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続・曼珠沙華 3
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ノンジャンル 官能小説   
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1:続・曼珠沙華 3
投稿者: 喜久江
「オイ、喜久江・・お前、この頃ボンヤリしてる事多いぞ・・大丈夫か?」
不意に夫から声をかけられました。
キッチンで洗い物をしていた手が止まっておりました。
「まだボケる年じゃあるまいし・・しっかりしてくれよ。」
夫のその言葉に、私は正直デリカシーの無さを感じておりました。
私が何を考えていたのか聞くでも無く・・その挙句がボケ扱いとは・・。
夫にとって、今の私はその程度の存在なのか・・?
思わずそんな事を考えてしまう私でした。そして・・また彼の顔が浮かんで
きました。
『まだ諦めきれないんですよ・・貴女の事が・・。』
彼の言葉が耳に蘇っていました。気ずかない内に、私の心の中に、彼が忍び
込んでいたのでした。こんな事は、結婚以来初めての事でした。
夫以外の男性に引かれるなんて・・、自分自身信じられない事でした。
(副島さん・・、お願い私の前から居なくならないで・・)
そう願っていた私でした。


「今日は皆さんにお話しする事があります。」
職場の朝礼時、社長から突然話がありました。
「ご存じの人もいると思いますが、副島君が来月から出向と言う形で**に
行く事になりました。期間は今の処未定ですが、遠い所ではありませんの
で、時々は顔を見せてくれると思います。副島クン・・挨拶・・」
社長から引き継いぐと、彼が挨拶を始めましたが、私の耳には入ってはおり
ませんでした。
「明日、副島さんの送別会するけど・・喜久江さんも参加するでしょう?」
飯島さんが私の処に来ると、そう言って訊ねて来ました。
「明日ですか? 」
「勿論、夜よ・・参加でいいわよね? 場所を取る関係あるから。」
飯島さんが何故だか張り切っているようでしたが、私は人に言えぬ寂しさを
感じておりました。





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2008/08/04 19:48:01(QHDik9Uf)
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