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隣の席の女
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ノンジャンル 官能小説   
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1:隣の席の女
投稿者: アル ◆yNjuU44/GA
昼の高速バス。通路を挟んだ窓側に素敵な女がいる。髪をきつく上の方で束ね、形の良いおでこが見える。整った鼻筋、やや厚めの唇、少し尖った顎、全体として、無個性だが美しい女優のような雰囲気が漂ってくる。
 リクライニングシートを思いきり倒して長い脚を伸ばしている。そのせいで、膝上ぐらいのフォーマルな絹のスカートが捲りあがっている。しかし、脚を冷やさないためか、その長い美しい脚のうえには薄手の半透明な布がかかっている。そのことで、かえって、形のよい丸い膝小僧のシルエットが浮かび上がっている。
 たまに伸ばしていた脚を組んで、その度に、薄い布が股の間に繰り込まれ、生脚が見えてくる。
 別に意図的ではないがその股の間に両手を置いている様が、この美しい女の自慰を連想させる。
 ときどき、窓に向けていた視線をこちらに向ける。
 私を見ているのではない。あくまでも反対側の車窓を眺めるふうを装って、さっきから自分の姿を覗き込むように凝視している男の正体を確かめようとしているのだ。
 その瞬間に私は急いで携帯に目を移し、小説投稿サイトの書きかけの文を確かめるふりをする。
女は一度、全身をこちらに向けてから、背中を丸めて、椅子に向けて体を横に置くスタイルになった。それから目を閉じ、美しいおでこをこちらに向けた。
 組んでいない脚はうっすら開き、左右の膝の間から、白いものがちらっと見えた。
 それはパンティではなく、さっきまで脚を被っていた薄い布だった。
 しかし、形のよいナマ脚、太ももを私に思いきり堪能させてくれている。
 長いバスの移動のあいだ、サラリーマン達はこんなラッキーを望んでいる。とはいえ、実を言えば、これは実況中継である。


2011/05/26 15:03:32(yOhHm6dO)
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