憶を思い出させる。 僕には歳の離れた姉がいる。 姉はそのころ二十歳で、高校を卒業後実家で農業を手伝っていた。 僕はまだ十歳だった。 ある日、下校時に庭先で家の中の不穏な気配に気付いた。 いやあ やめてください ばたばたと取り込んでいる。 ひー ものすごい悲鳴だった。 物心も多少つき、何が起こったのか察した僕は、居間の窓から雪見障子の向こうの光景を目の当たりにしたのである。 そこには見知らぬ男が姉を組み敷き泣き叫ぶ姉の股間にいきり立った怒張を突き立てている様が展開していた。 庭のきんもくせいが花を咲かせていた。 男が去った後、僕は家に入った。 「ただいまくらい言いなさい」 姉の声だった。 二階の部屋に僕は入って、泣いた。 「ほら、干し芋作ったよ」 「干し柿もあるけど、まだだね」 姉はなにごともなかったかのようにしきりに僕に話しかけてきた。 何かを探っているような。 僕は、透明人間になったのである。 あれから十年の月日が過ぎた。 そういえば今日は姉貴の旦那の命日だったな。 帰ってきてから気が付いた。 都内の大学から田舎の実家へと特に理由もなく帰ってきたのだった。 畑では、姉がサツマイモを掘っていた。 土くれのついた芋を洗い、蒸かした後へらで皮をむき干すのである。 干し柿もあった。 まだ干し足りない。 それでもひもでつるされ、乾燥した柿を姉は指でしごくように揉む。 そうすることにより、甘味が出るという。 「ねえさん、おれ」 言葉を飲み込んだ。 「わかっているよ。あの日以来おねしょしなくなったのは、精通したんでしょ」 そういえば、恥ずかしい話だが、遅くまで夜尿症だった僕がピタッとしなくなったのはあの日の晩、尿の代わりに何かがパンツを濡らしてからのことだった。 「ごめんね。私にしてほしいのかい」 薄いシャツの向こうで、姉の乳首が立っていた。 旦那の墓参りと言って姉の軽自動車で近くのホテルへ。 「ねえさん、お、おれ」 お姉さんは、土くれのついた僕のお芋を口に含んだ。 お姉さんの指が僕のちんぽ柿を乾燥した砂漠へと導く。 お姉さんが上になり、それはあたかもかつて見たウェットな夢のようだった。 下半身の濡れた唇で、あっけなくフィニッシュ。 「筆おろしは済んだんだから、大人になるんだよ」 姉のあそこは僕の出した大量の噴射液で実にいやらしく汚れていた。
2024/10/21 03:39:14(9MGjhNom)
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