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1:新幹線
投稿者:
(無名)
広島行きの新幹線。
品川駅で乗車した数人のうちの一人に、私は目を留めた。 野暮ったい万年新社会人みたいな男性。でも、顔が好みだ。 30歳になろうとしている今、私の女としての欲求不満はなかなか深刻化している。 一人で旅行へ行こうという時にさえ、いや、そんな時だからこそ、ひと肌恋しくなってしまうのだ。 ぼんやりと物思いに耽っていると、まさかのまさか、その男性が隣の席へ来た。 指定席のくじ運の良さに感謝しながら、頭上へ荷物を置く姿をチラ見する。 もっと細身のスーツの方が似合いそうなのに、なんて30女の毒は惨めだ。 「弁当、食っても構わないですか?」 爽やかな声で顔まで向けられたために、顔が赤くなる。 「え?はい、どうぞどうぞ!」 こんなことわざわざ聞かなくていいのに。 それ以上話が続くわけでもなく、彼はいそいそと弁当を開封している。 なんだこの収まりのつかない私。 「うわっ」 すると私の邪念が通じたかのように、彼は弁当をひっくり返した。 美味しそうな具材たちが無残な状態に。 「すみません!かからなかったですか?」 彼が私の膝下を注目するので、焦った気持ちになった。 ひとまず、私たちはお互いの周囲の具材を拾い始めた。 米粒か拾いにくいなと思いつつ没頭していると、彼の股間に先ほどまではなかった膨らみがある。 こんな状況で立つなんて、変態か欲求不満ね。 そう思いつつ、私は妙な悦びを感じていた。 「あの...」 彼が急に小声で囁く。 「ちょっと胸が見えてます。それにもう大丈夫です。」 私は聞こえないふりをして、わざと爪でカリカリと彼の膝上の米を拾った。 膨らみがより大きくなった。 見つめているだけで、どんどん興奮してしまうのが分かる。 彼はもう何も言わなかった。 代わりに、少し荒い鼻息が聞こえる。 もう一度爪を立てると、彼の手も同じように私の太ももに触れた。 少し指の腹を滑らせて、服の生地越しに温かさが伝わる。 目を合わせることなく、お互いに俯きながら、手の動きを止めない。 私はクリトリスをヒクヒクさせながら、猛烈な性的欲求を感じ始めた。 私は彼の股間の方へ徐々に手を移動させ、彼もまた、私の内もものかなり際どいところを撫で始めていた。
2016/10/06 02:53:53(Qbpbx7cy)
なんとも素晴らしい描写ですね。続きを期待しています。
16/10/06 03:47
(XXWdQJPc)
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