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『無題』参
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ノンジャンル 官能小説   
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1:『無題』参
投稿者: 菊乃 ◆NAWph9Zy3c
あたしには、特定のオトコ…つまりは、彼氏。は、もうずっと、いなかった。

彼氏なんて居ても、うっとおしいだけ。…これはあたしの口癖のようになってしまった。…マズい。ヒイキめに見たところで、やはり負け組の女の台詞。寂しい女が酒の肴にする台詞だ。そうして口にしている、その酒は、芋だ。だいたい、こう相場は決まっている。

あたしはなんて不健康な女なんだろう。精神的に。
どんなオトコだって、こんな不幸そうな尻軽女と、地獄に落ちるのは嫌だろうよ。


あたしが相手するのは、一度きりのオトコ。もう会わねぇオトコ。お互い、そのほうが、楽だから。


なのに、最近、何回も会ってしまっているオトコがいる。

別になんてことはない、オヤジ。金をもっているという訳でもなく、見てくれもただのオヤジ。髪が薄けりゃ、幸も薄い。

そいつが今、目の前に、居やがる。あたしと、向かい合ってる。

ベットの上でもなく、程度の高いレストランでもなく…場所はマックの喫煙席で。しかもトイレの隣。

そこでメタボな彼は、メガマックをセットで食べている。

…有り得ねぇ。ツッコミ所満載だ。
だいたい、マックは昼御飯だ。夜に食うもんぢゃ、ない。…これはあたしだけ、か?


なぜ、コイツとはこうして何回も会っているのだろう。
あたしの父親…コイツくらいの年だろうか…。顔も名も知らないが。


そんなことをボンヤリと考えていた。

そうしているうちに彼は、
トレーの右側のあたしのポテトと、左側の彼のポテト。左を空にしていた。そして真ん中に散らばっている、いわゆる『グレーゾーンポテト』に手を出しはじめ、順調に右側への侵略を始めやがった。
くそっ…あのカリカリ、狙ってたのに。。


あるとき、彼に尋ねたことがあった。


コトの最中、ベットの中でのオトコの発言は、信憑性に欠けることが多いので、コトが済んで、少し休んで、現実に帰って、それから尋ねた。
あたしの為に、死んでくれるか、と。

だいたいのオトコは、ドン引きするか、ビビるか。このオヤジはたぶん、後者だろうと思った。

すると、

いいよ。俺が死ぬことが、君の役に立つなら。俺なんか、生きてたって誰の役にも立ってないからさ。食うし、糞するし、二酸化炭素出すし。寂しい、よな。何の為に産まれてきたんだろうな。ゴムの中で射精するためかな。。

そう言って、一人でカラカラと笑った。


あたしは、
こんなこと、尋ねなければよかった、と思った。
2007/03/22 01:56:19(y7hoCzHT)
7
投稿者: 45歳のおやじ ◆wmJRoKVB3M
自分の命を大切に思っていない おやじ 結構います。でもそれを素直に出
すと空気が重くなるので冗談めかして言うのです。惰性でいきていますけど
生活費だけはキチット入れてます。こういう おやじ は犯罪予備軍かも
07/03/27 18:03 (c84iPOWm)
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