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淫獣達の艶かしき戯れ28
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ノンジャンル 官能小説   
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1:淫獣達の艶かしき戯れ28
投稿者: 彩未 ◆sPqX4xP/g6
茜はオーガズムの研究をした。
男と女にとって性感のアクメ=オーガズムは最高に気持ちいい。
それを得ることがセックスの最大の目的だ。
男性の射精に伴うエクスタシーの持続時間は2秒程度。
その快感は年を重ねるごとに減りこそすれ、増えることはない。
逆に女性の場合、エクスタシーの持続時間は20秒から30秒。
こちらは性交を繰り返すことで強化される。
茜はカリフォルニア大学の学生としても異色の実力を発揮した。
茜が特別研究員として所属してる研究チームは新たな研究成果を論文に纏めた。
分子発展進化学専門誌『JEZ, Developmental Evolution』に掲載された研究結果。
女性のオーガズムに関するものだった。
女性のオーガズムは元来「排卵を誘発させる」という目的があった。
種々の動物の排卵を調査した結果、人間の場合はオーガズムは生殖率には無関係であることが分かってきた。
が、オーガズムに達すると脳内でプロラクチンとオキシトシンというホルモンが大量に分泌される。
めくるめく快楽に襲われる。
他の哺乳類の脳内にも排卵中はプロラクチンとオキシトシンが波のように押し寄せることが分かった。
ゆえに人間の女性のオーガズムも当初は排卵において重要な役割を果たしていた可能性がある。
他の哺乳類は大抵は交尾(=生殖)の可能性に応じて排卵する。
が、人間の生殖サイクルは進化し、月に一度定期的に排卵が起きるようになった。
そのためオーガズムは必要不可欠ではなくなった。
要するにオーガズムは補助的な役割でしかない。
茜の研究グループはこの仮説を裏づける発見をした。
それは女性の陰核の位置が進化の過程で変化したという事実だ。
陰核はもともと膣内にあった。
従って性交でオーガズムに達するのは現在よりも容易だった。
それが膣外に位置を変えたという事実が、生殖目的のセックスにオーガズムが無関係であることを示している。
茜達の研究チームはこれとは別の研究成果も発表した。
他の快感と同様、性交の快感にもA10神経を中心とする報酬系が関わっている。
被験者に性的な写真やビデオを鑑賞させて脳の活動をスキャンすると報酬系が活性化していることが分かる。
性交でのオーガズムのときには報酬系が大いに活性化している。
オーガズムは脳内で起こる。
その結果、筋肉の収縮や射精などの身体的反応が生じる。
脳内の報酬系の動きを調べるためには放射線を含む化学物質を使わなければならない。
が、これは体内ですぐ分解されるため、測定時期の直前60秒以内に静脈注射が必要となる。
その結果、男女共にオーガズム中にA10神経の根元のVTA領域とA10神経が伸びる。
そしてドーパミンを放出する先端の双方が強く活性化していることが判明した。
その活動パターンは男女で大差がない。
唯一の差異としては、男性では「中脳水道周囲灰白質」という痛みと鎮痛に関わる部分が活性化している点。
これはエンドルフィンを放出する場所だ。
が、何故オーガズム中にその部分が活性化するのかその生理的な意味はまだ不明な点が多い。
性交の快感に報酬系が関与していることが明らかになると性交依存症の仕組も解明される。
一般的には性交は愛し合う男女間での行為と見做される。
が、現実には愛し合っていなくとも身体の特定の箇所に対する刺激のみて性的快楽は得られる。
性的な快感を齎す刺激は脳の報酬系を活性化させる。
ゆえにその過剰な快楽に関して耐性が形成される。
そして性的刺激の頻度や強度が増し、それを停止すれば離脱症状が生じて停止できない状態に陥る。
この依存症は生殖と無関係な快楽の為のみの性交を行う人間及び極僅かの動物に特有のものだと言えよう。
茜は論文を次々に発表した。

********************

そもそもオーガズムとは何か。
男性の場合は「イきそう」という感覚。
「このままピストンを続ければ確実に射精する」という状態に入った瞬間から「快感が頂点に達して射精する」瞬間までの性的興奮のこと。
女性の場合も同様だが、男性と異なり「射精」がない。
従って「絶頂に達してから快感の頂点が持続する」状態がこれに含まれる。
「ある程度の絶頂状態が持続した後、やがて全身が脱力して興奮状態から解放される瞬間」までの状態。
それがこれに相当する。
「男性のオーガズム数秒間」、「女性のオーガズムは20~30秒間」と一般的に言われる所以だ。
オーガズムはどのように生じるか。
一般的には、心理学的・生理学的な性的刺激による静脈の鬱血や筋緊張の増大からの解放。
その結果オーガズムが引き起こされる。
男性がオーガズムに到達する最も一般的な方法は陰茎の性的刺激、女性のそれは陰核の刺激だ
ある調査では、男根を膣に挿入して行う性交でオーガズムに達する女性は全体の35過ぎないという。
女性は乳首や子宮その他の性感帯の刺激によってもオーガズムを得られることがある。
が、これは比較的稀なケースだ。
フロイトは「陰核のオーガズムは純粋に少女期の現象に過ぎず、思春期には膣オーガズム即ち陰核への刺激なしでオーガズムを得る成熟した女性の反応に至る」と述べた。
が、現在、女性の大部分は、陰核への刺激により又は何らかの形での陰核刺激の補助によってのみオーガズムに達し、陰核の刺激がオーガズムに達する最も簡単な方法だと述べている。
女性の50~60性交を通じてオーガズムに達したことがなく、絶頂するには陰核の刺激を必要とする。

********************

このような内容で茜は精力的に研究し、論文を発表した。
 
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2021/03/20 21:47:50(rhMdEHLB)
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