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少年から大人へ
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ノンジャンル 官能小説   
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1:少年から大人へ
投稿者: 中出遅漏
高校2年生になり、アルバイトを始めることにした和隆は学校の事務室に許可申請書を貰いに行った。
窓口に出て来たのは、その年の春に短大を卒業して就職したばかりの典子だった。
典子は丁寧に記入方法などを説明して用紙を封筒に入れて渡した。
翌日、和隆が必要事項を記入した申請書を出しに行くと、典子は申請書を封筒から出して、記入洩れや間違いがないか等を確認して受理して、淡いピンク色の女の子らしい封筒を和隆に手渡して、
「お家に帰ってから開けて読んでね」
と小声で言った。
和隆は制服の内ポケットにしまい、帰宅して自室に入って封筒を開けた。
封筒と同色の花柄があしらわれた便箋に、女らしい綺麗な文字で、幾つかの質問と、和隆に対する典子の思慕の念が綴られていた。所謂ラブレターである。
〈明日の5時半に駅前のコーヒーショップTでお待ちしています。〉
と締め括られていた。
何も部活動に入っていなかった和隆は、放課後校門を出て普段から仲の良い仲間数人と駅へ向かって歩いた。
「俺は、ちょっと寄る所があるから…」
と、電車に乗る仲間たちと別れた和隆は腕時計を見た。まだ4時前で待ち合わせの5時半迄は1時間半以上もある。立ち読みでもして時間を潰そうと書店に入った。
「お待たせしてごめんなさい…」
和隆は不意に横から声をかけられ、本を落としそうになった。典子が少し息を弾ませていた。
「あれ?少し早くないですか?」
「あまりお待たせしてはいけないと思って走って来たの」
2人は書店を出て、直ぐ近くのコーヒーショップTに入った。
典子はカフェオレを、和隆はアメリカンを注文して、典子が、
「突然あんな手紙をを渡してしまってご迷惑でしたか?」
「迷惑ってことないです。嫌だと思ったら、今ここに来てないです」
「お返事はもらえますか?」
「何度も書いてみたけど、巧く書けなくて。今ここに来ていることが返事じゃ駄目ですか?」
「ホント?嬉しい!宜しくお願いします」
「こちらこそ、宜しくお願いします」
「私の方が年上だけど、タメ口でいいわよ」
こうして、20歳のOLと男子高校生の交際が始まった。
平日は典子が残業することもあり、デートは土曜日の午後からになり、学校を別々に出て待ち合わせてランチして、カラオケボックスに行ったり、映画を観に行ったりすることが多かった。
そんなある日のランチの時に、和隆が、
「ノリちゃんのアパートに行ってみたいな」
と言い出した。典子は一瞬考えてから、
「散らかってるから恥ずかしいけど、いいよ」
と承知した。典子は既にバージンではなかったが、高校生の和隆とアパートで2人きりになって求められたら…と思うと、怖いような、嬉しいような気持ちだった。
駅からバスに乗り15分程の停留所で降り、5分程歩いた所にある2階建てのアパートに典子は独りで住んでいた。
2DKの室内は若い女の部屋らしく家具やカーテンもシンプルだが可愛らしい物で揃えられていた。
特段に散らかってはいなく、綺麗に片付けられていた。
典子は襖の奥の部屋で普段着に着替えて、
「私のジャージを貸してあげるから着替えて。制服が皺になっちゃうといけないから」
和隆が着替えると、典子は制服をハンガーに掛けた。
交際が始まって直ぐに、カラオケボックスや映画館等でキスだけはしていたので、寄り添い合って座るとどちらからともなく自然にキスを交わしていた。
「カズ君…」
「ノリちゃん…」
キスをして舌を絡め合い、互いを呼び合ってはまたキスをする…。ということを繰り返していたが、ふとした拍子に和隆の手が典子の胸を掠め、典子はビクッと反応した。

-続く-
 
2017/03/11 16:55:01(Q0808u5e)
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