「新しい薬を開発した,その実験体になってほしいのだ」
薄暗い部屋で学者を思わせる男が言う
「・・・何も聞かずに『はい』というやつがいるか?」
20代くらいの青年が答える
「危ない薬ではない、少々,姿が消えるだけだ。」
「・・・ほう」
「続けるぞ。この薬を飲めば姿を消すことができる。体細胞を完全に消すものだお前
の体から分離しても効果は残りつづける。それはお前の分泌液にも効果を持つだろ
う。つまり・・・」
「何をしても証拠は残らないと?」
「そうだ。効果はもう一種類の薬を飲むまで永久的に持続する。つまり何をするの
も自由というわけだ。」
「それはいいな・・・ククク・・・」
「試す気になったか?」
「ああ、もちろんだ」
「よろしい、ではこれが薬だ」
青年は薬を受け取って去ろうとした
「ひとつ、薬の効果継続時間はあくまで理論上での話だ。それから体温と体臭は消
せないからな」
「・・・・分かった」
しばし考えた後に青年は答え部屋を後にした
続くかも!?