晴れた早朝、ひとりの爺さんがゴミ袋を２つ持って、ゴミステーションにやって来た。
「うわッ！なんだ、人形か。全く最近の若いヤツは、飽きたからってすぐにお払い箱だ」
ゴミの山の上に、本物の人間かと思ってしまうほど、精巧に作られた等身大のダッチワイフが捨ててあった。
それにしても、なんて卑猥なダッチワイフだろう。
唇、鼻、瞼、両耳と、顔だけでも数十個のピアス、さらにスイカを２つぶらさげた様な大きなオッパイは多分Ｇカップ以上あるだろう。
そのデカパイの乳首も大きく、ひとつの乳首にいくつもリングが付いていた。
ヘソにもピアス、大きく拡げられた両脚の真ん中には、これもかなり精巧に作られたオマンコとクリトリスにも、いくつもリングピアスが光っている。
アナルなんて、皺の細かいところまで再現されている。
そして、その全身を無数のチンポの蛇に覆い尽くされた刺青、人間便器、ヤリマン女など、卑猥な言葉もいくつも身体に刻み込まれている。
それにしても、いったい最後に何人で使い回したのだろう、オマンコとアナルから白く濁った、明らかに精子だと判る汁が流れ出ていた。
口にも、顔にも何発も出されたのだろう、顔を近付けると身体や髪の毛からも精子の匂いがする。
だが、あまりにもリアルなダッチワイフ、爺さんは年甲斐も無く、使ってみたくなり家に持ち帰ろうと、臭いのを我慢して抱え上げた。
その時、
「あれ？木村さん、どうしたんですか、その女の子、裸じゃないですか」
隣の豪邸に住む、住み込みのお手伝いさんの絹代がゴミを出しに来てしまった。
「ああ、いや、これは、何処かのバカが捨ててったみたいなんですよ、その、性欲処理の人形を。だから、粗大ごみの回収に回そうと思って、でも本物の人間みたいに重くて」
本当の目的など、顔見知りの絹代さん、まして女性に言える訳もなく、片付けてるフリをした。
「あら、そうだったのね、てっきり木村さんが攫って来たのかと思ったわ、アハハ」
「バカ言うな！そんなだいそれた事するわけねぇ、ちょっと運ぶの手伝え！」
「はいはい、私も誘拐犯の共犯ね」
２人で大笑いしながら、絹代が脚を持ち上げた。
「やだ、臭い、なんて匂いかしら、全く男ってヤツは、でもこれだけ人間ソックリなら、何回も使っちゃうか」
とりあえず、木村の家の玄関まで運んだ。
「それにしても皮肉ね、この人形お嬢様にソックリだわ、本当に人間みたい」
「全くだ、最初見た時、死体が転がってるって、腰抜かしそうになったからなぁ」
「そうね、でもこんな不思議な身体した人間なんか居ないものね」
２人が運んだ美少女の股間には、これも精巧に再現された男性のシンボルが生えていた。
「それにしても、コレ硬くなるのかしら」
絹代が、少女のチンポを握り扱く。
「なるんじゃねぇか、もしかしたら男女兼用の優れモノかもしれねぇぞ、それにしても絹代さんも溜まってるじゃねぇか」
「ちょっとヤダ、違うわよ！こんな立派なの初めて見たから、えっ？勃ってきた」
絹代が扱いていたチンポが、天井に向かってしっかり勃起している。
「何だか、コレ凄く熱いんだけど、えっ、ヤダ、動いてる！」
絹代の手に合わせて、少女の腰が動き、そして射精した。
「な、何コレ？精子も温かいし、本当に生きてるみたい。気持ち悪いわ」
匂いも精子そのモノだった。
「ずいぶん精巧なダッチワイフだなぁ、息してんじゃねぇか」
木村が、少女の顔に手を当てる。
「うわッ！息してるぞ、コイツ！し、心臓も動いてる！」
絹代は腰を抜かし、木村は初めて人間だと認識して110番した。
救急隊も来て、間違いなく人間である事が確認された。
その後、この少女は３年前に失踪し、捜索願が出されていた、絹代が働く豪邸、三条家の一人娘、菜美18歳である事が判明したのだった。

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