2006/08/13 01:59:14
(N71f/Uqi)
ある朝、ユカリは目覚めると自分の下半身に違和感を覚えた。寝返りを打つと、身体の芯にビクリと刺激が走る。
「…んッ…?!」
眠い目を擦りながら、違和感のある場所に手を這わせる。そこには今まで自分にはなかった存在が大きく自己主張をしていた。
(これ……男の子の、だよね…??)
そう。一晩にしてユカリには男性器が生えてしまったのだ。
それは本物の男性器と何ら変わらない、むしろ一般より遥かに大きく、ユカリの女性用ショーツやパジャマには納まりきらずウエスト部分から突き出て、半分程外部に剥き出しにされていた。そこは既に熱く猛り、じゅくじゅくと鬱積した欲望の蜜を滴らせていた。
「アッ…」
不意に先端を強く擦ってしまい、あまりの刺激の強さに声を上げてしまう。
(熱い…おっきい…どうしよう…このままじゃ学校にいけないよぉ…)
とりあえず起き上がって見てみるが確かにユカリの下腹部から生えている。その下には見慣れた女の部分が。
(出せば…治まるかな…)
ユカリは、恐る恐る熱い塊に手を添えた。初めて触れる自分の男性器は、女性器と同じく敏感で、ゆるゆると擦るだけで声が漏れてしまう。
「ふぁ…あぁ…やばぃ…キモチ、イイよぉ…」
まるで女性器のように大量に吐き出す蜜を潤滑剤に、手は淫らな動きを加速していく。
ふと、ユカリはあることに気付く。自分の男性器は、知っているモノとは少し違うことに。
普通は亀頭が出ているはずなのに、ユカリのモノは先端まで皮に被われてしまっているのだ。所謂、『包茎』というやつだ。
「これ…剥けるのかなぁ…?」
ユカリは擦るのを止め、両手でそっと先端の皮を下に引っ張る。抵抗はあるが、蜜で濡れているため少しずつ皮は捲れていく。ピリピリと痛むのにびっくりしながら、ゆっくりと皮を下に手繰り寄せると、中からピンク色の亀頭が確認出来た。
「すごい…キレイ……」
何とか亀頭の半分まで露出させ、よく見てみる。そこはぷっくりと桃色に膨れ、先端の鈴口からは絶え間なく透明な蜜が流れ落ちる。何ともいやらしい光景だ。
「うぁ…!」
露出した亀頭に触れると、それだけで身体が跳ねてしまうくらい強い刺激だった。今まで外気に触れていなかったからか、恐ろしく敏感なようだ。
くりくりと先端だけを指を回転させると、ゆっくり上り詰める快感で開脚した足がガクガク痙攣を起こし始めた。
「アッ…何これ…来る…何か来る………!!」
たまらなくなって先端だけではなく両手で上下に擦る。
「ハァ…うァ…あぁぁぁ!!」
どくん、ぷしゅ、ビュク。
ユカリは射精していた。あふれ出るその量は常人より遥かに多く、ユカリの腹や顔や足を汚した。
「…ハァ…ハァ…」
困惑しつつもこれで何とか学校に行ける、とユカリは意識の片隅で思った。
完
ふたなりモノです。
気が向いたら学校編も書きたいな、と。