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性(サガ)
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ノンジャンル 官能小説   
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1:性(サガ)
投稿者: 公美
頬を流れ落ちる涙の感触で目覚めた。
時計を見るとまだ午前2時半頃、全身が嫌な汗でびっしょり濡れていた。
あの地獄から抜け出して克服したつもりでも、今でもこうして悪夢にうなされてしまう。
世の中のほとんどの人には知られてはいないだろう。
現代の日本に存在する女にとっては地獄以外の何ものでもない、あの世界のことを。


絵美は32歳になっていた。
作家としてはまだまだだけど、少しづつ認められ始めていた。
何年も日の目を見を見られずに埋もれていく人がいる中で、ようやく芽を出せたことに幸せを感じている。
カツカツの生活を送る売れない作家も少なくない中で絵美は生活には困ってはいないけれど、派手ではなく質素に暮らしている。
お金はたぶん、一生困らないくらいはあるのだろう。
それでも自分の存在価値、生きる理由を求めれば人との接触を最低限無くしていかなければならなかったからこの仕事を選んだ。
両親は莫大な借金を残して自分を置いて旅立った。親戚をたらい回しにされて、行き着いた場所があの地獄だったのだ。
表向きは施設だったけど裏では変態共を相手にする秘密の機関だった。
施設に来て1ヶ月ほど過ぎた頃だった。
夜、職員に呼ばれた。
階段を降りた先にある扉の施錠を外すと連れていかれた所は、見たこともない豪華な世界が広がっていた。
赤い絨毯が敷き詰められた通路があり、頭上にはシャンデリアが吊るされていた。
左右にたくさん並ぶドアのひとつに連れていかれると、中年男性が待ちくたびれたように出迎えられた。
そこでまだ12歳だった少女は、女にさせられたのだ。
その夜は痛みと恐怖にショックで眠れなかった。
正気を保ち続け生きて来れたのは、5歳年上の女の子の存在があったからだ。
姉のように慕い、彼女も妹のように可愛がってくれた。
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2023/12/16 01:33:54(/8ryJyvr)
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