ようこそゲストさん。
ナンネットIDにログインしていません。
ID: PASS:
IDを保存 
ナンネットIDは完全無料のサービスです。ナンネットIDを取得するとナンネットの様々なサービスをご利用いただけます。
新規登録はこちら
ID・パスワードの再発行はこちら

めぐみ

カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ノンジャンル 官能小説   
投稿の削除 パスワード:
1:めぐみ
投稿者: サトウアマイ
深夜一時。

小さな電子音が、静まり返った個室の中で鳴った。

めぐみはびくりと肩を揺らす。
タイマーだ。

口にくわえていたボールギャグを外し、背中で固定されていたおもちゃの手錠の鍵を探る。
少し手間取ったが、やがてカチリと軽い音がして拘束は解けた。

急に自由になった腕を伸ばしながら、彼は深く息を吐く。

個室のドアを開け、人気のない公園を横切り、足早にその場を去った。
白いニーハイソックスとローファーが、アスファルトに乾いた音を残していく。

——

自宅に戻ると、めぐみはすぐパソコンを立ち上げた。

セルフタイマーで撮っておいた写真を画面に並べる。

スクール水着。
長い茶髪のウィッグ。
深夜の公衆便所の古びたタイル。

少し角度を変え、明るさを調整し、顔の部分には軽くぼかしを入れる。

画像加工は、いつもの作業だった。

完成した写真をエロ投稿サイトにアップロードすると、椅子に背を預けて画面を眺める。

しばらくして、通知が増え始めた。

「いいね」
「いいね」
「いいね」

めぐみは小さく笑う。

うれしい。
でも——どこか物足りない。

そのとき、メールの通知が一つ届いた。

知らないアドレス。

件名にはこう書かれていた。

「めぐみさんの出てくる小説を書きました」

めぐみは思わず身を乗り出した。

メールを開く。

そこには、先ほど投稿した写真をもとにした短い物語が書かれていた。
深夜の公園。
スクール水着の人物。
そして、それを遠くから見ている「語り手」。

めぐみは読み終えると、胸の奥がじんわり熱くなるのを感じた。

ただ見られるだけではない。
誰かが、自分を物語にしている。

キーボードに指を置く。

少し迷ったあと、返信を書く。

「読ませていただきました。
とても嬉しいです。」

そして、少し考えてからもう一行。

「もしよかったら、リクエストをお願いします。」

送信ボタンを押すと、
めぐみは画面を見つめたまま、小さく笑った。

——物語が始まりそうな気がした。

 メールの主は、やがて自分の年齢を明かした。

六十六歳。

めぐみは最初、それを冗談だと思った。
だが送られてくる文章は、奇妙に丁寧で、どこか計画的だった。

次の投稿の提案も、まるで舞台の演出のように細かい。

衣装。
場所。
撮影の構図。

めぐみは最初、軽い気持ちで応じていた。
自分の写真が、誰かの物語になっていくことが嬉しかったからだ。

だが次第に、提案は現実的な手順になっていく。

「その衣装は入手が難しいのでは?」

めぐみがそう書くと、老人はすぐに返信してきた。

「営業所止めで送ります。受け取ってください」

本当に数日後、宅配の通知が届いた。

めぐみは箱を前にして、少しだけ躊躇した。
だが結局、受け取ってしまった。

その頃にはもう、
二人のやり取りは単なる感想の交換ではなく、計画のようになっていた。

ある日、めぐみはメールにこう書いた。

「一人では難しいこともあります」

すると老人は、驚くほどあっさり返信してきた。

「その日は人を手配しておきます」

めぐみは画面を見つめた。

胸の奥に、冷たいものが落ちる。

だが、指は止まらなかった。

「場所は、あの公園です」

送信ボタンを押したあと、
めぐみはしばらく動けなかった。

——

その夜。

十一時。

公園の入口は、昼間よりも静かだった。

めぐみは歩きながら、胸の奥のざわつきを押さえようとする。

もしかしたら誰も来ないかもしれない。
全部、老人の空想かもしれない。

だが広場に入ったとき、
街灯の下に人影が見えた。

一人ではない。

三人。
いや、四人。

そのうちの一人が、ゆっくりこちらを向いた。

「めぐみさんですね」

低い声だった。

めぐみの足が止まる。

そのとき、ポケットのスマートフォンが震えた。

メールだ。

送信者は、あの老人。

めぐみは震える指で画面を開く。

そこには短い文章が書かれていた。

「物語は、ここからが本番です」

 広場に足を踏み入れた瞬間、めぐみは違和感に気づいた。

人影は四人どころではない。

三脚。
ライトスタンド。
黒いケース。

そして、その中央に据えられているのは——カメラだった。

誰かが機材のスイッチを入れる。
白いライトが一斉に点灯し、公園の一角が昼のように明るくなる。

めぐみは立ち尽くした。

男の一人が淡々と言う。

「準備できています」

その声は、まるで撮影現場のスタッフのように事務的だった。

「配信も始まっています」

別の男がノートパソコンをのぞき込みながら言う。

めぐみのスマートフォンが震える。

あの老人からのメールだった。

めぐみは画面を開く。

そこには、短い文章が書かれていた。

「今夜は特別です」

めぐみの背中に冷たいものが走る。

続きの文章。

「写真ではなく、物語を映像にしましょう」

めぐみは顔を上げる。

ライトの向こうで、カメラの赤いランプが点灯している。

すでに録画が始まっていた。

もう一通メールが届く。

「大丈夫。
あなたはただ、そこに立っていればいい」

めぐみは理解した。

あの老人はここにいない。

それでも、この場のすべては
彼の指示で動いている。

遠く離れた場所から、
画面越しに、この光景を見ているのだ。

めぐみはゆっくりと目を閉じた。

自分は写真の投稿者だったはずだ。

だが今夜、
自分はもう投稿者ではない。

作品そのものになっていた。

 老人が新しいメールを書き始める。
 
レスを見る(1)
2026/04/01 23:00:32(tIORhyxU)
コメントを投稿
投稿前に利用規定をお読みください。
名前
メール
本文
スレッドを上げない
画像認証

上に表示されている文字を半角英数字で入力してください。
 
官能小説 掲示板
官能小説 月間人気
官能小説 最近の人気
動画掲示板
画像で見せたい女
その他の新着投稿
人気の話題・ネタ
ナンネット人気カテゴリ
information

ご支援ありがとうございます。ナンネットはプレミアム会員様のご支援に支えられております。

Copyright © ナンネット All Rights Reserved.