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僕の彼女
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ノンジャンル 官能小説   
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1:僕の彼女
投稿者:
あれから一年と三ケ月が過ぎ去った。
週に一度,長距離を仲間と交代で走ることになっている。
その日が日曜日ということもあって,前日の夜から仁美を誘って,全国津々浦々をドライブした。
当然,ご当地ラ-メンを食べて,喜ぶ仁美がいた。睡魔がくれば,後ろのベットスペ-スで,猫のように眠るのである。

当然ここまでの仲になれば,男女の関係はあると思うでしょ?そう思うでしょ?・・・ないんだな,これが。
私は私でなぜ奥手なのかって?これでも結構モテるのよね。ウソつけって?いや本当。
つまりね,はやい話しが小さいのよね,アレが。随分まえにね,愛しの彼女に笑られて以来,女が信じられなくてね。でも仁美は違ったんだよね。つぅ-か,なんか変なんだよね。なんかアクションあるよね普通。手をださないことで怒るとか,泣くとか,喧嘩になるとか。ない。一切ない。おかしいよね?なんかあるよね?

今までも,外見と内面が違う?と思った人は,男女を問わず警鐘が鳴るんだよね。
何故だろう?最近,仁美ちゃんに対しても・・・。
「仁美ちゃん」「うん?」「喜多方ラ-メン美味しいかったね」「もぅ最高!こんどは何処なの?楽しみ~」「うん・・・」「ん?どうしたの?」「正直にいうね,俺,仁美ちゃん好きだよ」「うん,アタシも」「本当に?」「当然!・・・あっ,もしかしてアタシがこうして居るのが迷惑?はやく言ってよね。」「違うよ。楽しいよ。幸せだよ。だけど,そうじゃないんだ。違うんだよ。」「なんなの,アタシが嫌いになったのかな?いいよ,馴れてるから気にしなさんなって」「言ったでしょうが,幸せだって。もう薄々わかってるでしょ?なにがいいたいのかは。」
しばしの沈黙・・・。「・・・いつから?ずっとわかってたの?」
この時はもう,いつもの仁美ちゃんじゃなかった。

「ここ半年くらいかな,やっぱり変だもんな・・・警察でしょ?」「・・・。」「運ちゃんはね,警察は肌でわかるんだ。でも俺達の知ってる警察じゃない。」「・・・。」「犯罪者の臭いはしないし,残るは警察。本でしか知らないけど,公安でしょ?完璧すぎるもん。ラ-メンが好きなのは本当みたいだけど」「・・・。」「仁美ちゃん,フォアグラ好きでしょ?」
「・・・・・・・・。」
2008/08/16 00:35:47(elIozZ2V)
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