ようこそゲストさん。
ナンネットIDにログインしていません。
ID: PASS:
IDを保存 
ナンネットIDは完全無料のサービスです。ナンネットIDを取得するとナンネットの様々なサービスをご利用いただけます。
新規登録はこちら
ID・パスワードの再発行はこちら
友達よりも・・
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ノンジャンル 官能小説   
投稿の削除 パスワード:
1:友達よりも・・
投稿者: 美月 ◆mihNCtl4W2
ID:magfose
僕と美空で先に家に向かった。
春も鈴美ちゃんを意識してるような気がする。
美空は僕の隣を歩いている・・・。
やっとひと安心・・。
僕も反省しなきゃいけない・・。
美空をしっかり掴まえていなかったから。
「ねぇ・・美月」
「うん?」
「なんか鈴美ちゃんの家で問題発生したみたいだね・・・」
「・・・・・うん」
神経を研ぎ澄ましたら・・分かる。
警察が4人・・鈴美ちゃんの家にいる。
美空を見た。
言葉はいらない。
すぐに鈴美ちゃんの家に向かった。
長く暮らした街だからだいたいの地形は頭に入ってる・・・。

しばらく歩くと見えてきた・・・。
パトカーが止まっている。少し野次馬ができている。
妹さんは逃げたみたいだ。居場所は分かる・・。

「とりあえず春たちと合流しなきゃ」
「二手に別れよう、私が偶然見つけた事にするから」美空と別行動か・・・。
少し・・・。
「なに?寂しいの?」
「・・・・・」
「美月・・・今はそういう状況じゃないよ」
「うん・・分かってる」

美空と別行動なんて・・・嫌だ・・。
けど今はしかたない。

「連絡は携帯で」
「分かった!」

僕は春を探す。
山の方に行ったのかな。
においをたどればすぐに・・・・。
先に携帯で連絡しとくかな?
いや・・走ればすぐに追い付く。
春のにおいを探して追いかける。
近い・・・いた!
「春っ!」
「美月くん!?」
鈴美ちゃんもいた。
少し息をきらしたふりをする。
常人でない事を知られたくない・・春には・・。
春はだいぶ動揺している。「み、美月くん・・どうして?」
「とりあえず・・はぁ・・美空が鈴風ちゃん見つけた・・から・・ふぅ・・一緒にきて」
「ほ、本当に?」
鈴美ちゃんは泣き出した。緊張が緩んだからだろうな・・・。
二人を連れて妹さんのにおいのする所に向かう。

美空に連絡しなきゃ。

「美空、今向かってる」
「了解、早いね」
「そっちは?」
「小屋の中にいるみたい・・・動揺させないように鈴美ちゃんが来るまで入らない」
「分かった・・」

携帯を切って振り返る。
春は鈴美ちゃんの背中を撫でながら歩いている。

くっついちゃえばいいのに・・・・。

しばらく歩いて美空を見つけた。
こちらに向かって手を振っている。
鈴美ちゃんが美空に駆け寄った。
「鈴風は?」
「この小屋の中に入るの見たんだ・・私が入ったらびっくりしちゃうだろうから・・待ってた」
「ありがと・・」
木造の古い小屋。
鈴美ちゃんは小屋を見て少し黙ってから扉を開けた。春も入ろうとしたけど止めた。
「春、待ってた方がいい」
「そうなの?」
「うん、だから待ってよう・・・」
春はしゅんとしてうつ向いた。
美空は壁に寄りかかっている。
少し疲れたかな。
能力を使うと少し疲れる・・・僕も疲れた。

しばらくして鈴美ちゃんと鈴風ちゃんが出てきた。
鈴美ちゃんは申し訳なさそうな顔をしている。   「心配かけてごめんね」
「うん、いいよ・・早く家に戻った方がいい」
「美月くん・・・」
鈴美ちゃんは涙を流した。
とりあえず家まで送った。野次馬はいなくなっていた・・。
「春、帰ろう」
「一緒にいなくていいの?」「うん、彼女たちの問題だよ・・」
「そっか・・・」
鈴美ちゃんは玄関に入ろうとしたが振り返った。
春を見て・・ニコッと笑った。

ああ・・・鈴美ちゃんは・・・完全に・・。

春は首を傾げている。
なんてにぶい子なんだ・・
神社に帰ると夕方。
とりあえず居間にへたりこむ。
腹が減った・・・。
利奈が不思議そうな顔をしている。
首を傾げて春に訪ねた。
「どうしたの?」
「うーん・・疲れたみたいだね・・ご飯作ろうよ」
「そだね・・」
春と利奈は台所に行った。美空は僕の隣で座ってテレビを見ている。
「美月はまだ使いこなせてないね」
「はぅ?」
「ま、慣れるまでがんばれ」「なに・・その上から目線は・・」
「私の方が長年使ってるの・・・だから美月の先輩だよ」
たしかに・・そうなる。
ずっと前から美空は能力を使ってた。
「美月が助けてくれたから能力を使えたのかもね」
「・・・苦しかった?」
「えっ?」
美空が少し驚いた顔をした
美空は自分の異常な事に気付いてた。
普通じゃないって事に。
「僕は何にも知らずに・・普通に・・」

ぎゅっ・・。

美空が抱き締めてくれた。
何も言わずに。

「やめてよ・・美月」
「美空・・・」
「苦しかったよ・・けど今はそんな事忘れられるくらい・・幸せだもん」

美空の顔を見つめる。

キス・・・したい・・。

唇を近づける。     ぐるるるる・・・

お腹が鳴った・・・。

「ぷっ・・ははっ・・」
「はぅ・・お菓子食べる?」「うん、いいね!美月の好きなお菓子あったよ」
美空がいて良かった。
いつもそう思う。
ケンカするけど大事な妹・・・大事なお嫁さん・・。
「それダサいよ」
「・・・・・・」
小憎らしい妹。

美空はムッとした。
「なによ・・それ・・もっと気の効いたセリフは」
「もぉ・・いい・・お菓子食べよう」
まぁ・・こんな感じでずっと生きていくんだろうな。


夕飯ができた頃に綾が帰ってきた。
いつものように美空と抱きつく。
「出迎えご苦労!」
二人でぎゅっと抱きつく。
今日の夕飯は栗ごはん、茶碗蒸し、筑前煮、そして・・・すき焼き!!

ガツガツ・・食べる。
遠慮するなって言われたから・・それはもうガツガツと・・。

利奈は僕たちの様子を見て微笑んでいる。     「あはは、スーパーの特売で肉が大安売りだったからさ」
「ありがと・・利奈っ!」

ガツガツ食べながら美空と肉を奪い合う。
「うーっ!それ私の!」
「にゃ!だめっ!」

ゴツン!

綾にゲンコツされた。

「二人とも!お行儀が悪いです!」
「はぃ・・」
「むぅ・・」

大人しく食べた。

夕食後。

少し神社の中で散歩する。ちょうどいい涼しさ。
木々のにおい。

もう外は真っ暗。

僕は何気無い日々が好き。
「美月っ」
「あ、綾?」
いきなり抱きつかれた。
綾もまだ子供みたいな外見だしな・・。
ほっぺたをくっつけてスリスリされた。
「かわゆいよぉ・・・」
「も、もぅ・・」
「美月、好きだよ」
「僕も・・・」
一緒に空を眺めた。
夜空はキラキラ輝く。
「名前決めた時もこんな空だったなぁ」
「うん?」
「なんでもないよっ」

もしお父さんが生きてたら・・どうなってたのかなぁ・・。
僕は綾と・・お母さんと近親相姦する事は無かったのかなぁ。

今でも悩む事だけど・・。
ちゅっ。        綾がほっぺたにキスをした「美月、えっちする?」
「母親とは思えないセリフ・・・」
「あはは、いいじゃん」
「後でね・・・」

このまま家族三人で生きていけるなら。

それだけで幸せ・・・。

悩みが消えなくても。
幸せ・・・。


レスを見る(13)
2011/03/26 18:59:31(EqbM.drI)
コメントを投稿
投稿前に利用規定をお読みください。
名前
メール
本文
スレッドを上げない
画像認証

上に表示されている文字を半角英数字で入力してください。
 
官能小説 掲示板
官能小説 月間人気
官能小説 最近の人気
作品検索
動画掲示板
画像で見せたい女
その他の新着投稿
人気の話題・ネタ
ナンネット人気カテゴリ
information

ご支援ありがとうございます。ナンネットはプレミアム会員様のご支援に支えられております。

Copyright © ナンネット All Rights Reserved.