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ありふれた日常
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ノンジャンル 官能小説   
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1:ありふれた日常
投稿者: ノン
ありふれた日常・・・

それはいとも簡単に崩れてしまう。


私は48歳、42歳の妻、16歳の長男、14歳の次男の4人でS県北部に住んでいる。G県にある自動車メーカーの総務課に勤務している。長男が小学校に入学する前に妻の実家にほど近い住宅街に一戸建てを購入し10年が過ぎた。平日は片道1時間の自家用車での通勤、接待も多く、家に帰り、遅い夕食を取り風呂に入り寝るだけの日々が続いている。子供たちが小さかったころは週末は家族で出かけたが、次男が中学に入学してからは家族で出かけるのは近所のステーキ店に行く程度になっていた。

第二・第四金曜の夜はは会社の近くのスーパー銭湯でビールを飲み、食事をして、ゆっくりと風呂につかり、そのまま泊まって、翌日の昼に家に帰っていた。ささやかな自分へのご褒美だった。だがその日はスーパー銭湯に寄らずに家に帰った。前に泊まった時に妙に視線を感じていた。それがなんとなく気になってまっすぐに家に帰ったのだ。妻や息子たちは私の予期せぬ帰還に驚いていた
「お父さん、ごめんなさい、お父さんの分のおかず準備してなかったわ」妻が言った
「パパ今日はスーパー銭湯じゃないの?」長男がご飯をかき込みながら言った。
「僕たちみたいテレビがあるから」次男もそっけない。
「ちょっとその辺で食事してくるよ」私は読みかけの本を手にして家をでようとすると、妻が近くにきた。
「帰ってくるなら連絡してくれればよかったのに」妻からいい香りがした。家にいるには少し化粧も濃い気がした。妻とはもう3年もレスだ。昔の「水沢ア〇」に少し似ている自慢の妻だ。
「2時間くらいで戻ってくるよ」本を片手に私は近所のファミレスに向かった

ファミレスに着くとドリンクバーを和定食を注文した。喉をうるおし、料理が来るまで本を読んでいるとメールが届いた。何年も開いていないSNSを経由していた。
「明日、午前11時、○○公園の飛行機広場に来ていただけませんか?」差出人はkyokoとなっていた。業者の勧誘だろうと無視をして、定食を食べ始めた。食後にコーヒーを飲んでいるとメールが届いた
「まさと君のお父さんですよね!」kyokoから再びメールが届いた。長男の名前を出されるとさすがに放ってはおけない
「そうですが、どなたですか?」kyokoのSNSを閲覧したが画像も投稿も無かった。メールを返信した。
「会って、相談したいんです。来てくれたらこちらから声を掛けます。まさと君には内緒にしてください」
「わかりました」嫌な予感がした。








 
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2020/07/11 04:40:10(Y7Sg0VnS)
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