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人気のイメプレ女(処女)、年下とエッチすることになりました。
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ノンジャンル 官能小説   
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1:人気のイメプレ女(処女)、年下とエッチすることになりました。
投稿者: 奈々子
『あぁんっ!そこぉ…おまんこすごいのぉ』

『おちんちん好きぃ…』

『アナルだめぇ…気持ちよくて…おかしくなるぅ!!』

深夜2時、書き込まれる卑猥な文面の数々。
私は膣に自分の指を入れて、くちゅくちゅと掻き回す。

「あっ、い、イクっ…んっ…!!」

ビクビクっと絶頂を迎えた後、妙に冴えた頭で再びスマホを触る。

『あふぅん!!イクゥ!イッちゃうぅ!!あっあぁぁ!!!』

数分後に相手からの返事。

『すごくエロくて、自分もイッてしまいました。
噂通り、nanaさんとのイメプレ最高です!
きっと本当のnanaさんもスケベで可愛いんだろうなぁ(笑)
また良かったらお相手お願いします。
ありがとうございました(^_^)』

荒くなっていた呼吸も落ち着き、私も返事を送る。

『こちらこそ、たくさん気持ちよくしてくれてありがとうございます♪
楽しんでいただけて私も嬉しいです(*^^*)
またお声かけくださいね。
お休みなさい☆』

「送信、っと…
あぁ~疲れた。後半の描写ワンパターンで萎えたわぁ~」

ピコンッと、受信ボックスにいくつかのメッセージが入ってくる。

『今度は僕とお願いします』
『女教師×生徒設定でどうですか?』
『nanaさんとスケベイメしたいな(^^)』

「…2時過ぎだろ、さっさと寝ろよ(笑)」

ベッドの上で伸びをした後、シャワーを浴びる。

私は高木奈々子、30歳。

ここ数年、私は某イメプレサイトで夜な夜な見知らぬ男性と卑猥なやり取りに耽っている。

スケベでやや過剰、そしてほのかに変態で従順…そんな描写が受けて、サイト内ではイメプレのお誘いが絶えない。

HNはnana、年齢はそのままだけど、見た目はかなり詐欺設定だ。

茶髪のロングヘア、派手だけどキレイ系。
Eカップでお尻もおっきめ。
趣味はジム通いとお酒とスケベなこと(笑)

これがnanaの設定だ。

しかし本当の奈々子は…

黒髪のひとつくくり、メガネ。
化粧は苦手なので薄いメイクしかしない地味女。
実はGカップあるけど、やや垂れ気味。
お尻もおっきいけどただのコンプレックス。
趣味は…イメプレ。

そして何より…処女である。

30年間完全な処女の私だが、ネットや雑誌で見聞きした知識だけで、イメプレをしている。

最初は男性とのやり取りに慣れるためだったが、ネットと言う見えない世界の中で私は、どんどんとエッチで魅惑的な女性の仮面を被ることになった。

頭を洗いながら、ふと考える。

ほんとにセックスしながら、『おまんこ気持ちいい』とか言うのかな…

考えただけで恥ずかしくて、身体がムズムズした。

きっと私は本当にセックスすることはないんだろうなぁ。

しかし、そんな私が数ヶ月後、処女を捧げることになるなんて…!

しかも年下のあんな男性に!!

頭でっかちの処女が、女にされるまでのお話です。

良ければ皆さま、ご覧ください。

〈つづく〉
2020/01/16 11:29:20(eK90doWR)
2
投稿者: (無名)
大変興味ある内容で、続きが気になります!
20/01/16 17:00 (fxcsZiVM)
3
投稿者: 奈々子
「高木さんってぇ、あんまりメイクしない人ですかぁ?」

甘ったるいしゃべり方で、後輩の篠田さんが話しかけてきた。

「あ、えと…あんまり好きじゃなくて…似合わないし…」

「えぇ~化粧したら変わりそうなのに~」

(だから30になっても彼氏のひとりも出来ないんだよ)
そう言われているような気持ちになった。

あぁ、こういう女は嫌いだ。

メイクしたら絶対キレイになれると思ってるの?

そんなの元々可愛い子だけだし、私みたいな地味子がいきなりバッチリメイクしたらどうせみんなで笑うでしょ。

笑い者になるようなこと、自らするかってんのよ…

…可愛くすることをずっと受け入れられてきた、こんな女が大嫌いだ。

「ところでぇ、明日の夜って何か予定ありますぅ?」

「え、明日?別にないけど…」

「やったぁ~じゃあ飲み会来てくれませんかぁ?」

「え、の、飲み会って…まさか…」

「うふっ♪合コンですよ、ご・う・こ・ん」

出たっ!!合コン!!

「合コン」と書いて「生き恥」と読む!

「受付の同期が組んでくれたんですけどぉ、後ひとり集まらなくって困ってるんですよ~」

「いやいやいや、篠田さんたち25とかでしょ!?私なんか行ったら向こうにも悪いって!!」

「高木さんも若いじゃないですかぁ~それに、お姉さん好きな男子って多いんですからぁ~」

若いとか言いながら完全にババァ扱いしてんじゃねーか!

嫌だ嫌だ嫌だ行きたくない行きたくない…

「ほんと助かりましたぁ~じゃあ明日19時からなんで、おしゃれして来てくださいね♪」

スキップしながら篠田さんは去っていく。

「えっ、あの…」

行くなんて言ってないのに!!押しが強い!!

しかも…おしゃれ、だとぉ!!!?

女がみんなおしゃれな服持ってるなんて思うなよ!

あぁぁ~どうしよう、何て断ろう…

「あ~お疲れ様です。高木さんも休憩ですか?」

「あ、受付の…」

「篠ちゃんから聞きました!明日の合コンよろしくお願いしまーす」

報・連・相が早い!!

仕事もこのくらいやれよ!!

情けないが、こんなに心で毒づいても本人たちには言えない。

キラキラした女たちが大嫌い以前に、圧倒されて何も言えなくなる。

私は重い気持ちで、帰り道に近くのユニ○ロへ、それっぽい服を買いにいくのであった。

***********

「初めまして~幹事の田村です、よろしくー!
今日はこんなキレイな人たちと飲めるなんてテンション上がってまーす」

「やだもう~軽いんだけど~(笑)」

はい、出会って5分でこんな会話が繰り広げられる地獄にやってきましたよ。

目の前にはいかにもリア充です☆みたいな、モテそうな男たちが並んでいる。

そして負けず劣らず、こちらもキラキラ女子たちが…

眩しいっ!目が痛い!怖いっっ!!

「俺らは全員職場の同期で、今年新卒なんだけど新人研修から気が合って…」

私は凍りつく。

「全員同期」「新卒」「新人研修」!!!???

みんな23くらいってことぉ?

「し、篠田さん!!(小声)」

「ん、どしたんですかぁ?」

「この子ら、みんな篠田さんたちよりも年下ってこと!?」

「そうですよ~言ったじゃないですか、最近はお姉さん好きが多いって♪」

「………!!!」

アラサーから見たら、2~3歳差なんて誤差なんだよ!!

ううぅ…心の底から帰りたい。

************

はぁ、完全に浮いてるし…

みんなめっちゃ盛り上がってるから、私来なくても良かったんじゃない?

キャッキャと楽しそうにしているみんなをぼんやりと見つめる。

…nanaだったら、こんな年下リア充相手でも堂々と出来るんだろうなぁ。

「………」

『あ、nanaさん、すげぇ…ぅあ』

『なぁに、あれだけ威勢の良いこと言ってたのに、こんなにビンビンになってるのぉ?』

『だってnanaさん…俺、こんなこと初めて…うぅっ』

『ふふ、可愛い♪おちんちん、こんなにしちゃって…次どうしたいの?』

『し、したいっ!俺、もう我慢できない…』

『仕方ないなぁ…じゃあ、私ので気持ちよくしてあげる。ほら、挿れて良いわよ』

『nanaさんっ!!!』

はい、リア充ひとり落ちました~。

…む、むなしい!!

ひとりイメプレはただの妄想!!

はぁ~とため息が出る。

「あの~高木さん、ここ良いですか?」

「えっ!?」

少し照れ臭そうに、ひとりの男子が声をかけてきた。

「へぁっ!?あ、ど、ど、どうぞ!どうぞどうぞ!」

「あ、すみません。えーと、あっちが空いてますんで…」

「え……あ~~…はいはい!!了解です!」

篠田さんの隣に座りたいだけかよ!

そして私は隅っこへ行けと…

もう、帰ろうかなぁ。

でもそんなことしたら空気悪くなるし…

モヤモヤしながら私は隅の席に座る。

「ここ、失礼します…ん?」

同じく隅に座る男子は、ちびちびと日本酒を飲みながら黙々と枝豆を食べている。

垢抜けない黒ぶちメガネ。

そこはかとなく漂う同類の香り。

こ、こ、これは!

童貞野郎(味方)だーーー☆

『ヤリチンの群れに何故か紛れ込んだ童貞くさい男』

それが、彼、橋本航大(こうた)への第一印象だった。

そしてこの男こそ、私が処女を捧げることとなる張本人なのである。

〈つづく〉
20/01/16 21:13 (eK90doWR)
4
投稿者: J ◆WCdvFbDQIA
面白いです。

続きを楽しみにしています。

20/01/17 06:39 (kZF/htDP)
5
投稿者: (無名)
引き込まれました。

同じく続きを楽しみにしています(*´ω`*)
20/01/17 14:57 (ChhIBl5N)
6
投稿者: 奈々子
コメントいただき、ありがとうごさいます(*^人^*)


「………」

「………もぐもぐもぐもぐ…」

さっきからずっと枝豆食ってるな…

まぁ仕方ないよね、こんなリア充の巣窟に迷い混んだのだから。

それにしても自己紹介の時は、お仲間がいるなんて全然気づかなかった。

あまりの事態にフリーズしちゃったからなぁ。

目の前の童貞君(仮)は、ボサボサの頭に分厚い黒ぶちメガネ。

俯き加減に枝豆を貪る姿に、私は心から安堵した。

マイナスイオンが出ているようだわ…

「……食います?」

し、しゃべった!

遠慮がちに、枝豆の入ったお皿をテーブルの真ん中に差し出す。

緊張するよね?

オドオドするよね?

分かるよぉ~でも一生懸命話しかけてくれたのね!

「あ、ありがとうごさいます…」

私も負けじと、若干の挙動不審っぷりを見せながら、枝豆をいただく。

「………」

『なに赤くなってるの?』

『だって…こんなキレイな人と…俺、しゃべったことなくて…』

『えぇ~しゃべるだけで良いのかなぁ?』

『わ、nanaさん!?そんなとこ…あ、足で…うぁ』

『あはっ、可愛い童貞ちんぽが、どんどんおっきくなってるわよ?』

『ううっ、は、恥ずかしい…です…』

『ふふ、可愛いなぁ。ねぇ、枝豆ばっかじゃなくて、私のお豆も…食べてみない?』

『nanaさんっ!俺、初めてだけど…もう!!い、いたただきます!!!』

めしあがれーーーー☆

わはは、やっぱり童貞×強気ビッチはテンション上がるわぁ。

はぁ、今夜は童貞君との設定でイメプレしようかな。

*********

「えーほんとに!?」

「マジマジ!」

「意外なんだけど~でも、よく見ると確かに…」

何やらリア充が騒いでおりますわ。

まぁ私達には関係のなきこと。

ねぇ、同志よ…☆

しかし、ガヤガヤと女性陣がこちらに群がってきた。

えっ!えっ!?私達の聖域が…

「航大くんって、T大卒で営業成績トップってほんと??」

「しかもお父様がT大の教授!?」

「学生時代は剣道でインターハイ出場??」

「ちょっとすごいんだけど~」

え、え、え???

幻聴ですか???

童貞君が、そんな神設定なわけないでしょうが。

女性陣に押し退けられ、私は耳を疑う。

「……はぁ、まぁそっすね」

ぼそっと一言、童貞君が頷く。

「え~自己紹介の時に言ってよぉ」

「何でこんなメガネなのぉ?可愛いんだけど(笑)」

「今も剣道してるの?結構ガッシリしてない?」

ど、童貞に…蟻が群がっている…

はっ!そ、そうか!

生粋のコミュ障で、勉強と剣道しかしてこなかったけど、そのスペックだけで女に群がられて女性不信となり、それで童貞を拗らせて今に至る…

か、か、可哀想!!!涙

「やっぱ航大連れてくると、こうなるよなぁ(笑)」

「一気に女の子持ってかれる(笑)」

おいおい、笑ってないで早く助けてやれよ!

童貞君が可哀想だろうが!

あんなに集られたら失神するぞ!!

「まぁ、アイツも来るもの拒まずだからなぁ~」

は?

「こないだの合コン、結局全員コンプしたらしいぞ」

へ?

「まじかぁ~俺狙ってた子いたのに、また撃沈だわ…もぉー!航大いたら彼女できねーよ…」

おぇぇええええ???!!?

「きゃー!メガネ取ったらイケメンじゃん!」

「田村がメガネ掛けて来いって言うから…」

「ねぇ、LINE教えてよぉ」

「いーよ」

「今度飲みに行こうよぉ」

「いーよ」

「このあと…」

「いーよ」

か、軽いーーーー!!!軽すぎるっ!!!

お前がこの中で最軽量かよっ!!!

フラフラと私は席を外す。

ガクンっ…

トイレに着く前に、膝から力が抜けてしまった。

「……な、な、仲間じゃなかった……!!」

むしろ天敵!!

恐ろしい!恐ろしすぎる!!

な、何だこの絶望感…

「あぁ、結局…私、ひとりだけかぁ…」

ホロリと涙が出る。

「何が?」

ふと、後ろから声をかけられる。

ビクッと振り向くと、そこには童て…ヤリチン野郎(改名)が立っていた。

「どしたんすか、こんなとこ座り込んで。もしかして酔ってんすか?」

「……」

「トイレ行きたいんすけど、そこ退いてもらってもいいっすか?てか立てます?」

「……さ、さ、詐欺だぁ~~!!」

無性に腹が立ち、情けなくなり、悲しくなった。

ヤリチン野郎はギョッとしていたが、私は自制が効かない。

「あ、あんたらなんかに…分かんないわよぉ。私がどんな惨めな気持ちか…な、仲間だと思ったのに、どうせあんたも私のことバカにしてぇ~~うぇぇん!!」

「…めっちゃ泥酔じゃないすか…」

「かっ、愛い子と遊んでぇ、エッチして…みんな幸せになりやがってぇ…何なのよぉ!来るもの拒まずなら満遍なくやれよぉ!!」

「あ、高木さんもヤリたいんすか?いいっすよ」

「そうよぉ!私だってヤリたいですよぉ!私だってぇ、私……へ?」

「俺、別にいっすよ。この後、ヤリましょうか」

えーと、皆さん。

解読求ム、解読求ム。

ヤリチン語が私には理解できません…


〈つづく〉
20/01/17 20:25 (fswHxw55)
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