こんな妄想も、あると思います。
彼女は、小さい頃からの幼なじみだった。気が付いた時には、好きだったけ
ど、遠い場所にいた。お互いを感じ合いたくて、近くまで行ったこともある。
でも、彼女は遠い存在だった。
それは、不思議なことから始まった。会えるはずもない彼女が、同窓会に特別
参加で来た日のことだ。転校した彼女と会えることはないと思っていた僕は、
ドキドキで、もう何をして良いのか分からなかった。
彼女の服は、マタニティとも言えるような花柄のワンピースで、彼女だけが輝
いていた。私にはそう見えた。
続きは明日です。