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人妻・…奈落。
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ノンジャンル 官能小説   
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1:人妻・…奈落。
投稿者: 影法師
「支度は出来たか、今日はごくろう様、悪く思うなよ、これが俺たちの仕事
なんでね。」
「騙したのね・・。」
「騙した? 騙しちゃいないよ、俺は、仕事をしてもらうと言ったはずだ。
これが仕事なのだよ。」
「こんな話聞いていなかったわ。」
「話したら来てくれたか? それほど間抜けじゃあるまい。」
「ひどい人・・。」
「何とでも言え、俺にはほめ言葉だよ。そう言われる事は。」
蜂矢はふてぶてしい言葉で由紀子にそう言った後、
「竹田、送ってやれ。 もう逢う事もあるまい。」
そう命じた。
由紀子が家に戻された時、家を出て、まだ3時間ほどしか経ってはいなかっ
た。
しかし、由紀子にとって、それは異常に長い時間に感じられた。
しかし、それはまだ由紀子にとって、悲劇の始まりに過ぎなかった。


「お母さんの歩き方なんか変、蟹又みたい。」
娘が何気なく言った言葉に、由紀子はハッとした。
まだあの時の後遺症が残っているのか・・そう思った。
「そう? ちょっと腿の内側に吹き出物が出来ているのよ、可笑しい?」
「そうなの? じゃ仕方無いわね。」
由紀子はどうにか誤魔化したものの、夫に悟られないか急に心配になった。
万が一尋ねられた時は、娘に言った様に話すしかないかと思った。
その日は、幸い、夫には尋ねられる事も無く済ませた。
心配は更にあった。
夜、夫から交渉を求められないかという心配だ。
それこそ、今とても夫の相手になれる状況では無い。
それも心配だった。
夫には牽制気味に・
「今日は気分が悪いの、先に休ませてもらうわ。」
そう言って何とか夫を退けるは出来た。
翌日由紀子は再度涌井に連絡を試みた。
家族が全員出掛けた所で、早速涌井に電話した。
「涌井ですか? 申し訳ありません、涌井は退社いたしました。」
「退社ですか? 何時?」
「昨日本人から電話で申し出がありまして・・。」
由紀子は腹が立った。
昨日と言えば、由紀子が屈辱の時間を過ごしていた日ではないか。
由紀子は、恨みの一つでも言ってやるつもりだった。
それなのに、当の涌井は早々と由紀子の前から姿を消してしまった。
由紀子は涌井の正体を見た思いがした。
(あんな男の為に私は・・・あんな思いまでさせられたと言うのに・・なん
て人なの。)
由紀子は今更ながら、自分の愚かさを知らされた。
その由紀子に、不幸は容赦なくその姿を現した。

2009/10/25 09:27:09(rCVqRb9R)
12
投稿者: 影法師
待ち合わせ場所として使用していた駐車場が、薬物の受け取り場所に変わっ
た。
初回こそ無償で提供を受けるものの、次からはお金を請求されるのが常とう
手段だ。
由紀子もそうだった。
僅かだが、家計をやりくりして蓄えていたお金が、見る見る消えて行った。
全て由紀子の薬物代として。由紀子は追いつめられていた。このままではい
ずれ破たんするのが目に見えていた。家計費にまで手をつける事態になった
ら・・もう終わりだ・・。
誰もいない家の中で、由紀子は頭を抱えた。
優しい夫、可愛い娘たち・・その誰にも相談出来ない事が、たまらなく辛い
ものだった。
そんな由紀子に、悪魔は更に過酷な運命を用意していたのだ。


「児島さん。勘違いなさらないでね。私達慈善事業をしている訳じゃないの
よ。
お金が無いからと言われても・・ね。」
麗華はそう冷たく言い放った。
事実由紀子の手元には、すべての蓄えを使い切り、無一文に陥っていた。
夫から渡された家計費の一部にまで手をつける有り様だ。
このままでは、もはや首を吊るしかない所まで由紀子は追い込まれていた。
ここまで来るまでに、早く夫に相談するべきだった。
だがその勇気は由紀子には無かった。
幸せな家計を失いたくないという自分勝手な理屈で。
「お願いです、蜂矢さんにお話しして頂けません?」
「蜂矢さん? もう蜂矢さんとは逢わないと言ったの、貴女でしょう?」
麗華が痛いところを突いた。
「逢わせてもらえませんか? 逢ってお願いさせて下さい?」
由紀子はなりふり構わず麗華に懇願すると、
「しょうがないわね・・、ここに行って御覧なさい。多分いると思うか
ら・・。」
そう言って、麗華から一枚の名刺を渡された。
<総合企画 代表 蜂矢正義 >
住所と電話番号が記されていた。由紀子は藁にもすがる思いで、その渡され
た名刺を頼りに蜂矢の元を訪ねる事にした。
日中、一人そのビルを訪ねた。
想像したよりも立派な事務所の様だ。
それもその筈で、総合企画は黒瀬組の表の顔と言われている。
蜂矢は前職が銀行員と言う事もあり、黒瀬組の合法的な部分を任されてい
た。
とは言ってもそこは暴力団だ。むろん裏の顔にも通じ、
あの大賭場会も、蜂矢の采配で行われたのである。
「おや、珍しいお方がいらっしゃったものですね。」
蜂矢は一目で由紀子の状況を読み切っていた。
明らかにその風貌から・・薬物中毒の気配を読んでいた。
「助けてください・・もう蜂矢さんにしか頼めないから・・。」
「お困りの様ですね、まさか薬じゃないでしょうね?」 
いかにも自分たちは関係ない様な話し方をする蜂矢に、由紀子は一瞬怒りを
感じた。
「彼方方に騙されたのよ、彼方方に!」
「児島さん、そんな言い方でお願いは無いでしょう? ならば、お引き取り
願いましょう。」
蜂矢は冷たく言い捨てた。
由紀子は蜂矢の言葉に、直ぐに慌てて謝った。
「御免なさい、そんなつもりでは・・お願いです、もうお金が無いの・・こ
のままじゃもう・・。」
由紀子は最後の拠り所として、蜂矢に全てをかけていたのだ。
蜂矢はじっと由紀子を眺めていると、
「判りました、お困りの様ですからお手伝いをしましょう? 如何ですか、
又仕事しますか?」
蜂矢は由紀子にそう訊ねた。
由紀子は仕事という言葉に、あの忌まわしい光景が目に浮かんだ。
あの強姦ショーでの出来事だ。
「いや・・もう絶対にいや。」
「ショウーの方じゃないですよ。ショウーは一度限りです。新鮮味が無くな
りますからね。」
蜂矢はそう言って、強姦ショーとは違う仕事だと言った。
「ただし、これはあくまでも児島さんの意思で決めて頂く事が条件ですよ。
我々が強要した何て言われても困るのでね。」
蜂矢は前段でそう由紀子に説明した後、その仕事の無い様について説明を始
めた。


09/10/27 06:41 (uwdR4WB3)
13
削除済
2009/10/27 08:59:33(*****)
14
投稿者: (無名)
今度は最後まで書いてください!
あと抜ける場面をもっと多くしてください。
抜ける場面が少ないのは作者の女性経験が少ないからですか?
09/10/27 10:07 (roPocuRc)
15
投稿者: 影法師
家に帰ると、蜂矢から手渡されたくすりによって、気持ちは静まっていた。
しかしその姿からは、幸せな家庭の主婦の姿は微塵も感じられなかった。
「お前、どこか身体の具合が悪いのではないのか? 一度病院で診てもらえ
よ。」
夫からは毎晩同じ様な事を言われ、その度に適当に誤魔化すしかなかった。
このままでは、夫が気づくのも、もはや時間の問題かもしれない・・そんな
思いが由紀子の中に芽生えていた。そうなれば・・すべが終わりだ。
そうなる前に・・何とかしなければ・・なんとか・・・。
その為には、蜂矢のあの話を受け入れるしか無いと考えた。夫の顔が浮かん
だ。
その仕事を受ける事は、もはや夫に対し、完全な裏切り行為である。
それが判っていながらも、そうせざるを得ない自分の無力をどうする事も出
来なかった。
夫と大切な娘の為に・・自分が出来る最後の道だと由紀子は思い込んだ。


一通り家の者を送り出すと、家事全てを休みにして由紀子は外出の支度を始
めた。
今日が、蜂矢から受けた仕事の初日であった。
指定された場所まで出向くと、竹田が迎えに来ていた。
彼の運転する車に乗り込むと、
「蜂矢さんが向こうで待っています。」
「遠いの?」
「いや、30分位かな?」
「どんな所ですか?」
「高級マンションだよ、聞いた話だけど、なんか有名な人の持ちモノと言う
事さ。」
そういう場所だから安全なのだろう。
案内された場所は、竹田が話した通り、かなり豪華なマンションだった。
入口は監視付きカメラが備え付けられ、出入りは厳重だ。
由紀子は蜂矢と合流した。
「来たね、賢明な判断だ。悪い様にはしない、暫く辛抱することだ、その内
何とかしてやる。」
由紀子と顔を合わせた時そう言って、由紀子を安心させた。
蜂矢が由紀子に紹介した仕事は、通称コンパニオンと呼ばれる仕事だ。
ここで行われているのが、ルーレット賭博だ。
その会場を盛り上げる役が、由紀子の様な訳ありの女達が務めるコンパニオ
ンである。
コンパニオンは賭博の景品でもある。
ここでは、ハーレムと呼ばれている。
稼いだチップで、彼女達相手に自由恋愛を楽しむ事が出来るようになってい
る。
会場内で、飲み物などのサービスを行いながら、自分自身を売り歩く事にな
る。
お客に声をかけられた場合、断る事は許されない。
別室で予め決められたチップを受け取ると、その客の相手となるのだ。
相手した数により、その日の報酬が決まる。
声を掛けられなければ・・稼ぎにはならない。
その為の演出も必要となってくる。
この日も由紀子を含め5人の女達が詰めていた。
皆濃い目の化粧で、妖艶さを醸し出していた。
服装も各自好みのコスプレを着用している。
チャイナ服、フライトアテンダント、看護婦等様々だ。
由紀子もメークを濃くし、見た目自分だとは思えないほどに変えた。
服装はミニパトの婦人警官にした。
鏡に映る姿を見て、由紀子は別の世界に来た様な錯覚に陥っていた。
平凡な主婦由紀子の姿は、もはやそこには無かった。
しかも、薬を使用し、ハイな気分になっている由紀子は、自分でも信じられ
ない位に積極的な行動がとれた。

09/10/28 08:24 (0LRdzm89)
16
投稿者: (無名)
お門違いですが、切ないです。愛する人が…想像するだけで胸が張り裂けそうになります。
09/10/29 04:27 (1SNWbmG6)
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