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夜のヌードモデル
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ノンジャンル 官能小説   
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1:夜のヌードモデル
投稿者: (無名)
疲労に包まれた身体で改札を潜り抜け、ホームへと続く階段を下っていく。帰宅ラッシュを過ぎた時間帯のホームは、次の電車を待つ人の姿も程よく減っていた。

萩原佑月は何の気まぐれなのか、先頭車両の位置まで歩を進めて一人ホームに佇むことを決めた。
仕事が忙しくなると無性に旅行に行きたくなり、空を見上げながら露天風呂に浸かる自分を想像してしまう。旅行には電車を使うので何気ない車窓の風景も疲れた心を和らげ、その先の素敵な時間を掻き立ててくれる役割がある。せめて運転席側から何処かへ続く線路を眺め、旅情気分を味わいたいと思ったのだ。

世間では堅い職業と言われる公務員をしているけれど、女が昇進を望めば当然のように婚期を逃すことは少なくない。佑月もその中の一人に肩を並べ、もう38歳になっていた。恋人だって人並みにいたことはあるが、結婚と昇進の2択を迫られた時、佑月が選んだのは後者だった。自分から愛おしい恋人が去っていく結果になったことに後悔の念はないけれど、今となっては正しい選択だったのか自信が持てないでいる。

ホームに滑り込んできた電車の風圧に乱れた髪の毛を直し、乗客が半分ほどしかいない車両に乗り込む。利用客の多い路線の車両らしく、先頭車両の運転席が見える両側に座席は無い。ラッシュの激しさから乗車率を上げる鉄道会社の考えが表れたもので、お陰で佑月は先頭車両からの風景をその目にする事ができる。

発射を告げるメロディが流れるとホームに着いても階段から離れた位置に停まるというのに、10人前後の人が乗車して来るではないか。急に混み合う事になり佑月はうんざりしたけれど、隅に立っていられるだけましだと考えることにした。

動き出した電車が線路を進む、そんな運転席からの光景が佑月の心を和ませてくれる。部屋に帰ったらお風呂に入って、昨日作ったカレーを夕食にすることを思い浮かべる。2日目のカレーは美味しいと言うけれど、佑月は3日目にカレーうどんにして食べるのが好きだった。濃縮タイプのつゆを薄めて、スパイスを効かせたカレーを上からかけるのだ。後はベッドの中に入って、温もりを貪ろう。そんなことをぼんやり考えていると、佑月は何やら不穏な空気を感じ取った。こういう時の女の勘は、外れることはほとんど無い。

佑月は運転席に背を向けると、角に立つ背中側の隙間に何者かが身体を滑り込ませてきた。自分の前側の人達はまるで人目を遮るような、不自然な壁を作り佑月の姿を隠すようではないか。どう考えても良からぬことを予感させ、緊張が走る。

そして、連携の取れた彼らが行動に移った。
 
2025/09/21 06:41:07(VSoypbok)
2
投稿者: (無名)
きっと駅構内で目を付けられ、密かに追ってきたに違いない。痴漢集団なる存在を雑誌か何かで目にしたような気がするが、読者を喜ばせる出版社のよくある手法であり、何かのきっかけで耳にしたのなら都市伝説の域を出ない話くらいに思っていたはずである。

それがいま自分の身に降り掛かっているなんて、信じられなかった。痴漢の被害じゃないのなら金品を奪われるのか、佑月は恐怖で身体を硬直させて身構えた。背後に滑り込んだ誰かの手がお尻を弄り、スカートの裾を掴んで持ち上げているのが分かる。痴漢だと分かったところで喜べるわけはなく、不謹慎だけれどなぜ若い女性ではなく自分なのかと後ろ手で抵抗をする。

この歳になって痴漢の被害に遭うなんて、笑い話にもならないではないか。前から距離を詰めてきた男2人にそれぞれ両手の自由を奪われてしまうと、スカートからブラウスが引き抜かれていく。
少なくても成人してから医者と恋人にしか見せたことのないブラジャーを押し上げられ、小豆色の乳首の付いた両胸が露わにされてしまう。羞恥心よりも恐怖心で抵抗出来ない佑月は、彼らのされるがままに乳首を弄ばれるしかなかった。

背後では当然のようにスカートの中へ侵入を果たした誰かの手が、股の下に伸ばした指をこれ見よがしに躍動させてくる。パンティストッキングを引き裂き、ハーフバックのショーツを履いたお尻を撫で回す。忙しなく動かす指がクロッチの幅がやや狭いセクシー路線のショーツを横にずらし、触れてくる。

その指が触れた場所で一旦止まると、触れるか触れないかの微妙なタッチを始めてきた。佑月は相手の反応の仕方から、あることを悟っていた。
これまで身体を重ねてきた男性の誰もが似たような反応を見せてきたから、間違いようはない。
佑月は体毛が濃いタイプらしく、もみあげはしっかりある。眉毛は形を整えるだけで、ほとんど書く必要も無い。だから恥毛も濃密で、腕や脚の毛の一緒に処理をする必要があった。ただ佑月にはコンプレックスがあり、恥毛のすべてを処理するわけにはいかなかったのだ。

それは、クリトリスの存在である。比べたことなんてもちろん無いけれど、思春期を迎えた頃に人よりも格段に大きいと知ってからコンプレックスになっていた。だから恥毛の処理はビキニラインとOライン、Iラインは醜くならない程度に留めて残したのだ。それが返って男心をくすぐる結果となり、アマゾンの密林を切り裂くように卑猥な口を開けたそこから姿を魅せる、クリトリスを際立たせるのだから男は堪らない。

生理が終わってから一週間が過ぎて、排卵日に近づく身体が反応しないわけがないのだ。包皮の上からでも分かる大きさのしこりが指先に触れ、軽く撫でられるだけで心に波風が立つ。内股になる太腿が男の手首を挟み、繊細な指使いで刺激を与えてくる。端なく開く口を覆い隠したくても両手の自由を奪われては、どうにもならない。首を左右に振って見せて拒絶の意思を見せようが、止めてくれるはずもない。

高まる快感に金縁の眼鏡をかけたの奥の瞳を潤ませ、面白そうに乳母を揉みしだかれるだけ。こんな所でこんな事をされて、受け入れなられない……受け入れられるはずがない。でも身体が言うことを、聞いてもくれない。

年齢を重ねるごとに性感の高まりを自覚をしていたけれど、身体がこの快楽を押し退ける事に難儀して、振り解くことを放棄する。スリスリと指の腹で絶妙なタッチを繰り返され、ワナワナと笑う膝から力が抜けそうになる。決して絶頂にまで導かず声を出すわけにわいかない佑月の表情を、男たちは楽しむように笑みを浮かべている。

不意にその手が引かれると前にいる男に口を塞がれ、次の瞬間にその意味を知ることになった。
佑月がくぐもった声を出すのと同時に腰を落とした背後の男が、挿入してきたのだった。硬い杭が打ち込まれ、押し広げるように不法侵入を果たしたモノが、奥まで到達する。口を塞いでいた手が離されると深い吐息を漏らし、佑月の見開いた目から絶望の色を感じ取る。ゆっくりと静かに揺れ始める佑月の身体は、電車の揺れとは異なる動きを見せて前後の揺れを見せる。

信じられないといったショックを顔に浮かべて見せていた佑月の顔が、変化を見せ始める。自分の前に居並ぶ男たちの顔を見る佑月の目が、瞼を座らせて薄く開けた唇から呼吸を繰り返していく。
決して激しくはなく、けれども静かに確実に持続されるピストン運動が雑念を排除させて、快感の享受の一択に専念させていく。

イカせるようなことはせずに佑月の反応を見ながらペニスを巧みに操作をし、佑月の思考能力を奪う。絡みつく膣壁の魅力に男は熱い吐息を漏らし、何とか自我を保とうとする佑月が辺りに視線を走らせて見るけれど、追い縋る快感に再び我を失っていく。

抗うことも蒸しをすることも叶わず、無の境地に立たされた佑月が背徳の甘さに酔わされていく。
誰がどう見下そうとこの快感からは逃れられず、意識は女の業を追い求めることに集中していく。

いつしか車内アナウンスが自分の下車すべき駅の名を告げていることに気付き、恐らく20〜30分も酔わされていたことに佑月は愕然とさせられていた。不意にそわそわし出す佑月の様子に、男は腰の躍動を早めていく。

それだけは、それだけは止めてっ……!

たった数秒前にそう懇願した佑月の気持を嘲笑うかのように、気の狂いそうな快感に我を失っていく。猛烈な快感に支配された身体が硬直し、頭を跳ね上げたままの佑月が身体を激しく揺らす。

頭の中がが真っ白になった佑月から引き抜かれたペニスが、膣口とクロッチの間に夥しい精液を吐き出した。その男が脱力した佑月を抱え、前にいる男がブラジャーとブラウスを直し、ジャケットのボタンを閉める……。



どうやって電車を降りて、自分の部屋に帰り着いたのだろう。佑月は気が付くと玄関の前に立ち竦み、手に鍵を握りしめていた。取り敢えず部屋の中へ入ると、下半身に不快感を覚えてショーツを脱ぎ去った。鼻を突くような精液の臭いがその場に立ち込めて、電車内の出来事が鮮明に蘇る。どうにか中に出されずに済んだことを思い出し、その場にへたり込んだ。

これまでに痴漢をされた経験はあるけれど、挿入されたことは初めてだった。色々と思うことはあるけれど、否が応でも感じさせられたことは事実である。電車内で絶頂に達するなんて、自分でも信じられない………。

あんな中途半端に感じさせられて、絶頂を迎えても心から満足なんてするはずがないではないか。
それどころか身体に火を付けられて、悶々とさせられてどうにもならない。バスルームに飛び込んだ佑月は身体の汚れを洗い流し、ベッドルームに向かった。下着を収納する引き出しを開けると、中からペニスを形どったラブグッズを取り出す。

今夜はこれがないと身体の疼きが収まる気がしなくて、水気を拭き取った身体をベッドに沈める。
ラブグッズの先端をあてがった膣口は、洗い流したばかりだというのに、新たな粘液が漏れ出していた。

足りないと感じる原因は、自分でも分かっている。痴漢に前戯を求める気は無いけれど、あんな中途半端な行為では不完全燃焼のままでしかない。佑月は引き出しからもう一つラブグッズを取り出すと、所定の位置にあてがながらスイッチを入れた。独り暮らしの部屋の中に、今では聞き慣れた騒々しい音が響き渡る。

自分のサイズにフィットをして使い勝手の良さ、その他のことを含めて3つ目で、やっと気に入った物を手に入れることが出来た。吸われながらも繊細に空気の塊が連続して当てられ、形容し難い快感をもたらしてくれる。充血したクリトリスが優しい拷問を受け、利き手でディルドを上下に動かしていく。

2つの乳房を揺らし、ベッドから持ち上る腰が高まる感度を如実に証明させる。落ちかけては持ち上がる腰がブリッジを形成し、苦しい格好のはずなのに手首は動かし続けていく。ズッキーニよりも遥かに太い物体が出入りを繰り返し、やがてこれ以上は持ち上がらないほど腰を弾ませると、下へストンっと下半身を着地させていた。

職場では8人の部下を束ねる管理職の佑月は、その知的な顔をベッド脇にある同じ高さの棚の上、そこに置かた金縁の眼鏡のレンズに自らの顔を映す。計算からすれば排卵日までは、まだ数日はある。その期間は疼く身体を慰めるのは、必須になる。できる事なら本物のペニスが欲しい所だけど、こればかりは痴漢のお世話になるわけにはいかない。

今から恋人を作る時間もないし、出来たとしても今更この今の暮らしから時間のやり繰りをするのは面倒臭い。セックスフレンドを作るなんて現実的ではないし、人には言えない都合の良い目下の悩みのタネだった。

それにしても背後から貫いてきた相手はかなり若い男だということは、耳元で聞かされた小さな喘ぎ声で佑月にも分かった。歳下は佑月の対象ではないけれど、セックスをする相手に限定するのなら悪くないのかもしれない。あんなセックスをする、そんな相手なら………。

柄にもなく佑月はそんな非現実的なことを思いながら、気怠い身体を押してバスルームへと歩を進めていった。


時は同じ頃、プロの痴漢集団がある組織に拘束されていた。日本の治安機関でも民間の警備会社でもない彼らは、秘密裏に当局へと引き渡されているなんて、佑月は知る由もない。

その組織の長は女性であり、電車内での出来事を密かに観察をしていたのだ。独自のネットワークを駆使して当局へと繋げ、1人の青年、いや………少年を手元に残して引き渡していた。その少年とは大人の女の佑月を後ろから貫き、あそこまで酔わせていたので、これは使えると踏んだのだ。

仕事の出来る人物となるか単なる生贄にしかならないのかは、本人次第である。残るはあの公務員の女性の唯一人、彼女をスカウトするだけだった。性に飢えた大人の女性の恍惚とした美しさ、それは追い求める芸術にぴったりなのだから……。

金縁の眼鏡をかけた知的で大人しそうな見た目の彼女が悶える姿を、早く見たいと謎の組織の女性ボス、安西美紀は煙草の煙を静かに吐き出した。




明くる日の退勤後、駅前で安西と名乗る40代の女性に声を掛けられる佑月がいた。差し出された名刺には芸術家を匂わせる肩書が記され、まずは話だけでもと言うので、ファミリーレストランで向き合うしかなかった。

芸術家が接触してくるなんて胡散臭かったけれども、話を聞くうちにモデルを探しているらしいと知って、自分では役不足だと佑月は即座に断りを入れた。そんな佑月に食い下がる安西美紀は駅で見掛けた時から探していたらしく、電車内の一連の出来事の一部始終を見ていたと聞かされて、血の気が引いてしまった。

彼らは検挙され、然るべき罰が下るはずだと彼女は断言する。それならば何故自分に当局から連絡がないのか、佑月の疑問を見越したように彼女は言った。

面倒は、嫌でしょう………?

佑月にはこの安西美紀が敵なのか味方なのか判断がつかず、味を感じられないコーヒーを口に運んで飲み下した。

彼女は、話を続けた。
聞けば聞くほど理解が追いつかない。安西の求める芸術は男女の究極の美しい瞬間を、キャンパスに移すことだと言う。つまりは、セックス………。
写真や動画などの下品なAVと一線を分け、古代はギリシャ彫刻の形で残されてきたように、絵画ならもっと繊細に芸術として昇華させる事が出来ると豪語する。

作品が世に出ることはなく、出たこともない。
秘密は厳守され、あくまでも芸術であることを忘れないで欲しいと彼女は言う。忘れてはならないのは報酬も支払われ、その額は聞かなければ良かったと佑月は後悔した。

生理期間を除いて週に1度だけだとしても、年間にしたら…………。
いくら芸術だと正当化しようと人前でセックスするなんて、佑月には考えられない。ならば見学に来てはどうかと安西に提案され、最初からセックスをするのはハードルが高いだろうから、そこは考えると言う。

受けるつもりはなかったけれど怖いもの見たさというのか、佑月の姿は数日後にはある場所にあった。自分と同世代の女性と佑月よりもずっと若い男性が絡み合い、まるで映画のワンシーンのように美しく、けれど確かにセックスを繰り広げていた。

下品な行為のはずなのにクンニリングスを受ける女性が、限界まで堪える表情はエロチックでありながらその瞬間、瞬間にハッとさせられる美しさが存在することに気付く。艶かしく快感を享受する姿は同性の佑月が見ても卑猥なだけではなく、愛おしそうにフェラチオをして、糸を引きながら口から離すのも目を逸らせない自分がいた。

立派なペニスを繰り返し頭を前後させながら咥え込み、目を閉じて恍惚とする男性の表情に身体が熱を帯びてくるのを禁じ得ない。そして2人は繋がり、体位を変えながら1時間以上も続けられるセックスから目が離せなかった。

女性が絶頂を迎える度に妖艶に怪しく輝き、狂わしいほどに感じる姿におかしくなりそうだった。
あんなセックスを味合わされたら自分は一体どうなってしまうのか、あたしは………。

その場を後にする佑月は、自分のショーツが濡れていることに疑いを持たなかった。あんなものを見せられたら、誰だって………。

3日後の金曜日の夜、佑月の姿は再びその場にあった。お試し期間と称して安西の計らいがあり、着ているものを脱がないで、しかも挿入も無しという事で進められることになった。

驚いたのはマジックミラーが設置され、こちらから向こう側が見えない配慮までされていることで、安西の気遣いと本気度が伝わってくる。控室に通されるとあの時の男性に出迎えられ、恥ずかしくて目を合わせられなかった。

けれど今日の彼は控え要員で、佑月の相手も今日が初日なのだと彼は説明してくれた。ホッとした気持ち半分と残念な気持ちが半分、妙な気分にさせられる。

あの2人が絡み合っていた場所まで案内されるとマジックミラーとなったガラスが張り巡らされ、椅子が1つだけ置かれていた。佑月はそこに座らされ、このマジックミラーの向こう側に生徒たちの目があると思うと帰りたくなった。

そこに気不味そうに姿を表した男性……いや、まだ少年といってもいい年頃の若い彼が現れた。向こう側から女性の声で、指示が飛んでくる。その聞き覚えのある声は安西美紀で間違いなく、いきなり耳を疑いたくなる言葉が佑月にも届く。挿入はないと聞いていたけれど、いきなりそんな………。

申し訳なさそうに佑月の前に膝を付いた彼といえば、美紀の指示には逆らえないとばかりに、佑月の膝に置いた手を左右に開こうとする。流石に抗う佑月だったけれど有無を言わせず力任せに開かれ、佑月が膝を閉じる前に顔を埋めてきた。

何の冗談かと腰を引いたけれど、背もたれに阻まれてしまう。その隙に腰を引き寄せた彼が顔を密着させ、ショーツを寄せたそこへ直に口の温もりを伝えてくる。両手で頭を押し退けようとしてくる佑月の手を掴んだ彼が、舌の躍動を開始する。

動揺を隠せない佑月が目を泳がせながら、助けを求めるように顔を動かしていたけれど………。
不意に頭が跳ね上がり、切なげな表情を見せる。

金縁の眼鏡を光らせながら知的な顔を歪ませて、電気を流されたように肩が何度も跳ね上がる。
やがて佑月は妖艶な女の顔を、見せ始めるようになっていた。
25/09/21 13:08 (VSoypbok)
3
投稿者: (無名)
よく整えられた男性の口髭のように、秘唇の周囲の恥丘にびっしり生え揃った恥毛が口に怪しく触れてくる。数十人に1人居るか居ないかという、久しぶりに見る小指の爪サイズのクリトリスが、舌先を跳ね返すように充血している。

表面積が普通の2・5倍はありそうなそれをまともには触れず、まるで絹ごし豆腐にでも触れるように繊細なタッチすることを繰り返す。触れては離れ、微妙にスライドさせては細かなタッチをひたすら繰り返す。これをすることで大きなサイズのクリトリスを持つ女性でも、苦痛を感じることなく快感を得ることが出来る。

何十人もの金持ちマダムを相手にしてきた彼にはお手の物で、腰を使うよりも自信がある。先日この女性を相手にした時も、本当は口で味わいたかったのだ。けれどプロの痴漢集団の中で下っ端の彼には権限がなく、早漏にもかかわらず腰を使うことを命じられたのだから従うしかなかったのだ。

その場で何回も練習した避妊具の二重装着を素早く済ませ、気持ちよくも何ともないピストン運動をしなければならなかった。あんなに感じてくれて雰囲気を楽しめたのは良かったけれど、その感じだけで射精するのは切なかった。そしていきなり謎の集団に拉致をされて、自分だけが奴隷のようにこの場に連れてこられていた。

自分には選択の余地はなく、気に入られなければ然るべき最悪の結末が待っていると告げられている。頭からマスクを被せられ、目の前にあの時の女性が現れて心臓が止まるかと思った。何でもいい、舌を使わなければ、もっと感じさせなければ………もっと……もっと……………。


何かを考える余裕がもなく、これまで体験したことのない舌使いに一気に魅了されてしまった。指を噛んで気を逸らし、自分の太腿に爪を突き立てる痛みで誤魔化してもまだ足りない。剥き出しの快感に抗う術がなく、エリート官僚の佑月がそのスーツ姿のまま悶絶する。そうかと思えば妖艶な無表情を見せてとろけそうになり、肩を震わせて恍惚に浸る姿を見せる。生徒たちは刻一刻と変化する佑月の姿を見ながら、キャンパスに手を走らせていく。

露骨に裸体を見せる絡みよりもエロチックでありある意味で、卑猥に満ちている。助けを求めるような佑月の顔が次の瞬間には堪らなそうに喘ぎ、舐め犬の頭を掻き毟る。身体を捩り、彼の顔に押し付けるように腰がうねり、その時が静かに近づく予感に呼吸もままならずに…………。

佑月の身体が椅子の上で、雷に打たれたように激しく揺れた。

佑月の股の間から抜け出した彼は、次なる美紀の指示によりぐったりする佑月を椅子から立たせると、入れ替わりに自分が座る。ズボンからそそり勃つペニスを取り出し、指示の通りに佑月を引き寄せる。自分の膝に寄せる段階になって正気を取り戻した佑月が、抵抗を見せたがもう遅かった。

中腰のままバランスを崩して座った佑月が一旦は腰を引き、浮かせた隙を見逃ず彼があてがうと再び引き寄せる。亀頭がめり込むように入ると、腰を下ろすのに合わせて中へと飲み込まれていった。背中を反らせて息を飲んだ佑月は、自分の中に硬いペニスの存在を嫌でも感じていた。そこからは記憶が朧気になり、よくは覚えてはいない。

あの電車内の時よりも深く突き刺さり、無我夢中で腰を動かしていたように思う。避妊具の装着も無しに膣壁の感触を味合わされた彼がひたすら唸り声を上げ、数分と保たずに果てていた。

それにもかかわらず佑月は腰を動かし続け、自分の相手はあの時の人間だとは知らずに我が道を行く。拷問を受ける彼は苦痛と気の狂いそうな快感がない混ぜになった感覚の中で、大人の女に犯される狂気の最中にいた。

息を詰まらせて2度目の射精を果たしても佑月は止めてくれず、気を失うことも許されず、果てしない狂気の中に救いを求めて涙と涎を垂れ流す。
そのうちに本当に気絶してしまった彼は運び出され、控え室で会ったあの彼が満を持してその姿を現した。

その後のことは本当に覚えておらず、彼の巧みな腰使いにいったい何回、絶頂に昇りつめたのだろう………。

気が付くと野獣のような声が聞こえ、それが自分の声だと佑月は暫くの間、気付かなかった。
25/09/21 16:39 (VSoypbok)
4
投稿者: (無名)
聞いていた話とあまりにも違う、ルール違反だと怒りの形相で抗議する佑月の話を美紀は黙って聞いていた。

いきなり心の準備もなくセックスに発展したのだから、当然のことだった。その佑月を黙らせたのは分厚い封筒の中身よりも、生徒たちが描き上げた作品の数々である。

あまりにも妖艶で美しく、前後不覚にならざるを得なかった快感に酔いしれる自分の表情に、佑月は思わず顔を背けた。けれど残像として脳裏に残った自分の姿は自分とは思えないほど洗練され、卑猥というよりも映画のワンシーンを切り取った瞬間のように、美しかったのだ。

もう一度その作品に目をやり、生徒たち一人ひとりの視点で描かれたデッサン画に魅せられて目を離せなくなっていた。


どうお………?
これが芸術、貴女よ………?
決して演技じゃ出せない姿だし、エロチズムの中に芸術は確かに存在するの、分かる………?


悔しいけれど美紀の少ない言葉は説得力があり、佑月を黙らせた。世の中には娯楽ではあるけれど映画というものがあり、アダルト作品未満の作品が存在する。お国柄が色濃く反映された作品は、性というものに寛大な文化が芸術に昇華させようとする作品も存在する。

セックスシーンのある作品は数多くあるけれど、その中には実際に挿入までして本当にセックスをしてさしまっているそんな作品が存在し、物議を醸し出す声が上がっている。

俳優たちは所謂ポルノ俳優ではなく、世の中に広く知られた映画に出演してきた俳優たち。女優の方は濡れ場を演じた相手側の俳優に対して、こう語っている。

緊張する自分の練習につき合ってくれて、本番でもリードしてくれて上手く演じる事ができたと、感謝の言葉を残している。練習というのはもちろんセックスのことで、オーラルセックスを上手に見せられるように男優に教えられたのだ。

本番撮影では実際にフェラチオをして見せて射精にまで導き、クンニリングスを実際に彼女は受けた。何より騎乗位をするシーンではペニスを実際に膣の中に受け入れ、挿入されたペニスが出入りするシーンが、海外ではノーカットで上映されている。男性器も露骨に見えれば女性器も露骨に分かり、恥毛も小陰唇が開いた様子も丸分かりなのだ。

彼女はあのシーンで演じたセックスは、本当に気持ちが良かったと実際に吐露をしている。


このデッサン画は一般に晒されることは無いらしいが、演技では実際に出せない一面を描き出し、美紀のいう芸術を具現化した結果だと認めざるを得なかった。


どうする………?


そう美紀に聞かれたけれど、その場で返事をすることを佑月は保留させてもらった。頭では理解していても心が追いつかず、気持ちが揺らぐ………。
次のデッサンは3日後、それまでに決めなければならなかった。



職場ではどんな顔をすればいいのか、佑月の懸念は杞憂に終わり、いつもと変わらぬ日常が過ぎていく。人には決して言えぬあんな淫らな行為をした自分が机の上でペンを走らせ、金縁の眼鏡を指で押し上げながらパソコンの画面を今日も睨む。
部下からの報告を耳にして指示を返し、時間が過ぎていく。地味な中間管理職の指揮官は揺れ動く気持を抱えながら職務をこなし、部下たちの顔を窺い見る。

こんな上司を、どう思っているのだろうか………。
そして気付けば前日の夜になっており、否が応でも答えを出すことに迫られていた。



佑月の気持ちは、決まっていた。美紀に毅然と断わりの言葉を告げてその場を後にする、考えてみれば簡単なことではないか。建物の扉の前に立って、1つ深呼吸をしてから控室に向かった。

ドアを開けると拓也に笑顔で出迎えられ、佑月は思わず目を逸らす。あんなに自分を狂わせたというのに屈託のない人懐っこい笑顔を見せられたら、惹き込まれそうになる。美紀は向こうにいると教えられたので、あの現場となった場所へと歩を進める。

そこにはまるで机と椅子がセットされ、調度品を含めてそこだけが、まるで職場と瓜二つにされているではないか。唖然とする佑月に美紀が声を掛けてくる。


どうお?……そっくりでしょう……?
自分の机の前に座って、後は彼に任せていればそれでいいわ……。


どういうつもりなのか、どうして職場の配置をこんなにも詳しく知っているのか………。



仕事をしていても、思い出して仕方がなかったでしょ……?
当然よ、あんな事を味あわされたら誰だってそうなるわ……。
羞恥心、背徳感、色情……そういうものを抱いた末じゃないと訪れない女の幸福だもの。
けれど人間の根源的な部分を出してもらわないと私の求める芸術は成立しないし、男女の美しさは現れないのよ……。
ここではセックスは芸術そのものなの、卑猥なだけのアダルト作品と一緒にして欲しくないわ……。
セックスは芸術なの、だから気に病むなんてそれはナンセンスよ、そんな気持ちは捨てなさい……。



気がつけば生徒たちが次々と集結し、横には拓也が立っていた。美紀が拓也に1つうなづいて見せると生徒たちの後ろまで下がり、拓也に促されて自分の机とそっくり同じ席に座っていた。頭の中を整理してきたはずなのに用意されたパソコンを開き、画面を眺めるふりをする。

何も考えられず、異常に喉の乾きを覚えて仕方がない。椅子に座る自分の机の下に拓也が潜り込むのを無視して、何が始まるのかを考えないようにしていた。僅かな嫌悪感、羞恥心、そして期待。
スカートの中に差し込まれた両手にショーツごとパンティストッキングが引き下げられ、両足からそれぞれ丁寧に引き抜かれる。

椅子の座面から手前に腰を引き寄せられ、膝が開かようとするのに抵抗する。でも膝小僧にキスをされて思わず力が抜けた隙に大きく開かれ、両手でお尻を抱えるようにして顔が埋められてしまった。佑月は仕事帰りに断るつもりで直接来たものだから、シャワーすら浴びていないことを今更ながらに思い出す。慌てて膝を閉じようにも時既に遅く、鼻と口が押し付けられていることに絶望しなければまならなかった。

ちょっと待って、汚いのに……。
嫌やめて、そんな所を舐めないで……。
お願いだから止めて、お願いだから…………。

意味のない言葉を並べ立てたパソコンの画面に並ぶ文字が、歪んでいく。指先が震えてまともに打てず、口の中に唾液が溢れてきた。気が付くと左手が机の下の拓也の頭に置かれ、堪らない快感が湧き上がる度に息を飲む。

彼の舌使いはとても執拗で、佑月はもう虜になっていた。
25/09/24 10:36 (OnYsBPPr)
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