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1:ニュータウン、らびりんす
投稿者:
拓哉
◆pbxjSIwens
今日も終電かぁ・・・。
これで月曜から金曜まで5連チャンだな。 まぁ、唯一の救いは完全週休二日制ってとこだな。 私は、終点である郊外のニュータウンにむかう最終電車の最後尾車両に乗っている。車両には、誰もいない。 もう、23時だもんな。 しゃべる相手もいなくて、つい独り言をいう。 寝ていても終点だから乗り過ごすことはないのだが、家に帰って寝れなくなるので起きている。しかし、始発に乗るために毎日早起きなので、ねむい。 それというのも、昨年念願のマイホームを建てたからだ。 環境もいいし、インフラもばっちり。病院も学校も全部至近距離。 職場まで電車で1時間・・・。出発駅から終点までの、端っこから端っこまで電車。 まぁ、交通費は出るからいいんだけど。 この不景気で仕事があるだけましだ。家が遠いくらい、なんとかなるよ。 と、いってはみたが。 なによりも、妻と息子が気に入っている。この春から高校に入った息子も、自分に合ったレベルの高校みたいで、なかなか成績もよい。 いいんだよ、家族が幸せなら。 終点まで2駅ってところで、珍しく人が乗ってきた。 じみな服装だけど、顔は目が覚めるような美人。俺好み!スラッとした美脚が、タイトスカートからのぞいている。 うーん、上から85、58、80ってとこか? ついつい分析。眼鏡をかけているのが知的だ。 うわ、見てるのがばれたかな、こっちにきた・・・。 私の正面に座る。 こんなにガラガラなのに、なんで? 電車が動き始める。 ゆっくりとした動作で、タイトスカートをまくりはじめた。 うそだろ? 股を開く。 ちょ、ちょっと・・・。えーっ!? 毛が見えた。パンツはいてない。 わ、わ、わ・・・。 いつも思ってた。同僚や本なんかから聞こえる「俺、痴女にあっちゃった~」なんてことを聞くたびに、うらやましいなぁって。俺ならやっちゃうね!って豪語してた。 今現実に、目の前にいる。 だが、身体が動かない。 彼女は、にっこり微笑む。 さらにまくりあげ、とうとう腰から下は靴だけになってしまった。 割れ目をいやらしく、指で広げている。 片方の手は胸を持ち上げている。 持ち上げている?すげ、ノーブラだよ・・・。 う・・・。もう、パンパンだ。チャックが痛い。 電車が駅でとまる。誰も乗ってこない。すぐにドアが閉まって発車する。 チャックをおろし、おれも勃起したペニスをだす。あんまり自慢できるモノでもないが、硬さだけは自信がある。 痴女は、指をアソコに出し入れしながら、挑発的な視線をこちらにおくる。 俺も負けじとシゴキあげる。 「次は終点~」 痴女がスカートをおろした。 えー・・・。まだ、満足してないでしょ? 一人だけ身仕度をすると、急いで隣の車両にいってしまった。 私も急いで愚息をなおし、隣の車両に移る。 誰もいない。 いや、さらにむこうの車両にいくドアが閉まった。むこうか! 電車のスピードがおちて、アナウンスが終点をつげる。 急いでおりる。改札に一番近いのは、最後尾車両だ。走れば、改札に先回りできる。 ホームを走り、改札で待ち伏せをする。 「そんなに走らないで定期券ちゃんとみせなきゃ」 改札の顔見知りの駅員にいわれる。 改札出てすぐの電柱の影で待ち伏せる。 何人か出てきたが、まだ出てこない。 30分たった。 改札の電気が消える。シャッターがおりて、あの駅員が出てくる。 「どした?電車に忘れもんか?だから言ったろ、あわてんなって・・・」 「もう、誰もいないの?」 「いないよ。ホームも車両も点検したさ。」 駅員は帰っていった。駅前の時計が0時をさしていた。 そんな馬鹿な。俺は改札を見張ってたんだぞ。彼女は、降りてこなかった! 腑に落ちないまま帰路につく。 あれは、 1、眠たすぎて見た幻覚 2、幽霊。 3、本物の痴女 1はありうるな。2は、いやだな・・・。 しかし、自分が未だに勃起しているのは真実・・・。 あーあ、情けねぇ。名前くらい聞いといて、損はなかったのに。なんだかんだいって、俺も何もできなかったな。 「ただいまー」 リビングに夜食がおいてある。やさしい妻は、ビールのつまみまで置いてくれてる。まずは風呂だな。 風呂あがりにビールを飲みながら、ソファーでうとうとしてしまう。週末だけのリラックス。寝室までいくまえに、睡魔に襲われて寝てしまう。これが毎週金曜日のしめ。 翌朝、息子におこされる。 「毎度毎度、よくそんなに規則正しく土曜日の朝はそこなんだね」 あきれられてる。 「お父さんはお疲れなのよ。さ、部活いってらっしゃい。」 「いってきまーす」 まだ8時じゃないか・・・。 「もう起きてよ!今日こそは買いだしに付き合ってもらいますから!」 「まだ8時だよ。どこもあいてないよ。」 顔に広告をかぶせられる。 「9時から先着50名様早い者勝ち!」 なんと迷惑な・・・。 しぶしぶ朝食を食べて用意をする。 駅前スーパーに20分前に着くと、整理券を配られた。45。やべぇ、ギリギリだ。しかし主婦ってのは、どうしてこう普通の値段で買えないのかね?卵ごときに並ばされるのが理解できない。そんなに稼ぎが悪いわけじゃないのに・・・。 ふと、駅を見る。改札から出てくる人の群れを観察する。いないかな・・・。昨夜のことを思い出し、激しく勃起する。 「ちょっと・・・。なに押しつけてんのよ・・・。恥ずかしいじゃない・・・。」 「あ、悪い。あさだち。」 「もう・・・。」 前にいた妻のジーンズの、でっかいお尻部分にあたっていた。妻でよかった。他人だったら通報モノだな。 そのとき、改札に入っていく人のなかに、彼女を見つけた。 やっぱり!この町の人だったんだ! 追い掛けようとして列からはみ出た私を、妻の手が離さない。 「逃げるつもり?お一人様1個までなんだけど。」 目が本気だ。 あきらめざるをえない・・・。仕方ない。 でも、同じ町にいることがわかったから、いくらかラッキーだった。 また会えるかも? 「ちょっと!まだあたってるんだけど!はやくおさめなさいよ・・・。溜まってるのはわかるけど。」 そういや、1週間してないな・・・。 妻は、どちらかというとぽっちゃり系のいやし系だ。年相応に色気があるというかなんというか。抱きごこちはいい。とだけしておく。 9時になった。駅前の時計が9時の音楽を流し、電車がホームから出ていき、スーパーがあいた。 戦場に踏み込んだ。
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2010/02/12 20:01:53(EKMwcmYE)
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