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貫薙ちゃん、お時間ですよ?②
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ノンジャンル 官能小説   
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1:貫薙ちゃん、お時間ですよ?②
バツイチの男、神祇棲(じんぎす)魔童(まどう)45歳
神祇棲には15歳になる息子、丞(じょう)が居る
丞は暝卿関(めいきょうかん)中学校に通い、受験の話が持ち上がっていた。丞の担任である貫薙(かんなぎ)網(あみ)35歳から電話があった
神祇棲は受験の件で学校に足を運んでいるのだが、担任の貫薙は初対面の神祇棲にロマンスライディーンが落ち、教師という立場を忘れて話は受験から脱線。
貫薙は「お父さんの気持ちを聞かせて下さい」と逆アプローチしながら貫薙の愛を伝えている
神祇棲は以前、丞の担任に好意を持たれていたがやり過ごしていた。
そして、ある日の19時ごろ貫薙から電話だ
貫薙「今晩は、貫薙です。いつもお世話になっています」
電話の開口一番は至って教師を演じる貫薙
神祇棲「あ、お世話になっています」
貫薙「受験の件ですが、どうでしょうか?」
神祇棲「本人に任せます」
貫薙「お父さんの気持ちは決定してますか?」
神祇棲「いや、だから本人に任せますので」
貫薙「丞君の件ではありません、私たちの今後についてです」
神祇棲「受験の時期にこういう話したら、先生の首飛ぶのでは?」
貫薙「お父さん、丞君は何のために学校に通っていると思いますか?」
神祇棲「生きてく知恵と術を学ぶためじゃないですかね」
貫薙「それもありますが、根底は大人の矛盾や理不尽に慣れてもらうためです。それは延長戦に男女が絡む人間関係があるからです」
神祇棲「恋愛に納得はないですからね」
貫薙「ですが、不思議と恋に落ちていながら更に落とし処を欲しがるのはなぜでしょうか?」
神祇棲「それが愛って事ですかね」
貫薙「いいえ、女性は妊娠を囁きますが過去のしがらみ妊娠であってもたった1度の行為で出来ちゃったとさらっと言えます」
神祇棲「やっていれば妊娠と言われても男は何の疑問もないですよ」
貫薙「はらませる事だけを考えたら、女性はしがらみ妊娠率が高いとも言えます。単純に女性はそれだけ受け入れやすい生き物でもあります」
神祇棲「自分の責任でありながら、確実な落とし処を刷り込ませ納得させて責任の痛み分けをしているわけですね」
貫薙「コンドームはガムと同じです。噛みたい時に噛む、
逆に言えば噛まない方が多い、それがセックスです」
神祇棲「欲しくないから接種していても、発情している気分としては欲しいような錯覚で気持ちよくセックスをする、
わけですね」
貫薙「とは言え、場数は増えますよ。コンドームさえあればって話になると」
神祇棲「そもそも浮気は女がするもの、ですからね」
貫薙「女性の浮気は矛盾のようなものです。心の底では彼氏や旦那を愛していますが、他を知る事も女性の健気な好奇心とも言えます」
神祇棲「むしろ、他を味わった時に限って彼氏や旦那とやりたがるってのもあり得ますね」
貫薙「私は教師ですが、やる事はやっています。そしてやりたいとも思っています。それで仕事が頑張れるので」
神祇棲「先生の事をよく理解している男と交際した方が幸せでしょう」
貫薙「よく理解しているからこそ体目的にされやすいのです」
神祇棲「男の体目的は気付いたりしますか?」
貫薙「目はとにかく胸を見ている感じがします」
神祇棲「不快に思います?」
貫薙「慣れましたね、お父さんは胸見ますか?」
神祇棲「中途半端に谷間を出されると見ますかね」
貫薙「どうでした?私のブラを見た日、谷間も見えたと思いますが」
神祇棲「正直な感想を言っていいですか?」
貫薙「どうぞ」
神祇棲「昨日、やってそうだなって思いましたよ」
貫薙「あぁ、そう思われましたか。忙しくしていてやってないですね」
神祇棲「よく初対面の自分に、あそこまでガッツリ見せましたね?」
貫薙「本能が相手を見つけたって感じですね、おそらく」
神祇棲「言葉よりも谷間アピール?」
貫薙「私、基本的に露出はしないので喜ばせる手段は谷間しかありません」
神祇棲「大胆でしたよ?」
貫薙「性的興奮に陥りましたか?」
神祇棲「ラッキースケベに近い場面はちょいちょいあるので、慣れている部分もあります。身近な異性なら何か一言言われそうですが」
貫薙「あの時は、たしかブラは白でしたよね」
神祇棲「その確認必要ですか?」
貫薙「私としては恥ずかしいっていうのも無いので」
神祇棲「そろそろ電話切ります」
貫薙「長々とすみません。また電話させてもらいますね」
翌日、貫薙からの電話。神祇棲はやれやれと思いつつ。
貫薙「こんばんは、貫薙です。昨日はありがとうございました」
神祇棲「いえいえ、今日は何か?」
貫薙「お父さんは今お付き合いされている方は居ますか?」
神祇棲「もし居ると言ったらどうします?」
貫薙「居ても居なくても電話はさせてもらいます。お父さんの読みが外れて残念です」
神祇棲「んーー」
貫薙「教師も女になれば、わかりやすいです」
神祇棲「飽きませんか?」
貫薙「飽きませんよ、好きな人の声を職場で聞けるなんて幸せですよ」
神祇棲「バツイチに何の魅力があるのか、わかりません」
貫薙「お父さんバツイチになってから、異性関係の方はどうですか?」
神祇棲「ハニトラか!と思うくらい、せわしくなりましたね」
貫薙「アピールしてくるエゴシエーターが多くて良いじゃないですか」
神祇棲「マジなやつ(アピール)は、自分がドン引きするくらい痛々しいですね。一緒に居ると疲れますよ」
貫薙「嬉しくないですか?」
神祇棲「ただならぬオーラーを察しているので、あちゃーって感じになります」
貫薙「ラブビーム凄そうですね」
神祇棲「デレデレ具合にタジタジですよ」
貫薙「相手の方は何されても否定しない感じですね」
神祇棲「本来それを夢見ているし理想なんですが、実際奴隷のようになると調子が狂いますよ」
貫薙「あぁ、女はそういう部分を利用しますから」
神祇棲「他にも男は居るのにって思いますね」
貫薙「女になった時の女性の矛盾は無敵です」
神祇棲「矛盾と無敵、この世の終わりですよ」
貫薙「男の理不尽なスケベ、女の矛盾した口実、だからワンナイトも成立します」
神祇棲「不躾(ぶしつけ)の化身がセックスですね」
貫薙「相手を支配するセックスには不躾なエゴシエーターが最適なんです」
神祇棲「セックスそのものが禍々しい行為なら仕方ないのかな」
貫薙「普段の行儀を剥ぎ取ってセックスしますからね」
神祇棲「にしても、矛盾と理不尽で支配した愛でありながら終わりがある。悲しいですね」
貫薙「だからこそじゃないでしょうか。異なる遺伝子を好み矛盾を押し付けたり理不尽を押し付けたり、飼いならそうとしているのは誰かの常識やモラルです。
それがカップルの数だけあり夫婦の数だけあります。
だから不倫というのはゲシュタルト崩壊防止と考えれば、それぞれの天秤はバランスが保てるとも思えますよ」
神祇棲「ゲシュタルト崩壊、その中にある男女のパワーバランスはセックスに持ち込んでほしいもの」
貫薙「主導権が分散するからバランスも取れると思いますが」
神祇棲「先生は自分とセックスしたいのですか?」
貫薙「はい。お父さんを黙らせていたいです」
神祇棲「合わない感じはありますね」
貫薙「だから、引き寄せるものがあると思いますよ」
神祇棲「理解しているからこそ体目的かぁ、なるほど」
貫薙「そうなんですよ、だから理解されるのも怖いですね」





 
2023/03/15 18:22:18(ifUfxw6U)
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