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1:介抱
投稿者:
(無名)
ある晩、遅くまでした残業を終え終電も無くなり、タクシーでマンションまで帰った。エントランスでエレベーターが来るのを待っていた。やがて来たエレベーターのドアが開き驚いた。中に若い女性が倒れていた。俺は驚きながらもその女性に近付き声を掛けたが、その女性は相当呑んだらしく「うう~ん」と言って起きる気配がなかった。服装は上下グレーのスーツ、膝丈のタイトなスカートで黒いパンプスを履いていた。顔を見ると俺が好きなタレントで、元女子アナの上田まりえに似ていた。スタイルも良かった。完全に足を開きパンツも丸見えだった。俺はこのまま放置は出来ないと思い、自分が降りる階を押しエレベーターを動かした。階に着くまでに散乱してる荷物を纏め、女性をすぐ運べる様に抱えた。やがてエレベーターが階に着き女性を抱えて降りた。(酒臭ぇ)と思いながら部屋に運んだ。苦労しながら部屋に入れベッドに寝かせた。俺は(どうしようか)と考えながらシャワーを浴び部屋着に着替えた。
2018/04/15 01:35:17(ZUnevriv)
投稿者:
(無名)
突然現れた珠緒を見て固まる母に「俺の彼女で木村珠緒さん」と紹介すると「木村珠緒です」と頭を下げた。「こっちは俺のお母さんで葛西秀子だよ」と言った。母は慌てて立ち上がり「翔の母の秀子です」と言った。母は「どうぞどうぞ」と言って席を勧めた。珠緒は座った。母は「翔っ…何ボサっとしてんのっ!?お茶位出しなさいっ」と言った。珠緒は「お母さん…大丈夫です」と言った。俺は冷蔵庫からジュースを出した。「俺今、珠緒と結婚を前提に付き合ってるから」と言うと珠緒は「えっ!?」と言った。母はそれを聞くと「珠緒さん…こんなバカ息子でいいの?」と聞いた。珠緒は「えっ?あっ!?はいっ」と言った。俺は「来週にでも紹介しようと思ってたんだ」と言った。「そうだったの…もっと早くに言ってくれればよかったのに」と言い「珠緒さんのご両親には挨拶したの?」と聞いた。俺は「まだだよ」と言った。「何してるの…こう言う事は早くいわないと」と言った。「まだ付き合い始めて3ヶ月だよ」と言った。
18/04/21 00:01
(StpTtHwv)
投稿者:
(無名)
母は「アンタに付き合ってる人が居るなら、お見合いの話しはなかった事にしなくちゃね」と言うと、残りのコーヒーを空け「じゃぁ帰るわね」と言って席を立つとそそくさと帰って行った。俺達は下まで行って見送った。嵐の様な20分間だった。部屋に戻ると珠緒が「さっきのホントなの?」と言った。「さっきのって?」と言うと「ほらっ…結婚を前提にって」と言った。「俺はそのつもりだけど嫌か?」と聞くと珠緒は首を振り「嬉しいっ」と言った。「来週辺り珠緒の実家に挨拶行きたいけど…」と言うと「分かった…言っておくね?」と言い「翔君家は?」と聞いた。「家は親父はもう他界してるからアレで平気だよ」と言うと「あっ…ゴメン」と言った。「平気だよ親父とお母さん年の差婚だから…親父は老衰だったから」と言った。「じゃぁお母さん今、実家で1人なの?」と聞かれ「兄貴夫婦と暮らしてるよ」と言うと「翔君…お兄さん居るんだ?」と言った。「うん3つ上…そう言えば家族の事全然話してないね」と言うと「そうだね」と言った。
18/04/21 00:18
(StpTtHwv)
投稿者:
(無名)
それからお互いの家族の事を話した。珠緒には姉(27)と弟(20)がいると言っていた。…それから一週間が経ち俺達は珠緒の実家に言った。珠緒の両親と兄弟は気さくな人達で「珠緒の事を宜しく」と言ってくれた。その日は珠緒の実家に泊まった。「楽しくていい人達だね?」と言うと「うん…自慢の家族なんだ」と嬉しそうに言った。…それから一週間が経った。その日は珍しく休日出勤があった。帰ると珠緒が夕飯を作ってくれていた。俺はつい仕事の愚痴が出た。「どうしたの?」「あのね…俺の部署で1人辞めたんだ…そのツケが回ってきてさ」「だから今日仕事だったんだ?」「そうなんだよ…この忙しい時期にさ」と言った。「大変だね…お疲れ様でした」と言ってくれた。「珠緒はどう?忙しいの?」と聞くと「私…何か仕事が嫌なんだよねぇ」と言った。「嫌?」「うん…セクハラがあるの」「セクハラ?」「うん…私課長に何回かお尻触られた」と言い「止めて下さいって言ってるのに…もう辞めようかな」と言った。「じゃぁウチの会社来る?辞めたの女の子なんだよっ…付いていけないって言って」と言った。
18/04/21 01:05
(StpTtHwv)
投稿者:
(無名)
珠緒は「考えておくね」と言った。俺は冗談のつもりだった。翌月の始めの朝礼で部長が「今日から新しい子が中途採用されて、我が部署に配属されました…木村君」と言って呼んだ。俺は驚いた。珠緒だった。珠緒はしれっとした顔で「木村珠緒です…頑張りますので御指導の程宜しくお願いします」と挨拶した。部長は「じゃぁ宜しく…教育係として…葛西係長にお願いする…指導してくれ」と言った。俺は「はぁ…」と気のない返事をした。珠緒は俺の部下になった。「葛西係長…宜しくお願いします」と言った。俺は「葛西翔です…」と言った。珠緒の席は向かい側だった。俺は社内を案内をした。「何で?」と聞くと「だって翔君がウチに来るかって言ったから」と言った。「だからって相談も無しに…」と言うと「嫌?」と聞いた。「嫌じゃないけど…驚いたよ…」と言うと珠緒は小悪魔的な笑みを見せた。俺の居る企画部から営業部、技術開発部、経理部と挨拶廻りをし顔合わせをした。皆「宜しくっ」と言い「葛西っ…苛めるなよ」と言った。
18/04/21 01:24
(StpTtHwv)
投稿者:
(無名)
俺は丁寧に仕事を教えた。その殆どはコピー取りや簡単な入力等だが、珠緒はちゃんと聞き真剣にやっていた。珠緒が「これってどうやるんですか?」と聞いてきた。俺はそれを受け取ると「これは過去の資料を参考にするといい」と言うと「過去の資料って…」と言った。俺は「ああ…ゴメン…初めてだったね…よし資料室行こう」と言って2人で資料室に行った。「ここに過去の資料がまとめてあるんだ…」と教えると「そうなんだ」と言って俺を見ていた。珠緒の俺を見つめる目にドキっとした。それを感じ取った珠緒は「今、ドキってしたでしょう?」と言い「今、2人きりだよ?」と言うと近づいてきた。「い、今、仕事中だぞ?」と焦りながら言うと「分かってるよ?」と言い「今Hするワケないじゃん…翔君の凄いんだし」と言ったがその顔は求めている時の顔だった。俺は「おいで…」と言った。珠緒はニコっと笑い体を寄せ顔を上げた。誰も居ない資料室で俺達はキスをした。唇を離すと珠緒が「ドキドキするね?」と言ってまた笑った。
18/04/21 15:21
(StpTtHwv)
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