ようこそゲストさん。
ナンネットIDにログインしていません。
ID: PASS:
IDを保存 
ナンネットIDは完全無料のサービスです。ナンネットIDを取得するとナンネットの様々なサービスをご利用いただけます。
新規登録はこちら
ID・パスワードの再発行はこちら
曼珠沙華 1
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ノンジャンル 官能小説   
投稿の削除 パスワード:
1:曼珠沙華 1
投稿者: 喜久江
夫とはお見合い結婚でした。
職業は理髪師、判りやすく言えば床屋さんです。もうずいぶん昔の話で、
亡くなった父が、夫の真面目な性格をいたく気に入り、私と結婚させたので
す。父の職業は板前で、職人ですから、夫の様に、手に職を持つ人物は生活
に困る事がない・・と口癖の様に言っておりました。正直女性にはもてるタ
イプとはお世辞にも言えませんが、確かに真面目な人でした。
私も、夫同様、生真面目な方でしたから、いい加減な男よりは真面目が一番
と思っておりました。自分で言うのもなんですが、容姿は悪い方ではなかっ
たと思います。夫と違い、結婚には至りませんでしたが、付き合っていた男
性もおりました。今と違い、交際も清いものでした。22才で夫と結婚しまし
た。勿論処女でした。男性は夫が最初の人でした。夫もあまり経験が無い様
で、初夜の晩の驚きは、今思うとお笑いぐさの様です。夫が変態では無いか
と母に泣きついた始末です。翌年に長女が生まれました。そして、さらに3年
後、長男、正也が生まれました。私が25才の時の子です。
それからは夫婦で一生懸命に働き、借家ではありますが、念願の店を持ちま
した。しかし、世の中は次第に長髪の時代となり、男性の床屋ばなれ・・が
進み、お店の経営は常に火の車状態でした。毎日店は閑古鳥が鳴くような状
況です。しかし、夫は格段の努力をするでもなく、日々を過ごすだけ、私は
家計のやりくりに追われる日々、子供たちの服や、小使いも十分にやれない
やりきれなさに、夫との口論も絶えなくなっておりました。
次第に夫に対し、不満が溜まって行くのが自分でも判りました。
当初は店の手伝いもしておりましたが、私の手がなくても店は十分でした。
そして、家計を助けるため、思い切って私自身が外に働きに出る事にしまし
た。子供達も私の手から離れた事もあり、今で言うパート社員の様な形で
勤めるようになりました。長女は中学を出ると、理容学校に通いながら、隣
町に住み込み、長男は全寮制の専門学校に入っておりました。私はその時40
歳を迎えておりました。
2008/06/21 16:57:47(KgWJxOYo)
コメントを投稿
投稿前に利用規定をお読みください。
名前
メール
本文
スレッドを上げない
画像認証

上に表示されている文字を半角英数字で入力してください。
 
官能小説 掲示板
官能小説 月間人気
官能小説 最近の人気
作品検索
動画掲示板
画像で見せたい女
その他の新着投稿
人気の話題・ネタ
ナンネット人気カテゴリ
information

ご支援ありがとうございます。ナンネットはプレミアム会員様のご支援に支えられております。

Copyright © ナンネット All Rights Reserved.