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魔法使い体験告白 RSS icon
※私は魔法使い、そんな私の空想H体験告白

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魔法のペン6

投稿者:疾風 ◆yufVJNsZ3s
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2007/01/15 00:11:27 (gWE2.ybU)
 男の家,その前に一台の車が止まる。
 車が車庫に入り,中から男と『人形』が出てくる。
 今日もまた,男は満員電車で気に入った女を人形にして持ち帰ったのだ。

 「よし,終わりだ」
 そう言った男の目の前には,正座をし,両腕を正面に突き出した全裸の『人形』
があった。
 「『座椅子式按摩機』の完成だな」
 男は満足げに言った。
 男がそう言った時,突然ペンが光りだした。
 「ん,何だこれは」


 翌日の早朝,駅のプラットホームの端に男が立っていた。
 電車がプラットホームに入ってくる。
 早朝,そして先頭車両のせいか,目の前に止まった車両には誰も乗っていなかっ
た。
 「無人か,ちょうどいいな」
 男はそう言うと,ペンを取り出し車両に素早く『回送車両』と書き,乗り込ん
だ。
 車内に入ると,男は車内のあちこちに文字を書き始めた。

 電車が終点に止まると男が車両から出てきた。
 男は『回送車両』の文字を消すと,今度は『女性専用車両』と書き,隣の車両に
乗り込んだ。
 『女性専用車両』の中に書かれた文字。それは今まで男が書いtrきた文字と比
べ,明らかに違うところがあった。
 文字の周りには,文字を囲うように円が描かれていた。

 停車駅ごとに,『女性専用車両』に女が入っていく。
 男はそれを,満足げに見ていた。

 電車が男が乗り込んだ駅に戻ってきた。
 車両から男が降り,最後尾となった車両の前に来る。
 男は『女性専用車両』の文字を消すと,今度は『風船』と書いた。
 書き終わると同時に『風船』は浮かびだす。
 男は『風船』に素早く糸をかけると,『風船』を持ちながら駅を出ていった。
 『風船』の内部に書かれた文字は,いつのまにか消えていた。

 男は家に帰ると,早速『風船』を庭へ持ってきた。
 庭,そして家の境界部分には,浅い穴が幾つも掘られている。
 男は『風船』を降ろすと,中のガスを抜き始めた。
 ガスが抜けると,今度は『風船』の女達を庭へ出し始めた。
 椅子に座った女。つり革につかまった女。壁に寄りかかった女。多くの女が庭に
置かれる。
 女達は誰一人として微動だにせず,虚空を見つめている。
 通勤時間だったからだろう。皆若く,女子学生やОLばかりである。
 最後の一人を庭へ出すと,男は一人の女を抱える。
 庭の穴の一つの前に来ると,穴に女の足を入れ,その上に土をかぶせていく。
 それが終わると,今度は別の女を抱え,同じようにしていく。

 数時間後,男は庭と家の境界部分に掘られていた穴全てに女達を埋めた。
 つり革を掴んでいるショートカットのОL,壁に寄りかかった胸の大きな女子高
生,座席に座っているツインテールの小学生,皆電車の中で取っていた格好のま
ま,足を土に埋められている。
 「さて,邪魔なものを取るか」
 そう言うと男は,女達の着ていたものを剥ぎ取っていく。
 全裸になった女達,その体には皆『植物』と書いてあった。
 「しっかり光合成しろよ」

 「殺風景だった庭も,これで彩りがでるな」
 男は植えられた『植物達』を見て,そう言った。
 「新しいペンの能力。十分以上文字に触れていると,直接体や服に書かれなくて
も文字が体に移るか。これは使えるな」
 そう言うと,男は視線を下へ移した。
 そこには穴が足りずに残った『植物』が数本が横たわっていた。
 「これは鉢植えにするか」
 男は鉢を探しに家に入っていった。
 庭には,数時間前まで人だった『植物達』だけが残された。

 
 春,男は庭を見ながら
 「やはり春は花見に限る。秋には果実の収穫が出来だろうし,楽しみが増えた
な」
 と言った。
 庭の『植物達』は,かつて人であったことなど忘れたかのように色とりどりの花
を咲かせていた。
251

魔法のペン5

投稿者:疾風 ◆yufVJNsZ3s
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2007/01/10 00:17:32 (QLcKADf8)
 「おじさん,ヒマ?」
 夜の繁華街,帰宅中の男に突然声が掛けられた。
 「ねえ,あたしと遊ばない?」
 声を掛けたのは高校生位の女だった。
 「突然なんだい。今帰り途中なんだが」
 「えー,今日一日位いいじゃん。遊ぼうよ」
 女はなおも誘い続ける。
 (ひょっとして,援助交際というやつか)
 男は暫く考えると,
 「たまにはいいかな。で,何するの」
 「えっとねー」
 答えた。

 (食事にカラオケ,そしてホテルか。お決まりのコースだな)
 数時間後,男とセーラー服に着替えた女はホテルの一室に入った。
 「おじさんありがとう,全部奢ってくれて。それにお小遣いもこんなに」
 女が話し掛けてくる。
 「お礼に,とっても気持ちよくさせてあげるね」
 「ああ,じゃあ一つだけ頼みがあるんだが」

 「ああっ!おじさん凄い!」
 セーラー服とスカートだけを身に纏った女が喘ぐ。
 「くっ!出るぞ!」
 「ああっ!」
 男と女は同時に果てた。
 「おじさん凄かったね」
 「君のテクも良かったよ。よくこういうことしてるのかい?」
 「うん,気持ちいいから大好き。口も後ろも出来るよ」
 「じゃあ,こういうところにもよく来てるんだ」
 「うん」
 (道理であまり無茶なことを言わなかったのか。金だけが目的では無いんだな)
 「ちょっと後ろを向いてくれるかい」
 「うん,何で?」
 「君の首筋に文字を書くから,何て書いたか当ててくれないか」
 「うん,いいよ」
 そう言うと女は後ろを向く。
 男はペンを取り出し,女の首筋に文字を書いていく。

 文字を書き入れると,男は女に話しかけた。
 「何て書いたか解ったか」
 女から返事は無かった。
 「解らないなら教えてやるよ。『自動精液処理機』って書いたんだよ」
 男はそう言いながら女の体を自分のほうへ向けさせた。
 女は瞬きひとつせず虚空を見つめていた。
 女が着ているセーラー服の胸ポケットとスカートの左右ポケットにはいつのまに
か,『口100円』『アヌス500円』『アナル1,000円』と書かれていた。
 「そんなにエッチが好きなら,ずっとさせてやるよ」
 男は『自動精液処理機』に向かって言った。


 「今日はまた凄いな。これで一日分か」
 数日後の早朝,男は『自動精液処理機』を見てそう言った。
 人気の無い路地裏に設置したにも関わらず,『自動精液処理機』の三つのポケッ
トはパンパンに膨れ,金が溢れていた。
 そして,それに気を取られることが無い位精液で汚れていた。
 「僅か数日で大盛況だな。充電の心配は無いし男は安価で性処理が出来る。良く
考えるといいことづくめだな」
 男はそう言うと『自動精液処理機』のポケットから金を回収し洗浄を始め,
 「これはもっと多くの人に利用してもらうべきだな」
 と言った。


 数ヵ月後,夜の繁華街に溢れていた援助交際風の女はめっきりその数を減らし,
それと同数の『自動精液処理機』が路地裏に設置された。

252

魔法のペン

投稿者:疾風 ◆yufVJNsZ3s
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2007/01/07 16:35:09 (BW/76K/w)
 満員電車,それはありふれた日常の光景である。一人の男の前に背中を見せた女
がいるのもそんな日常の一コマであった。そう,その時までは。
 男は突然小さなペンを持ち,女に何か小さな文字を書き始めた。女は自分の服に
何かが書かれているのに気づいたが,反応する前にそれは終わった。

 すぐに周囲はざわめき始めた。しかしそれは男が女に文字を書いたことでは無か
った。
 「おい,どうしてこんなところに人形があるんだ」「邪魔だ,何とかしろ!」
 周囲は疑問に思うことも無く今まで女だったものを人形と認識していた。そして
それは女も同じだった。女は微動だにせず虚空を見つめている。周囲から何を言わ
れても全く反応しない。それが冗談などでは無いことは,女に触れば解るだろう。
女は呼吸一つせず,心臓も停止していた。いや,今女に心臓というものがあるのか
もわからないのだ。

 電車が駅に到着した。先ほどの男が女を持って下車していく。しかし他の乗客達
はそれを咎めようとはしない。それどころか,彼らの顔を見れば考えていることは
はすぐにわかる。
 「やっと邪魔なものが無くなった」「あの男の人,親切だなあ」
 先程男が女に書いた文字が見える。そこには『人形』と書いてあった。

 女を担ぐと男は駅を出る。近くに止めてある車に女を入れると,運転席に乗り車
を発車させる。駅の近くには多くの人がいたが,だれもそれを不信に思うものはい
なかった。

 しばらく走ると車は一軒の家の前に止まり,その家の車庫へ車を入れた。そう,
ここは男の家であった。
 男は女を車から出し,家の中へ運ぶ。そして玄関から一番近い部屋に入り,先程
のペンで電車の中で書いた文字に別の文字を付け足す。それが終わると男は女の下
着を取り,自分の分身を荒々しく挿入する。
 始まってすぐ,女から喘ぎ声が出てきた。それも男の分身が硬さが増していく艶
のある声で。同時に女の秘部から愛液が滴りだし,きつく締まりだした。
 女の服には『高性能愛人形』と書かれていた。
 
 「うっ!」
 しばらくして,男は分身から白濁液を女の中へ放出した。
 「中々良かったな。この締まり具合といい胸は小さいがいい体してる。腕も長い
ことだしこの女は椅子にするか」
 男はそう言うと女の首筋にペンで文字を書き始めた。

 文字を書き終えると女の体がひとりでに動いてゆく。まず両足のひざが90曲が
り,ひざから上が床と水平になる。それが終わると腰がひざとは逆方向に曲がり床
と垂直に戻る。肩から上が少し後ろにそれ,両腕が床へ向かう。僅かに床には届か
ないが,男が小さな台を持ってきて両手と床の間にかませる。
 女の動きが終わると別の変化が女におこる。先程まではやわらかかった女の体が
一部の関節を残し動かなくなる。女は椅子と呼ばれる格好となった。
 そう,女の首筋に先程書かれた文字。それは『椅子』であった。
 「最後の仕上げだ」
 男はそう言うとカッターを取り出し,女の服にかけた。
 男は女の服を全て切り,全裸にした。

 男は椅子となった女を部屋の中の机の前に置くと,暫く考えるようなしぐさをと
った。 
 「この部屋の椅子は出来たけど,机と椅子があってないな。よし,次は机を作る
か」
 そう言うと男は部屋を出て行く。
 「汗もかいた事だし風呂にでも入るか」その言葉を最後に部屋の扉は閉められ
た。

 部屋には誰も居なくなった。そう,かつて人間の女であり,新たに部屋の家具と
なった椅子を残して。


 数日後,男が部屋に入り,女の前にあった机をどかし,新たな『机』を作り始め
た。
 『机』が出来上がると,男は満足げに言った。
 「この椅子の家族が多くて助かった,おかげでいい机が出来た。やっぱりセット
になる家具は血の繋がった家族を使うに限るな」
 『机』は三人の女で出来ていた。それは椅子が人間だった頃の家族。姉と妹,そ
して母とよばれたものだった。
 机になった家族,しかし女だった椅子は何事も無かったかのようにその場に佇ん
でいた。そう,『椅子』が勝手に動くことなどありえないのだから。
253

魔法のペン4

投稿者:疾風 ◆yufVJNsZ3s
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2007/01/09 02:17:21 (GBkugnub)
 「ワンワン!」
 「キャンキャン!」
 「ニャーニャー」
 動物の鳴き声が騒がしい。
 そう,ここはペットショップである。
 親子連れやОLが動物達を見ている。
 そんな中,店の自動ドアが開き,男が入ってきた。

 「いらっしゃいませ,どのような御用でしょうか」
 店員が笑顔で対応する。
 「実はペットを飼いたいと思っているんですが。そうだな,犬を見せていただけ
ますか」
 「はい,ではこちらになります」
 店員が犬のケースの所へ案内する。
 「こちらが犬の売り場です。まずこの犬ですが‥‥」
 店員が説明を始め,男はペンと紙を出す。
 「次にこの犬ですが‥‥」
 店員がケースの方を向いた瞬間,男は店員の首筋に素早く文字を書く。
 店員は突然黙ると,四つんばいになりうなり始めた。
 「ウー,ワンワン!」
 男が店員に書いた文字,それは『犬』だった。

 隣で犬を見ていた親子連れがそれに反応する。
 「あれー,何で犬が外にいるの?これおじさんの犬?」
 「あら,今までここに犬なんていたかしら?」
 そう言いながら母親と娘が近づいてくる。
 「この犬,おたくのですか?」
 母親が聞いてくる。
 「はい,申し訳ありません。慣れない人ごみで驚いてるんですね」
 男はそう言いながら犬を見ている母親の首筋に素早く文字を書く。
 次の瞬間母親も『犬』と同じく四つんばいになり,次の瞬間
 「ニャーニャー」
 鳴き始めた。
 「あれー?今度は猫さんだ」
 娘は,母親の存在など忘れたかのように母親に向き合う。
 男はその隙に,娘の首筋にも文字を書く。
 「「ニャーニャー」」
 娘はすぐに四つんばいになり,母親と共に鳴き始める。
 母親と娘の首筋には,それぞれ『親猫』『子猫』と書いてあった。

 「あれ,なんで一人でこんなところに来てるんだ?帰って夕食作らないと」
 そう言いながら父親がペットショップから出て行く。
 (ありがとうな,こんなに可愛い猫を二匹も譲ってくれて。まあ,これであんた
は独身になった訳だし,再婚するなり独身生活を満喫するなり好きにしてくれ)
 男がそう思ってると,店の奥から別の店員がやって来た。
 「お客様,申し訳ありませんがご自分のペットのご入店は控えさせていただきた
いのですが」
 「あ,申し訳ありません」
 男はそう言いながら新たな店員の胸を見ていた。
 (大きな胸だな。よし決めた)
 「すいません,すぐに車に入れてきます」
 男はそう言いながら店員の後ろに回った。
 ペンを取り出すと,素早く店員の後ろに回り,首筋に文字を書いた。
 「モォー」
 店員はそう言いながら四つんばいになった。
 店員の首筋には『牛』と書いてあった。
 
 「えっ,何で牛がいるの?」
 突然現れた『牛』に,驚きながらもОLがやってくる。
 「おい,あのОLを組み伏せろ」
 男が『犬』と『牛』に命令すると,『犬』と『牛』は素早くОLに近づき組み伏せ
る。
 「えっ,何で来るの。イヤー!」
 うつ伏せに組み伏せられたОLが悲鳴を上げているが,男は首筋に文字を書いてい
く。
 「いや,何をしてるの」
 「おい,人を近づけさせるな」
 男はОLの質問には答えず『親猫』と『子猫』に命じながら,文字を書き終えた。
 ざわついていた店内はすぐに静まりかえる。
 「おまえら,もういいぞ」
 男がそう言って『ペットたち』が元の場所に戻ると同時に新たな動物の鳴き声が
聞こえる。
 「ウッキー!」
 ОLの首筋に書かれた文字は『猿』であった。

 「この,超大型犬用の首輪を五つ下さい」
 男は購入した首輪を『ペットたち』につけ
 「痛くないからな,我慢しろよ」 
 『ぺットたち』の両耳にピアスの穴を開けるとペットショップを後にした。


 数日後,男の家では男と『牛』が「遊んで」いた。
 「ほら,気持ち言いか!」
 「モォー!」
 全裸で胸を揉まれている『牛』の胸からは母乳が噴出している。
 「こんな使い方もできるとは。あのペンはつくづくすごいな」
 よく見ると『牛』の両耳についているピアスにはそれぞれ『発情期』『噴乳』と
書かれた紙がセットしてあった。
 「『家具』や『家電』にこんな使い方は出来なかったが,『動物』にはそれが可
能だということだな」
 男はそう言いながら横を向いた。
 視線の先には他の『ペットたち』がいた。いや,あったと言うべきか。
 秘部や乳首に前足を当ててオナニーしている『猿』。舌を出し,腹を見せて喜ん
でいる『犬』。『親猫』の乳首を吸っている『子猫』。皆幸せそうである。
 そんな一瞬の表情を,『ペットたち』はずっと続けている。
 『牛』以外の『ペットたち』は皆石像となっていた。
 『ペットたち』のピアスにはそれぞれ『石像』と書いてあった。
 「ペットを飼うというのは思いの他疲れるな。同時に面倒を見るのは二匹が限度
だな。」
 男は暫く考え込み,
 「明日は『犬』と散歩と行くか」
 そう言いった。
 そして次の瞬間には
 「さて,いい牛乳も取れたことだし,今夜の料理はこれを使うか」
 『牛』の母乳を使っての今夜の料理を考えていた。
254

魔法のペン2

投稿者:疾風 ◆yufVJNsZ3s
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2007/01/08 18:24:48 (08lXzWwr)
 「よし,これでいいか」
 男がそう言いながら見ているのは,今日手に入れたばかりの新しい『冷蔵庫』
だ。
 「しかしのどが渇いたな。ビールでも飲むか」
 男はそう言うと『冷蔵庫』の左腕にかかっている袋の一つから缶ビールを取り出
した。
 「冷房でも入れるか」
 男は『冷暖房機』を見ながらそう言った。
 「そういや,これを手に入れたのはこの家に来てすぐだったな」

 
 [バタン!]
 あるアパートの一室,何かが倒れる音がする。
 「ああ,また倒れたか」
 男がやって来て,倒れた『観用植物』を立てる』
 「このアパートじゃもう限界か,でも処分する気は無いしな」
 男はそう言うと暫く考え込んで言った。
 「よし,思い切って引っ越すか」

 物件はすぐに見つかった。アパートの近くに売りに出している一軒家があったか
らだ。
 「いかがでしょうか,この広さでこのお値段。これだけのものはそうそうありま
せんよ」
 不動産屋の店員が笑顔でそう言いながら家の中を案内している。
 「確かにいい家だ,ここにするか」
 男は小さな声でそう言うと,壁にペンで素早く『所有物』と書いた。
 途端に店員が困惑した表情になる。
 「あれ,この家は売りに出していたものだったかしら?」
 困惑する店員の服に,男は素早く『人形』と書いた。
 途端に店員は,指一本動かすことない人形となった。
 「これで引っ越し先は手に入れた。早速引っ越しだ」

 数日後,男の荷物は全て新居に運ばれた。
 「さてと,最後の家具を設置するか」
 男はそう言うと,数日前人形にした店員を持ってきてペンを手に取った。
 「前のアパートはエアコンはすえ付け型だったから新しいのが必要だったし,ち
ょうど良かったな」 
 男はそう言いながら,首筋に『冷暖房機』と書き,店員を全裸にした。
 全裸にした店員の体には,いつのまにか文字が書かれていた。
 左乳首には『暖房』,右乳首には『冷房』,陰核には『入/切』,そして秘部に
は『充電器』と。
 

 男は『冷暖房機』を見ながらここに越してきた時のことを思い出していた。
 「む,冷暖房機から愛液が滴ってるな。もう充電の時期か」
 そういうと男は『冷暖房機』の秘部に分身をあてがうと,それを挿入した。
 「いい具合に締まってるな。この具合からすると,二週間位はもつかな」
 男はそう言いながら『冷蔵庫』を見た。
 「冷蔵庫の充電も今日中にした方がいいな。しかし精液で充電するのはどれも変
わらないんだな」
 そう,『冷蔵庫』の秘部にも文字が書かれているのだ。冷暖房機と同じ,『充電
器』と。

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