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インターネットの女4
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ノンジャンル 官能小説   
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1:インターネットの女4
投稿者: 影法師
何よりも私にそう思わせたものは女性の首筋にあった小さなホクロだった。
沙織にも同じ場所にある。
私の身体の中で悪寒が走った。
<まさか・・そんな事がある訳が無い。他人の空似と言うモノに決まってい
る。あの沙織が、こんな物に出るはずがない・・。>
自分自身にそう言い聞かせて見たものの、改めてもう一度その写真を眺めて
見た。
それにしても・・良く似ている。
画面の上部にコメントが紹介されていた。
(会員の皆様には顔出しでご覧になれます)
私は馬鹿馬鹿しいと思いながらも、正直この事が胸の中に引っかかった。
それ以上の詮索は止めたものの・・私の胸の中に湧き上がった疑念は少しず
つ成長を始めて行くのでした。

夢を見ていた。
何人もの男が妻をなぶりものにしている。
「やめろ! 止めてくれ! 頼むから止めてくれ・・たのむ・・」
部屋の外から大声で叫んでいるのだが、止まるどころか、妻の喘ぎ声が私の
耳に飛び込んでくる。
私は手で耳を塞ぎ、下を剥いて泣き叫んだ。
「ヤメロ!」
その声で私は目を覚ました。
もう何度同じ夢を見たことだろう。
妻を信じているはずの私が毎晩この夢に悩まされるとは・・。
判らなくなっていた。自分自身が判らなくなっていたのだ。
「おい、何考え事してるんだよ。さっきから声をかけているのに。」
太田が背中を突いた。
「アッ、すまん」
「最近のお前おかしいぞ、考え事している時が多いし、何か心配事でもある
のか?」
「いや・・別に・・心配かけてスマン、何も無いよ。気にしないでくれ。」
「そうか・・なら良いけど、悩みがあるなら相談にのるぞ。」
太田は心配そうに言ってくれた。
「ありがとう、その時は必ず相談するよ。真っ先にな。」
私はそう答えると話を切り上げた。
太田は納得いかないような顔をしながらも、自分の席に戻って行った。
彼に相談出来る事ならどんなにか気が楽になるだろうか・・。
しかし、相談出来る様な事とは到底考えられなかった。
家の中でも知らず知らずに妻を観察する様になった。
これまで・・私は本当に妻の姿を見ていたのだろうか・・?
彼女は、私の知らない別の顔を持っているのでは・・?
イヤ、そんな事はない。そんな沙織ではない。彼女に限って!
そう思えば思うほど、私に自身は揺らいでいくのでした。
2007/08/01 00:11:37(xiUhtAzo)
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