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再会
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ノンジャンル 官能小説   
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1:再会
投稿者: スギハル
かつて私は,上場企業の若き企業戦士だった。
当時,二歳年上の上司が私の恋人だった。
といっても,仕事に忙殺され,二人の時間など皆無だったが。
出会いは,大学時代の先輩後輩。あの頃は希望にあふれる若者だったのに,時間というものは,人を変えてしまうらしい。いつしか彼女はこの仕事こそが全ての,感情の乏しい人間になっていた。
私はこの生活に疑問を感じざるを得なかった。
そして今,都会の喧騒とはかけ離れたこの地で,喫茶店のオヤジになった。
ここは気に入っている。目の前の国道の向こうに海がある。こんな店でもシ-ズンになると,観光客でけっこう賑わうのだ。普段でも地元の常連やライダ-達で,そこそこ商売になり,退屈はしない。暇な時は,もっぱら自慢の愛車のバイクをイジッている。
あれから十年,今でも年に数回,彼女からの便りが届く。先日も届いたばかりだ。今の生活に馴れた私には,まるで遠い昔から届いたように感じるのは,気のせいではないろう。
その日はうだるように暑い日だった。
客が引けた昼下がり,カウベルを「カラン♪」と鳴らして,白いワンピ-スを身に着けた女が入ってきた。
逆光に晒されて,ワンピ-スを透かした華奢な体が浮いて見えた。「お久しぶり」。
はにかんだ笑顔は,間違いなく,彼女だった。突然なんだな・・・うん,ちょっと顔が見たくなって・・・アイスコ-ヒ-ちょうだい。
それっきり彼女は何も言わなくなった。
何かあったことは,すぐにわかった。彼女は滅多に旅行はしなかったのに,今はボストンバッグをもっている。
彼女は閉店までいた。
宿はとってあるんだろ?送ってくよ・・・ねぇ,しばらくおいてもらえない・・・かな,ただとはいわないから,お店,手伝うから。
これが,彼女との再会だった。
2008/08/10 23:04:52(REvrkbgM)
2
投稿者: ゆか
いまどき「ちょうだい」とか言わないよ。うちのおばあちゃんは言うけど。
11/05/07 05:56 (nts3tbER)
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