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パラサイト
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ノンジャンル 官能小説   
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1:パラサイト
投稿者: 紫苑
色鮮やかな魚が優雅に踊っていた。

頭の上からは幾筋もの太陽光が差し込む。

美しい珊瑚や海底の砂が白く光り輝いている。

勇二は休暇を利用して南の島にいた。

(命の洗濯だな、今度はいち来られるだろう)

島育ちの勇二には素潜りなどはお手の物だ。

綺麗な海に潜り、柔らかい風にあたり、休暇を満喫していた。

最終日の夜、勇二は不思議な夢を見た。随分とうなされたような気がするがどんな悪夢だったのだろうか、思い出せない。
強いていうならば何かが体の中に侵入してきたような、そんな感じだ。

(仕事のストレスかな、やれやれ。明日からまたいつもの日々か…ふぅ)

爽やかな目覚めとはいかなかっが、すぐに忘れた。シャワーを浴び、チェックアウトを済ませ宿を後にした。

この日、飛行機の中で勇二は不思議な気分を味わった。
全くモテないほうではないが、キャビンアテンダントの眼差しが妙に気になる。

(何だろ?)

勇二はまだ自分の変化に気づいてなかった。

異性を惑わす自分の匂い無き匂いに…。



電話のベルが引っ切り無しに鳴っている。ヘッドマイクへ愛想よく受け答える口が動いている。

真紀はコ-ルセンターの主任を任されている。
自分のデェスクからは黙々と喋る職員達が見渡せる位置だった。

(あぁ~、またバカンスに行きたいわ)

真紀は格別の美女というほどでもなく、かといって醜くはない。ヘアスタイルはいつもポニーテール、そして眼鏡に薄化粧。地味なのだ。

人付き合いは苦手だが仕事はできた。苦情も声だけの相手ならばそつなくこなし、文句も言わない人柄は上司の評価も良く自然と今のポストを手中に入ることができた。だからこの仕事を選んだのかもしれない。ストレスも少なくないが。

(あぁ、海に行きたい。あのペンション素敵だったけど、どんなだったけ?思い出せない…なんでだろう?)

(だけど最近よくお店でデザートのサ-ビスしてくれるの?なんでだろ?)

バカンス先で悪夢を見たことも忘れ、真紀もまた自分の変化に気いていないのだった。
2012/11/20 04:04:18(rc4GZSgs)
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