あれ?ここは水の中?
おわ--息が-っ!・・・苦しくない?なんで?どしてなん?
「おぉ~お,うろたえちゃって情けねぇな~」
「あんた誰?僕にそんなおデブの知り合いはいないけどなぁ」
「言ってくれるぜ,こんな体にしたのはお・ま・え!まだ分かんね-のか?しょうがねぇな,ブミ~♪この鳴き声で分かったろ?」
「相棒のMrブ-と同じ鳴き声だ!ハッハッ」
「ダメだこりゃ!あのね,俺はその張本人なの!この人間の姿は仮の姿でな,俺達動物はな,世話になった者の身代わりになってやるのさ。
一度は命を助けてもらったし,飯もたらふく食わしてくれたしよ。知ってっか?あんた死んだんだぞ?
だから俺が身代わりに死んでやるからよ,あんたは下界に帰りな。じゃ,あばよ!」
「お前,バカヤロウ」
ニカッと笑ってMrブ-は身代わりになろうとしている。
急に体が落下する感覚を覚え,思わずMrブ-の足を「むんずっ」と掴んでしまった。
「あれ~~~~」
そしてな~んもわからなくなった。