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不倫旅行(完結編)
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ノンジャンル 官能小説   
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1:不倫旅行(完結編)
投稿者: 影法師

私達は、会話の不要な時間を過ごしておりました。
私達はひとつになり、彼の逞しいペニスが、私の肉体を貫いています。
体位はノーマルなものでなく、後背位スタイルで、背中越しで彼に抱かれ、
深々と下方向から差し込まれていました。
乳房をさかんに揉みしだく彼、腰を下から上に向けて突きあげる彼。
「アァァァァ~~、突いて・・、もっと突いて・・、お願い・・もっと・・。」
これが最後と思っただけで、私は淫乱な身体へと変わっていました。
溢れ出した愛液がその動きを滑らかに加速させます。
しかも、絡みつくヌラヌラした愛液は、更なる快感を私達に与えました。
「あぁぁ~だめ~、そんなに・・あぁぁ~だめ~~、」
抜いて欲しく無かった。
このままいつまでも入れ続けていたい・・そんな気持を抱いて、彼に身を任せ
る私でした。
今は彼の事だけを考える・・そう思う事で、現実から逃避しようとしている
私、
だが、この時間が過ぎれば、間違いなく現実と向かい合わなければなりませ
ん。
今は唯この時間が、少しでも長く続いてくれる事を願う私でした。


ホテルの玄関を出ると、いつの間にか、外は雨が降り始めておりました。
チックアウトを済ませている彼を待ちながら、
〈雨降って・・地固まる・・か。〉
そんな言葉が頭を過っておりました。
「礼ちゃん、お待たせ、それじゃ行こうか。」
そう語りかける彼を私は引き止めると、
「雄一さん、ここでお別れしましょう。私ここから一人で帰ります。」
彼は当然私と一緒に、東京駅まで行くと思っていた様です。
「えっ? ここで?」
「その方がスッキリ出来ると思って・・・、それに私、会社を辞める事にしま
す。」
私は彼の目を見て、はっきりとそう言いました。
「えっ? 会社を辞める?」
「はい、そうさせて頂きます。長い間本当にお世話になりました。」
「ま、待ってよ・・礼ちゃん、それって、如何いう意味?」
彼が戸惑っているのはよく判りました。
「如何って・・? 雄一さん・・もうこれ以上虐めないで・・。」
私の声が泪声に変わっていました。
「私、そんな自信家じゃないもの。雄一さんとこうなって、今までの様に振る
舞うなんて事とても出来ないもの。それに、この旅行の間だけと初めから決め
ていた事。2度目が有ってはいけないの。判るでしょう? 彼方なら・・。」
「礼ちゃんは、僕が好きだと言ってくれたじゃないか?」
「好きよ、今でも大好きよ、嘘じゃないわ、だから・・もう逢ってはいけない
のよ。」
「如何して? 僕達愛し合っているじゃないか?」
彼は、強い口調で私に訴えかけて来ました。
「そうよ、愛しているわ、でも、何も知らない主人を悲しませたく無いの。だ
から、お願い、判って。」
「礼ちゃん!」
これ以上ここに留まっていても、未練が残るだけです。
「これまで以上に、主人に尽くす事にします。さようなら・・雄一さん。」
最後にその言葉を言い残し、一人タクシーに乗り込みました。
座席に凭れかかり、目を閉じました。
彼が走り去るタクシーの後ろ姿をジッと見ている様に思えましたが、振りかえ
って見ると、降りしきる雨が、外の景色をスッカリと隠しておりました。
「ドチラまで?」
ドライバーが行き先を訊ねました。
私は何を考えたいたのか、
「主人の処まで・・。」
そんな馬鹿な事を口にしていました。
「えっ?」
「あっ、ごめんなさい、S駅までお願いします。」
「はい、承知しました。」
行き先を告げ終えると、雨で見えもしない外の景色に、何気なくそっと視線を
移しました。
(不倫旅行は・・これで終わりよ、礼子。)
心の中で、自分に対しそう語りかけると、不意に忘れていた子供の顔が浮か
だ。
〈ママ、もう少しで帰るわ。彼方達の元へ。〉

                            おわり

***最後までお読み頂き有難うございます***   <影法師>

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2010/04/20 22:47:43(PkaTIF2f)
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