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プール
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ノンジャンル 官能小説   
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1:プール
投稿者: GTS
僕は腰痛持ちで、水中ウォーキングが休日の日課になっていた。
このスポーツクラブは、年配会員が多く、年寄はお昼を12時に取る人が多い(多分薬の服用。)から、いつも空く頃の11時半から利用していた。

今日は猛暑日でいつもよりガラガラ。12時になったら誰も居なくなった。
そして外が急に暗くなり、閃光が走り物凄い音がしたと思ったら停電になってしまった。避雷したみたいで、非常灯だけになった。

監視員のスタッフはインカムで何か話しながら僕の方に来た。
「お客様、今の停電でシステムの不具合が発生してしまい。このプールだけ復旧がコンナで入り口の扉も開かないそうです。お客様の連絡先教えて下さい。」

僕はそのうち何とかなるだろうと思いながら水中ウォーキングを再開した。
(あれ?停電なのに温水が出てる。ボイラーはガスだからだ。)

「おねえさん。また晴れてきて日差しが強いし、停電で空調が止まっているから室温が上がるよ。温水ストップしたほうがいいよ。」
「お客様ありがとうございます。直ぐに止めますわ。」

流石にウォーキングに飽きて疲れて座っていたら、
「お客様。残念なお知らせが。今日は土曜日で三連休初日。休みの業者も多く、公共施設を優先してる為、復旧は連休明けの火曜日だそうです。でも心配しないで下さい。監視員室に非常食は有りますから命の危険は有りません。」

僕は途方に暮れた。3日間プールに缶詰。スマホもロッカーの中。家族と話しも出来ない。

予想通り室温は上がり暑くなって来た。逆に水温は下がり水中が丁度良かった。監視員のおねえさんが羨ましいそうに僕をチラチラ見てるから、
「おねえさんもプールに入れば、熱中症になっちゃうよ。」と声をかけた。
 
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2023/08/08 03:07:57(xvZGU7b5)
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