そこゎ楽園

…

だったような気がする

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私は美穂
１７歳
彼氏いない歴１７年

そう
生まれてこの方
恋愛経験一切無し

告白はされた
たぶん
人１倍

でも
怖かった

恋愛なんか
しなくていいと
思ってた

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｢うざい。どいて。｣
｢いいぢゃん。あどぐらいさ。｣

今日はなんて最悪な日
うざいのに捕まった
これから授業なのに…

｢授業なんだけど。｣
｢サボろーよぉ。｣

あー
まぢうざい
キモいんだよ

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｢こら。君たち、授業は？｣
｢あ゛?？誰だよてめ。｣
｢新米教師だよッ。｣

ドカッ!！

あちゃー
この先生?？
生徒殴っちゃったよ…

｢あ、のさ、助けてくれたのはいいんだけど…殴っちゃやばいしょ。｣
｢んだよッ。やりやがッたな。｣

｢これは<愛>だ。｣

…は?？

皆固まってる

｢<愛>はかならず地球を救う!！だから今こそッ！<愛>を増やさねばならんのだ!！｣

…言ってる事危ねえ…

危ないと思ったのか
うざいのは
逃げてった

｢あー…。とりあえず、ありがと。じゃね。｣

私はすぐにそいつから
離れたかった。

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｢あーッ!！ちょい待って。｣

私はそいつと
これ以上関わりたくなかった
私は本能的に逃げた

ダダダ…

｢ち、ちょいちょいちょい!！なんで逃げるのさ。｣

そいつは
追いかけてくる

｢や…ッやだ!！来ないでよ!！｣
｢いや…ッちがうてッ!！おい。｣
｢な、なにがちがうのよッ！いやあッ!！｣

｢教室教えててば!！｣

…はい?？
なんか私
えらーく勘違いしてる?？

｢はあ…はあ…。君足早いね…。｣
｢あ、まあ。陸上部だし。｣
｢そか…。はあ…。｣

だいぶ疲れたみたい
悪い事したかな…

｢あ…の…。ごめんなさい。｣
｢はあ…はあ…。いいよいいよ。それより音楽室てどこ…?？｣
｢えと…、突き当たり右。｣
｢そう…ありがと。じゃね。｣
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つづく