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魔法使い体験告白 RSS icon
※私は魔法使い、そんな私の空想H体験告白

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2010/10/16 00:06:39 (FGQYPuEY)
俺の名前は、向井 大輝。46歳 一流企業をリストラにあい、家族にも逃げられ一人身となった俺は、知人の紹介で近所の介護施設に就職できたのだが、そこは女が仕切る職場。娘と歳が変わらない女からバカにされる毎日だった。
俺は主任の、鳥丸明子呼びだされ、今日中に、倉庫のかたずけを命じられた。
倉庫の中に入ると古びた家具や、いつのものか分からない缶詰まで出てきた。
倉庫の奥に進むと、厳重に封をされた小さな箱が出てきた。俺は箱の封をハサミで切って中を見てると、コウモリのような装飾で気味の悪い黒色の指輪が出てきた。 俺は気味の悪さに箱のフタを閉じようとすると、指輪から声が聴こえる。
「汝。我と契約せよ我と契約すれば、お前はあらゆる魔法が使え、世の中を見返すことができるぞ。」
俺は、指輪からの出る声に恐怖を感じていたが、世の中に復讐できる。その言葉に押され、俺は指輪をはめた。
すると指輪から、「お前との契約は完了した。さぁ~我の魔法を思う存分使うといい。 お前が念じたり、言葉を発しればそれが魔法になる。」そう言い終えると指輪から黒い光が消えた。
しばらくすると、主任の鳥丸 明子が倉庫にやって来た。
「向井さん、まだ全然片付けてないじゃない!こをな仕事もできないの!やる気はあるの?』いつものように俺に罵声を浴びせた。
そうだ指輪の力をこの女で試してみよう。
『明子!ここでオナニーをしろ!』と指輪に念ずると指輪のコウモリの目が赤く光がる。すると俺を見下すように見ていた明子が、モジモジと体をくねらせ倉庫内の畳の上に座り込み、右手で胸を左手は、ズボンの中に入れオナニーをはじめた。
明子は俺に見られてるのが分かってるにも関わらず、『あん…あっ~…うん』
俺は指輪の魔法が本物であることに、気付き。次の命令を出す。『明子俺に服従しろと』念ずると。
明子がオナニーを止めて、俺に土下座んし『明子は大輝様の 奴隷です。私の体を自由にしてください。』そう言うと明子は俺のズボンとパンツを降ろし、俺のチンポを加えてフェラチオをする。
俺の人生はこの指輪わ得て変わった。
今まで俺をバカにしてきた女達全員に復讐すること誓った。
91
2000/11/23 16:20:43 (r4IlaaCI)
限りなく速く動く。それが俺の能力だった。他に何の取り柄のない俺には唯一の長
所だった。そして、同時にそれは短所だった。

その日俺は朝からイライラしていた。目に付くモノ全てがうざったくて、街で目に
付く気に入らない奴を見つけては片っ端から殴り倒していった。もちろん俺の顔は
見られないように。そんな時だ。加藤あいに出会ったのは。

赤いコートに黒いタートルネックのセーター。茶色のブーツ。黒いミニスカートに
はセンスのかけらも感じられなかったが、それは完全に芸能人の格好だった。何故
か。首から上は綿の帽子に茶色のサングラス。典型的な芸能人。目立たない訳がな
い。注目の的。俺が気付いたのも半分はそのせいだ。

不幸な女。俺のイライラする心の捌け口は決まった。今から思えば、随分野性的
だ。

連れ出すのは簡単だ。何せあいは一人なのだ。雑踏の中、一人の人間が消えたから
といって、誰が怪しがるわけでもない。あいを気絶させ、俺が泊まっているホテル
のスウィートルームに連れていく。あいをベッドに放り投げ、その頬を軽く叩く。
眠っているマグロ女を犯したってつまらない。時間はいくらでもあるのだ。

「うぅ」
「よう」
俺は声をかけた、が、あいは現実を理解しきれていない。何故こんな所に居るの
か。
目の前にいる男は誰なのか。謎はいくつもあるはずだ。俺はあいが何か言うまで待
った。
「君は誰?何で私はここにいるの?」あいが言った。
「俺は誘拐犯。だが、金が目的じゃない。意味はわかるよな。大丈夫。用が済めば
返してやるよ。おとなしくしてな」
俺がその言葉を言い終わるか終わらないかの時だった。股間に激痛が走る。あいに
蹴られた。
「ふざけないで。誰がだまって犯されるもんですか」
そう言うと、あいはドアの方へ向かう。しかし・・・。
「どうやって。お前をここまで連れてきたと思う」高速移動。あいの前に立ちふさ
がる。股間の痛みは回復していないが・・・。
「俺は普通の人間と違うんだ。おとなしく従っていた方がいい。俺は、あまり気分
が良くない」

あいの顔つきが変わった。どうやら随分と現実許容性があるようだ。冷静な判断。
あいは答えた。
「返してくれるのよね」
「ああ。おとなしくしていればな」
「それしかないか。・・・じゃあ、私も楽しませて貰うわ」
そう言ってあさっての方向へ歩き出す。
「どこへ行くんだ?」
「決まっているじゃない。シャワーを浴びるのよ。心配しないで。逃げられないん
でしょ。ちゃんとあなたが浴びている時もおとなしくしてるから」
目は嘘をついていない。正直、あっけにとられた。だが、面白い。
「くっくっく。いいな。お前。いっその事、俺の女にならないか」
「いやよ。それじゃ約束が違うわ」
「そうだった。じゃあこちらも紳士的に振る舞って約束を守ろう」
「誘拐犯が何を言っているの」
そう言って、あいはバスルームへ向かった。
あいが出てくるまでに十分もかからなかった。俺はたっぷり二十分は入っていた。
気分が良かった。さっきまでのイライラはどこかに飛んでいた。別に逃げられた
ら、
それでも構わなかった。だがあいは逃げずにベッドの上で座っていた。

バスローブを脱がせようとする俺の手を止めてあいが言った。
「いきなりいれるのはやめてよ」
「わかってる」本当はそう思っていたがやはりやめた。俺はあいの口を唇で塞い
た。
厚くてやわらかな輪郭を舌のさきでゆっくりとなぞる。あいは硬くした舌をおれに
突きだす。出来るだけ深く吸ってみた。甘い唾液。飲ませて欲しいとあいもいう。
唇の裏、歯茎の裏、前歯の緩やかなアーチ。舌のさきにとどくかぎり深く、互いの
口の中を探検する。自分でさえ忘れているくぼみ、古傷、ひだ、すきま。したは小
魚みたいに泳ぎ反転する。あいの口の中のなめらかなところとざらざらしたところ
を地図をつくるように確かめ、むきだしの歯と歯をこすり合わせる。
「やばいよ。君のキス、最高」
あいは目をとろんとさせて言った。
「やっぱり俺の女になるか?」
「それはやだよ」
言うと思った。

俺達は互いにバスローブを脱がせ合い、キスの時口でしたのと同じように、全身の
肌と粘膜を探った。息のような声は、二人のどちらからともなく。出てきていた。
「んっんんんっ。はぁ」色っぽい。
「ねぇ。じらさないで」股を俺の太股にに擦りつけなが愛おしそうにらあいが言っ
た。俺はわざと避けるように胸と秘所への愛撫を避けていたのだ。
「わかったか」
「わかる・・んっ。ああああぁぁぁぁぁぁ」
俺はあいの乳首への攻撃を始めた。
「やばいよ、君。あぁ。こんなに感じたの初めて。もっと。もっと」
やばいのはあいの方だ。こんな感度の良い女は初めてだ。
「っくぅ。はっはっはぁぁ」
「これでこっち側を攻めたらどうなるのかな」
「もういいよ。入れてったら」
「だめだ。もっとお前を味わってからだ」
「あぁっ。あぁ。あぁあっっっ。凄い、凄いよ」
それからたっぷり三十分は経ったと思う。あいは俺がわかっているだけで五回はい
ったし、その内二回は潮を吹いた。
もう完全にあいの腰は立たなくなっていた。
「入れるぞ」
「来て」

みえを張るわけじゃないが、いつもならもうちょっと長くもつんだ。だけど、その
時の俺の忍耐力はもう限界だった。二度三度腰を合わせるだけで、体中の熱が先端
に集まってくる。名器、まさにそれだった。俺は言った。
「やばい。もういきそうだ」
あいが潤んだ目で俺を見つめる。その目を見ているだけでヒューズが飛びそうだ。
「だめ。私もいきそうなの」
そう言うとあいは俺の腰に手を回し、股間を擦りつけてきた。
「やばいって。そんなことしたら」
「私の中でイって。大丈夫」
何が大丈夫なのかわからなかった。こちらは子供を産む気などまったくないという
のに。
あいは悲鳴にも似た声をあげた。
その絶叫の中、俺もたえた。俺の熱があいの中にそそぎ込まれる。震えがしばらく
とまらなかった。
陶酔の中、俺とあいは気を失った。
92
削除依頼
2010/09/15 07:19:47 (3NgCqhnJ)
何で今日会社休まなかったんだろう。
母親が入院したとウソまでついて午前中で退社して一直線に秋葉原に来たのに、お目当ての店に到着した時には限定分は完売し
ましたの看板を持った野郎が列の最後尾に立っているのを見た時には、もう仕事辞めてやろうかと思った。
その点、学生は良いよな~。
気に入らなければ休んでもどやされる事も無いし、休みも長いし。
ホント学生時代は天国だった思う。
ムカつくのは列の中に高校生はもとより、明らかに厨房が居た事だった。
オマエらごときを対象にした商品じゃないから平日発売なんだよ。
ちゃんと学校行けよって感じ。
どうせ友達と連れ立って来てオクで転売する癖にだ。
その分俺に廻ってこないじゃないかと思ったが、家に帰る気にもなれず、会社に戻る訳にも行かないからそのままジャンクあさ
りでもして街をブラつくことにした。
就職してから平日来る事はなくなったから、いつもと違う気分でウロつけたのだが、最近は萌えカフェの娘たちもホントにカワ
イイ娘が増えた。
こんなに女の子が居るのに、何で俺にはカノジョが廻ってこないんだよ!って感じ。
世の中にはこんな娘たちと毎日のようにHしてる奴もいると思うと、ちょっとムカつく。
誘いかけてくる娘たちを値踏みしながら、うらぶれたジャンク屋を何軒か覗いていると、人通りのない路地の突き当たりにある
雨ざらしのがしゃぽんの機械とふと目にはいる。
最初は使い古された物が置いてあるのかと思ったが、稼働中らしい。
そのうちの一つが、今日お目当てだった限定フィギュアのシリーズ物で、補充されて無くあと5個くらいで空になる状態だった
ので揺すってみたのだが、どう見ても次に出てくるヤツはカスりそうにない気がして、久しぶりに賭けてみる気分になってポ
ケットの中を探った。
もうすぐ30歳にもなろうというのにがしゃぽんに興味を示すのもどうかと思うが、買ってくれと言わんばかりの100円玉が二枚
出て来たのに何かの縁を感じた俺は、バックパックを地面に置いて迷う事無くコインを投入してレバーを廻した。
ガキの頃は高くて20円だったのに、いつの間に一発200円とかになったのだろうと思いつつも、妙なワクワク感をもって出て来
たカプセルを手にした。
瞬間、カスったことがわかる。
俺の欲しかったのは魔法少女ジョディシリーズのミニフィギュアで、持ったとたんにカラカラ音を出す様なヤツはハズレ系のア
クセサリーと相場は決まっている。
カプセルを開けてみると、仰々しく折り畳まれた可愛い装飾の手紙と、銀色にメッキされたプラスチックのペンダント真ん中に
はめ込まれた微妙な色のガラス玉が出て来た。
ママゴト遊びのペンダントにちょっとデカいビー玉が挟まったような物を200円で手に入れたというのが現実だ。
確かにこんな色をしたビー玉はガキの頃には無かったが、驚いたのは中を覗くと3Dで「10」という数字がメタリック状に浮か
び上がっている事だった。
最近はクレジットカードにも3Dホログラムが付いている時代だから、この程度の事は特別難しくもないのだろう。
あとは一緒に入っていたカードに何かプレミアムがあるかと思い、折り畳まれていた紙を開いてみた。
「このマジカルビーズは、ジョディが持っている物と同じだよ。魔法を使う時はビーズを握りしめて精神を同調させてから願い
事を口に出してみてね。でも、魔法には制限があるから数字には気をつけて。良い事をすれば数字が変化するかもしれないか
ら、頑張って。ジョディ」
うーん、やっぱり今日は何かついていない。
こんな子供騙しに当たるくらいだから、ジャンク巡りを続けても今日はお宝に巡り合えない様な気がしたから、帰ってDVDでも
見る事にしよう。
むなしさも有り、人通りも無かったから半分やけで今僕の元にやって来たマジカルビーズを握りしめて叫んでいた。
「あー、限定のヘルベチカ・ヴァージョンのジョディちゃんフィギュアが欲しい!」
バカバカしいと思いながら、がしゃぽんでゲットしたマジカルビーズをポケットにねじ込み、カプセルを近くにあった段ボール
箱に投げ捨てて家路につこうと地面に置いてあったバックパックを担ぎ上げた時、そいつのちょっとした変化に気がついた。
会社を出る時にはパソコン以外の余計な物は入れてこなかったはずなのに、今は妙に膨らんでいる。
何かが膨らんでしまったのかと不思議に思いながらチャックを開けてみた俺は、自分の目を疑った。
目に入って来たのは、今日わざわざ秋葉原にまで来た大きな理由である限定フィギュアの独占販売店の紙袋だった。
まさかと思ってその袋を取り出し、中身を確認した俺は驚かずにはいられなかった。
そこには欲しかった限定のジョディちゃんフィギュアが入っていたのだ。
しかも限定数500体のシリアルナンバーのラストナンバーである500/500の刻印プレートがしっかり架かっているプレミアもの
である。
自分の記憶では、ここに来るまではフィギュアが鞄に入っていた可能性は無く、こんな路地の突き当たりで誰とも出会わなかっ
たのだから、どう考えても突然鞄の中に現れたことになる。
つかの間の放心状態から我に帰った俺は、悪い事でもしたかのように周りを見回してからもう一度大事にフィギュアをバック
パックの中にしまってからそっと背負った。
歩き出そうとしたその時、ポケットからさっきゲットしたマジカルビーズの手紙が道路に落ちたのを拾い上げた俺は、思い出す
ようにもう一度その文面に目を通す。
「このマジカルビーズは、ジョディが持っている物と同じだよ。魔法を使う時はビーズを握りしめて精神を同調させてから願い
事を口に出してみてね。でも、魔法には制限があるから数字には気をつけて。良い事をすれば数字が変化するかもしれないか
ら、頑張って。ジョディ」
その内容にハッとしてポケットからビーズを取り出し、もう一度しげしげと眺めてみた。
相変わらずおもちゃっぽい輝きを放っていたのだが、思い当たる節があってビーズの中を覗いた俺はぶったまげた。
メタルライクに浮き上がっていた3D数字が「9」になっている。
「これって、俺がさっき魔法を使えたってことなのか?」
自分に起こっている事が理解出来ずに、声に出して自問自答してみる。
これが本物だとすれば、今日がついてないどころか凄い物を手にした事になる。
とりあえず帰って落ち着いてから、ネットでさっきのがしゃぽんの情報でも確認してみようと足早に駅方面へと歩き出した。
メインストリートに出ると、相変わらずたくさんのコスプレをした女の子たちがお店へと案内しようとメニューを手に話しかけ
てくる。
「ご主人様、どうぞお休みになって下さいませ」
何人かが声をかけて来たのを袖にしながら駅へと急いでいた俺だったが、好みのメイド服を着た1人の女の子の誘いに思わず足
を止めてしまった。
「どうぞ、お店はすぐそこですので、ご案内いたします」
コスチュームだけでは無く、声も、ルックスも俺好みだったので、頭を整理する上でも一休みして行こうかと思った。
「じゃあ、お願いします」
「ありがとうございます、ではご主人様、ご案内いたします」
手慣れているのか、優しく僕の手を取ってお店へと案内する彼女を見ているうちに、男としての妄想が次第に頭をもたげて来
た。
「名前は?」
「ハイ、ユキと申します、ご主人様は?」
「あ、俺はヒロシ、で、ユキちゃんは彼氏居るの?」
いつもはこんな事を聞く勇気など無い俺だったが、先ほどの経験が脳裏にあったのか今日は少し強気で居られるようだ。
こんな娘だったら、周りがほっとかないだろうし、当然のように彼氏とHをしているんだろうと想像すると相手となる男に対し
て羨ましさと悔しさで一杯になる。
「ご主人様ぁ、そんな事は聞かないで下さい。内緒です。」
接客慣れしているのか、軽く流されてしまったと感じた俺は無意識のうちにポケットの中のビーズを握りしめていた。
その時には、後でどうなるのかなど考えもせず、キモイ内容の願望を彼女にぶつけてみる。
「カワイイユキちゃんに彼氏もしないようなエッチなフェラで抜かれてみたいな」
キツい反応を想像していたが、ユキちゃんは俺の方を一瞬振り向いただけで何事も無かったかのように案内を続ける。
(やっぱり、そんなウマい話はなし、か)
そう思った俺は、急に恥ずかしくなり歩みが遅くなる。
「ヒロシ様、どうなさいました? もうすぐでございます。こちらへどうぞ」
僕との距離が空いてしまった事に気がついた彼女は、早足で僕の所へ戻って来ると、再び優しく手を握って店があると思われる
方へと強く引っ張り始める。
一緒に歩いている俺は、心無しかユキちゃんの息が荒くなっているように感じ、もしやと思い再度ポケットからビーズを取り出
して中をのぞいてみた。
ビーズの中の数字は「8」になっていた。
(これが現実になれば、いよいよ本物だな)
エッチな想像に胸を躍らせているうちに、メイド喫茶系が数店入居している雑居ビルの前に着いた。
「お店はこちらの3階になります」
先ほどまでとは違い、気持ち潤んだ瞳で細い廊下を抜けてビルの奥にあるエレベーター前へと俺を案内した彼女が上行きのボタ
ンを押す。
すぐに到着したエレベーターから降りて来た何人かをやり過ごし、2人きりでエレベーターに乗ると、なぜかユキちゃんは最上
階である7のボタンを押してから俺の方に振り向く。
じっと俺を見つめる彼女の目は、もはや普通の状態ではなかった。
AVで見る女優の「イッちゃってる系」表情をしながら荒く息をしている。
エレベーターは店のある3階を通り過ぎ、途中で止まる事無く7階の表示が点灯すると同時に停止し、ドアが開く。
「こちらは、今は何のテナントも入っておりませんので」
そう言うとユキちゃんは両手で僕のそれぞれの腕を掴んで7階の踊り場へ引っ張り出すと、こんどは強く体全体を使って俺を踊
り場の右側のほうにあった壁に押し付けた。
「ヒロシ様、ユキに感じさせてください」
そう一言だけいうと、彼女は僕の前に膝まづいて両手でズボンのファスナーを開け、パンツの穴から萎えたチンコを引っ張り出
したかと思うと躊躇する事無く銜えてしごき出した。
「ううっ、ユキちゃん、気持ちいい」
信じられない出来事に僕のチンコは爆発的に大きくなり、すでにベチョベチョにされていた。
あまりの快感に見下ろすと、ユキちゃんは俺の方に視線を向けながら愛しそうに、だが激しくほおばりつづける。
「気持ちいい?ユキのフェラ」
その問いかけに俺は黙って頷く事しか出来ない。
にっこり笑って再び銜えると、今度は手でのしごきを加えてきた。
「そ、そんなにされたらすぐ出ちゃうよ」
しかし彼女は銜えながら頷くと、さらに激しい刺激を与え始める。
好みの女の子によって与えられる激しい刺激に、俺のチンコはすぐに限界を迎えてしまう。
「あ、イク」
ユキちゃんは突然激しく噴射した物を話す事無く全て口で受け止めると、そのまま飲み込んでくれただけでは無くさらに丁寧に
なめ清め始めた。
「ヒロシ様、すっきり出来ましたでしょうか。またしたくなったらいつでもユキを呼んでくださいね」
そう言うと彼女は僕のモノを大切そうにズボンにしまうと、ちょこんとお辞儀をしたかと思うと何事も無かったかのように階段
を降りていった。
俺はしばらく放心状態だったが、体に刻まれた快感の余韻は、このマジカルビーズが本物である事を確信するのに充分だった。
93
2010/08/14 08:00:47 (R.aRgfH1)
健二です。

以前隆が「男にはモテ期がある」みたいな事を言っていたのを聞いた覚えが有るのだが、ここ数日で多少それを実感出来た様な
気がすることが何回かあった。
冷静に考えてみると、今までの自分は女性に対して引っ込み事案を自認していたこともあって、自然と接触を断つ方向に行動し
ていたんだなと自分でも思う。
でも今は、沙也ちゃんと言う立派な彼女ができたという余裕もあってか、知らない女の子と会話をしなくてはいけない状況に
なっても冷静に対処する事が出来るようになっている自分にちょっと驚いてみたりもする。
そんな事が重なって隆たち以外の知り合いからも「健二は最近垢抜けた」みたいな噂を耳にするようにもなったし、積極的に話
しかけてくる女の子も増えて来た様な気もしている。
その部分で自分は隆の言う、僕にとっての第一の「モテ期」に入ったのではないかとの錯覚もしたくなって来たのだが、平たく
言えば人間的に一皮むけたと言う方が正しいのかもしれない。


その日の沙也ちゃんは朝からふさぎ込んでいる様子だった。
昨日危険な目にあったことと関係しているのかと推測はしたのだが、自分に何が出来る訳でもなくそっとしておいてあげようと
いう気持ちの方が大きかった。
昨晩は珍しく体を合わせる事もしないでベットに入ったのだが、考えてみれば「寝付けない」と言い残して夜中に起き出して
いって、沙也ちゃんの家の窓外に広がる美しい海岸に散歩に出かけたきり、帰って来てから今の今まで一言も口をきいていない
など、なにやらいつもと違う様子なのは薄々感じてはいた。
それでも早朝から魔法も使わず(使っていないと思う)に一生懸命作ってくれた朝食は、いつも僕の心を幸せな気分で一杯にし
てくれる。
今日はホワイトとブラックのトーストに、ソテーしたトマト、マッシュルーム、ベーコン、それにスクランブルエッグ、ソー
セージとベークドビーンズに加えてハッシュドポテトまで付いていた。
初めてここに来た時にまるでちょっとしたホテルのようだと思ったが、こうなるとホントにイギリス風フルブレックファースト
だ。

「美味しい?」

やっと口を開いてくれた沙也ちゃんは、いつもの天使の様な笑顔だった。
僕は当然のように大きく頷く。

「色々考え事していて、ストレスをぶつけたら作り過ぎちゃった....」

そう言いながらぺろっと舌を出す様が、僕の幸せ気分を更に上積みさせてくれる。

「健二君には黙って処理しようと思っていたのが間違いみたい。だって沙也の命の恩人だものね」
「僕は...何もしてないよ...」

面と向かってそんな事を言われると、凄く恥ずかしい、しかも魔法が使えるような女の子に。

「鏡に飛び付いて運転手をやっつけた健二君...カッコ良かった。そして....」

ちょっと顔を赤らめ、下を向いた沙也ちゃんが言葉を続ける。

「その後に私が受け止めた健二君のパワー...凄く、いつも以上に愛情が籠っているのが解った...本当に嬉しかった...」
「あれは...藤森先輩が...」

そう言いかけた時、沙也ちゃんの柔らかな唇が僕の言葉を遮った。
目を閉じても美しい沙也ちゃんの顔を真近で見られる事も、更に幸せ気分の上積みとなる。

「先輩の事は...無し。だってちょっと悔しいの....こんな気持も初めてだけど...」

それにしても結果的にこういう時間が再び現実として存在している事が、僕には何より嬉しかった。

「実は、あれから携帯の着信記録の持ち主を呼び出して私1人でこの事を全て終わりにしようと思っていたのだけど...」

沙也ちゃんの突然の告白に、僕はフォークを置いた。

「持ち主は判っているの、あの藤森先輩に内定を出したテレビ局の会長さん。実際に実在しているのに、私の魔法ではあの運転
手のように呼び出せないし、彼の目の前に行く事も出来ない...テレビ局の他の場所に行くことは出来るのに、会長と同じ空間に
行く事ができないの...」
「それって、魔法が効かないっていうこと?」
「ううん、魔法は効いているわ...ただ、会長自身が私の想像を超える存在なのかも知れない。魔法は自分で効果をイメージ出来
ないと効かないから。多分、私がイメージをした通りの存在じゃないのね、この会長さんは....」

そう言えば沙也ちゃんが、僕の力とか、藤森先輩を支配しようとした「魔」の存在には魔法は効かないと言っていたのを思い出
し、いっぺんに食欲が無くなってしまった。

「大丈夫、同じ時空に立てば、私の魔法が効かないと言う事はありえないから、向うもそう簡単には手を出してこないはず。こ
の世界にいる間は、健二君に手出しはさせない...いや、させたくないの....」

その言葉を信じるしか無い僕は、1人で残りの魔と対決しようとしていた沙也ちゃんの事を気がついてあげられなかった事に多
少へこんだが、今は少なくてもこの朝食を二人で楽しく食べようと努力する事にした。

その日の午前中の講義は何事も無く二人で過ごし、隆たち3バカと待ち合わせて一緒に学食で昼食を食べている間にも、別段い
つもと変わった様子を見せず、時折沙也ちゃんにしつこく突っ込んでくるヒロの頼んだラーメンのスープを魔法で激辛に変えて
しまったりするイタズラをして笑って見ている沙也ちゃんを見ていると、今朝心配していた事は既に彼女の中で大きな問題には
なっていないように思えてひとまず安心した僕だったが、午後の4コマ目を沙也ちゃんと別の講義に行ってしまう事に多少の不
安は覚えていたのだが、何かあったら心で呼んでという沙也ちゃんの答えに、ひとまず講義後に中央広場で待ち合わせの約束だ
けをして別れた。

最後の座講を早目に切り上げた僕は、まだ誰もいない中央広場のベンチに腰掛けて、先日借りて来たブレーン宇宙論を読みなが
ら皆を待つ事にした。
未だに理解不能な内容に没頭していると、知らぬ間に近づいてきた女の子に声をかけられた。

「健二さん、ですよね。星野さんの彼氏の」

僕の顔をのぞくように聞いてきた彼女の顔を見て驚いた。
沙也ちゃんが華麗に変身するまでは2年生のミスキャン候補一番と言われていた南川景子だった。

「そうだけど...」

僕に沙也ちゃんと言う彼女が出来る前までは、奇麗な女の子で同級生だと言うこともあって密かに思いを寄せていたのだが、隆
たちの噂によると非常に野心深い感じの付き合い方をするからあんなのやめろといつも言われていた存在だった。
それに、最近は沙也ちゃんの彼女の健二君と言う言い方をされる様な事が多いから、その点にも辟易とはしていた。
景子ちゃん馴れ馴れしく僕の横に座り、大きなおっぱいを押し付けながら質問してきたのには驚いた。
ここ数日いろいろなことがあったので、精神を集中して身構えていたのだが、彼女が僕の耐えられないような魔の力をつかうの
ではないかという心配はないという妙な確信を得て安心したのもつかの間、またしても沙也ちゃんの彼氏と言う前置詞を付けて
語られる事にはちょっと嫌気がさいていた。

「ねえ、健二君、沙也ちゃんてきっとミスコンにエントリーするのよね」
「しないと思いますよ、彼女自信でそう言っていたから...」
「そう、私としては、彼女と一騎打ち状態になると思っていたから、ちょっと拍子抜けね」

確かに彼女は、大きく育ったグラマラスなボディーに長い足、ユキミキコンビにひけを取らない様な時代の先端を行くファッ
ションに身を包み、華やかな中にも健康的なエロスを感じるタイプの魅力的な女性だったから、どちらかと言うと女の子よりも
男の子たちのファンが多いタイプなのだが、素行に問題があると指摘する同級生も居る事にはいる。
でも噂では、今付き合っている男が居て、そいつと付き合うようになってから自分が前へ前へと出しゃばるようになったらし
く、その彼氏の評判はすこぶる悪いと言うのも聞いた事があった、

「ねえ、でも健二君て最近イケてると思っているの、私の知り合いでも健二君と友達になりたいと言っている子が何人かいるか
ら、もし良かったら今度皆で飲みに行かない?」
「沙也ちゃんも一緒に?」

今までの20年間、女の子から誘われる事なんか数えるほどしか無かったのに、ここのところ人づてや間接的に誘われる事が多く
なってきたのを感じる事が少なくなく、悪い気はしなかったがすかさず沙也ちゃんの事を口に出してしまう自分も嫌いではな
かった。

「あははは...正直なんだね。それでも良いけど、私の友人たちは誰も星野さんと付き合いが無い子ばっかりだから、たまには良
いじゃない。そうだ、健二君と仲の良い...隆くんだっけ? 逆に彼らを誘ってくれれば私も含めて4対4くらいで、合コンて言
うのはどう?」

そう言って近づいてきた彼女の顔は、魔法とも「魔」の魅力とも違うのだが、キリッとした力強い目にすっきりした鼻筋が男性
を断りがたい気持ちにさせる。
その目でまじまじと見つめられ答えに困窮していた僕だったが、次の瞬間に彼女の顔に起こった変化に思わず吹き出さずにはい
られなかった。
真剣な表情をしている彼女の鼻の穴から、ジワジワと凄い数の鼻毛が伸びてきたからだ。

「あははは....ごめん...」

おそらく彼女にとっても誘った男がそんな反応をするのは初めてだったのだろう、訝しい顔をして僕に詰め寄ってきた。

「何がおかしいの? 私の誘いがそんなにイヤ?」
「そうじゃなくて...なんか、バカボンのパパみたいだから、あははっ」

言われている事がわからなかったのか、キョトンとしている彼女をまともに見られないでいる僕は、腕を別の方向から優しく
引っ張る柔らかい手の感触を感じた。

「健二君、お待たせ」

沙也ちゃんだった。
南川さんに見せつけるように腕を絡め、さらに体を密着させて僕の隣に座った。
と言う事は、南川さんのとてつもない鼻毛は、沙也ちゃんの魔法と言う事になる。

「ええと、星野さんね、初めまして。ちょっと健二君を私たちのサークルにおさそい使用と思って...」

まだ自分の状況が解っていない南川さんは、沙也ちゃんに対して見下す様な言い方で初対面の挨拶を交わす。

「あの、サークルってアニメのコスプレ同好会みたいなやつですか?」

沙也ちゃんも気が強いのか、自己紹介をする事も無く切って返す。

「そんな変な集まりではないわ、私たちは日本の伝統文化である日本酒の地域性と味わい深さを研究するために...」
「で、そのバカボンのパパの様な鼻毛を伸ばしていると....」

言葉を遮った沙也ちゃんの返答に一瞬不思議そうな顔をした南川さんは、やっと自分の鼻の下に違和感を感じたのか、その部分
に手をやったとたんに驚いた顔になった。
一生懸命取り払おうとしてみるが、ちょっとした習字の筆くらい鼻から吹き出しているのは自毛だから、二校とすれば当然痛
い。

「そうじゃないとすれば、なぜ健二君をさそったのかしら?」

沙也ちゃんの問いに、両手で鼻の下を押さえてパニクっている南川さんはクルクルと周りを見回してこの後どうしようかと考え
ているようすだった。

「本当は、自分の自己満足の為なんですよね」

そう沙也ちゃんが詰め寄ると、南川さんは突然両手を膝の上において整然と答え出す。

「私の彼も星野さんのことを気にしだしたので、ちょっと悔しくて、それなら健二君を寝取ってしまおうと思って。そうすれば
ミスコンでも有利になりそうだし、彼氏もまんざらでは無いみたいだったから。だって堂々と星野さんを抱けるでしょ...私たち
二人ともエッチは大好きだし、その部分ではお互い干渉しない事にしているの。だって私も彼も言いよってくる異性には事欠か
ないから......」

そこまで聞いた沙也ちゃんは、「はぁ~」とため息を一つついた。
南川さんはというと、はっとした表情を浮かべたかと思うと、自分の発言と鼻毛を隠すように再び両手で鼻から下を覆ってし
まった。

「気持ちはわからなくはないけれど、皆どこかで我慢して生きているのに....そんなにエッチが好きなら、思う存分自分ですれば
良いのに....ね、健二君」

そんな事振られても、それこそ返答に困ると思ってモジモジしていたが、南川さんの変化にはすぐに気づいた。
顔を隠していた両手を自らの股間に移し、鼻毛の吹き出した顔を上気させて椅子の上で左右にもだえ始めたではないか。

「ううーんっ、なに...これ...むむーっ」

大きな声こそ出さなかったが、自分の体に今までに無かったような変化が現れている事は自覚しているようだった。
しばらく座ったまま悶えていた南川さんだったが、突然もの凄い勢いで立ち上がったかと思うとうめき声をかみ殺しながら、股
間を押さえたまま小走りで5号館のほうへ立ち去ってしまった。
沙也ちゃんはその様子を確認する事も無く「ふん!」と言う感じでスタスタと歩き出してしまった。
僕は僕で彼女の様子も気になったが、きっと沙也ちゃんが魔法を使ったに違いないと言う確信もあって急いで沙也ちゃんの後を
追いかける。
だが、こういう時の沙也ちゃんに声をかけるのはちょっと勇気がいる。彼女の虫の居所が悪いと大変な事になるからだ。

「あの...」
「何?」

もの凄い早さで短い返答を繰り返すときの沙也ちゃんは、まさにその時なのだと言う事が最近段々と判って来た。

「彼女は何処へ...」
「おトイレでしょ?」

僕の方を振り向く事もせず、凄い勢いで歩きながら返事を返してくる沙也ちゃん。

「何をしたの...」
「ちょっと感じさせたの!」

それだけでトイレ行くのは変だと思い、しつこく聞いてみずにはいられなかった。

「どんな風に...で、感じるとどうなっちゃうの...」

すると歩を止め、振り向いて僕の方をじーっと見ながら難しい顔で沙也ちゃんが答える。

「心配?」

ちょっと複雑な心境だったが隠す事も無い、小さい声で「うん」と頷いた瞬間だった。
ズボンの中で一瞬に最大限で勃起するのと同時に、射精の快感が襲って来たのだがそれが止まらない。
しかもそれに反応して一瞬びくっとしたままの状態で体が動かなくなってしまった。

「教えてあげる。今の健二君と同じように突然感じさせたから、恥ずかしくてトイレ行ったんでしょうけど、彼女きっと個室の
中で今動けないでいるわ。感じるともの凄い量の愛液が出るようにしてあげたのと同時に、感じれば感じるほどおっぱいが大き
くなって、イッた瞬間にそれが母乳となって噴出して元の体に戻るようにしてあげたから!」

それを聞いている間イカされ続けているのだが、快感にうち震えながら喘ぎ声が出てしまうのを押さえてやっとの事で言葉を発
する。

「そんな...ああっ...かわい...そう...うあっ...」
「またぁ、こんなに感じさせてもまだ優しさのオーラ全開にさせちゃうのね。それが健二君の良い所でもあるけど。。ちょっと
悔しい」

その言葉と同時に快感射精地獄からは開放されたのだが、魔法がかけられる前に右に偏っていたのか、ズボンの右側だけが靴下
の方までドロドロになっていて、歩けないほど気持ちが悪い。

「行きましょ!」

そう言って踵を返して歩き出す沙也ちゃんに、僕はついて行く事しか出来ない。
初めて会った時にかけられた魔法と同じ感触だ。

「魔法、解いてあげたの?」
「ううん、1週間は絶対解かない」
「今、どうなってんの...」

その問いに関しては、しばらく無言で歩き続けていた沙也ちゃんだったが、もうすぐキャンパスの外れに着こうかと言う頃に再
び口を開いた。

「今はね...5号館の女子トイレの中で、個室一杯に大きくなった自分のおっぱいに押しつぶされそうになりながらも、今イッた
みたいだから、これからは凄い勢いで母乳が出続けて、もとの大きさに戻るときはビショビショね。いい気味だわ」

女性の独占欲って、そんなに凄いのかと思うほど沙也ちゃんは変わった気がする。
出会った時は、と言ってもまだ一週間も起っていないのだが、無垢で純真な感じの女の子だったのに、今は誰もが目を引くエレ
ガントで颯爽とした外見に秘めた無邪気さと嫉妬深さが共存している様に思える。

「あと、彼女の愛液、もの凄く匂うようにしちゃったけど、ちょっとでも匂いを感じたり口にした男は...彼女が感じるまで下に
なって舐め続けちゃう魔法もかけておいたの...吐き気がするほど臭いけど全部飲まなきゃいけないから、彼氏も大変ね。感じた
後に噴出する母乳も全部飲んでもらうことにしようかしら、彼女をけしかける様な男だから、それもお仕置き」

ということは、この後もし彼女が今の彼氏とエッチしようということになったら、彼女が感じ始めて愛液が出た瞬間、相手の男
は自由を奪われ69の態勢の下になりながら凄い勢いで強制クンニを続けさせられ、吐き気を催しながらももの凄い量の愛液を飲
まされ続けている自分の体の上で、感じさせるほどに彼女のおっぱいがどんどん大きくなり続け圧迫されることになる。
想像するだけで地獄だが、沙也ちゃんの魔法はかなりエロいと思ってしまう僕もいる。

「ちなみに彼女がいつイクかにもよるけど、相手の男の人は少なくても10リットルくらいの愛液と20リットルくらいの母乳を
飲むはめになるわね。今.....、健二君想像したでしょ。お望みならいつでも?」

そういわれても、して欲しいなどと口にする勇気はない。
ただでさえ今も靴の中にまでしみ込んで来た自分の精液の気持ち悪さと戦わされているのに。

「でもそれで死んじゃったりは...」
「しないわ、魔法だもの。彼氏はちょっとの間もの凄いお腹になっちゃうだろうけど。でも、彼女が更に二股とかかけてたら、
相手の男の人大変ね。それも運命ね...ふふふ...」

こういうときの沙也ちゃんはある意味で怖い。
昨日味わった「魔」に対する恐怖とは別の次元で、男女関係のもつれや人間の嫉妬心と言うものが生み出す恐怖とでも言おう
か。
何でも出来るはずの魔法使いであるはずの沙也ちゃんでもコントロール出来ないと言っていたその感情は、いったい誰が創造し
たものなのだろうなどと考えてみたりもする。

「でも、健二君を狙う「魔」じゃ無かっただけ良しとするか...」

確かにそうではあるが、力の大小はあれ、僕は普通の人間の中にも「魔」は潜んでいる様な気がした。
そうこうしているうちにもう少しで沙也ちゃんの家へのいつもの入り口がある校舎裏へ着こうという時だった、突然彼女の携帯
が鳴る。

「あれ、藤森先輩からだわ...何かしら」

不機嫌そうな顔を不安げな顔に一転させ、僕の方を見ながら沙也ちゃんは通話ボタンを押した。

「星野さん...助けて...」

決して大きな声ではなかったが、電話の向こうで助けを求める藤森先輩の声が電話口から洩れて僕にもはっきりと聞こえた。
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2010/08/03 05:34:43 (2fjpPgIS)
健二です。

沙也ちゃんと付き合うようになってから、何かに取り憑かれたようにここに投稿するようになったと前にも書きましたが、何と
なくそれが判って来た様な気がします。
魔法使いと言う存在自体の神秘性だけでは無く、この世界には常識では計れない出来事があると言う事を知らせる事が大事なの
ではないかと思うようになって来ている自分がいます。
恋愛然り、男女関係然りですが、自分の思うようにならない事の先に、いや裏に蠢く現世には具現化しない出来事がこうしてみ
るとたくさんあるのだなとういう気もします。
沙也ちゃんと体験したこの事件も、その象徴の一つとしてとらえていますが、みなさんはどう思われているのでしょうか。



「これでやっと藤森先輩ね...もう少しで先輩を本当に消してしまうところだったわ」

僕は沙也ちゃんの魔法で強制自慰を強いられている先輩の前に来て驚いた。
先輩の体が新体操選手のように軟体に曲がり、自らの口で大きくなった陰核を舐めながら、もの凄い勢いで指の挿入を繰り返し
ている。
その表情はもはや淫乱系AV女優のそれであった。

「助け...ピチャピチャ...イヤ。。。ああっ...感じ....むうーっ」

叫び声を上げながら床をグルグル彷徨う様子は、それだけでこの世の物とは思えない。

「先輩、先輩はいつ魔の一族にコンタクトされたのか覚えていますか?」

沙也ちゃんの問いに、先輩がヨガリながらも答えようとする

「わから...ない...ああーっ...良いの....助け..て...魔の....一族....わからないーっ...あーっ」

どうやら強制的に感じさせられている状態では、先輩も「魔」の力を行使できないようだと沙也ちゃんは考えているようだっ
た。
自分が「魔」の力によって魔法を封じられたように。

「先輩は、本当に知らないうちに「魔」に取り込まれたようね...どちらにしても厄介だわ」

すると今度は確実に藤森先輩を取り巻く時空が停止した。
しばらく様子を見ていた沙也ちゃんがツカツカと藤森先輩のそばへ近づいて左右の首筋を交互に眺め、おもむろに左首筋にか
かったシルキーな髪の毛を掻き上げた。
白く輝くような皮膚に直径2ミリくらいのどす黒い点が2つ、5センチくらいの間隔で並んでいた。
ふーっと大きな息を沙也ちゃんが吐くと、藤森先輩の硬直も軟体も解けて、壁際に精力を使い果たした様子で息を荒げた状態の
まま座らせられた。

「先輩、残念ですけど私は先輩を支配しかかっている「魔」の存在のみを消し去る魔法を知りません...イメージできない限り効
果を具現化できないのです...ごめんなさい」
「私を支配しようとしている「魔」?」
「そうです...先輩は今、私の魔法で疲れているから「魔」の力は使えないでしょうし、意識もしばらくはもとの先輩のままの様
ですから、しばらくは大丈夫でしょうけど....」
「魔法って...」
「先輩が最初に私に使ったのが「魔」の力で、その後私が先輩にかけたのが魔法...です」

沙也ちゃんが藤森先輩に諭すように語りかけている事を、僕も、先輩自身も一生懸命理解しようとしていた。

「じゃあ、私はこのままだとその、あなたの言う「魔」の存在になってしまうと....」
「いいえ、先輩は既に「魔」そのものなのです。それを排除する方法が私には思いつかない...」

悲しそうな顔でうつむきながら話しかける沙也ちゃんに、僕ながらの疑問を投げかける。

「沙也ちゃんが、その、わからないけど、「魔」よ消えろ!って魔法かけてもダメってこと?」
「多分...「魔」の存在は魔法を操ったり、健二君の力の源のように魔法で操作できる事ではなさそうなの...だから、「魔」が
宿った肉体を消しても、その存在はこの世界に残存し続けるという事を聞いた事もあるの...」

その回答に、今度は藤森先輩がうつむく。
その時、窓外に大きな音を立てて隣の家のネコが通過して行った。

「じゃあ、例えば僕をネコにするのではなく、あのネコと僕の心を入れ替える事は?...」
「肉体と精神を分離するのは簡単...でも、なんで今...」

不思議そうな顔で僕を見つめる沙也ちゃんだったが、魔法効果の知識を理論的に勉強する為に物理を勉強しようという聡明な考
えを持っているようには思えない、無邪気で透明な視線を投げ返して来た。

「もし肉体と精神が切り離せるのなら、その、魔法で先輩と同じ存在を作ってその体に先輩の精神だけ移したら...どうなる
の?」

しばらく考え込んでいた沙也ちゃんだったが、突然目を閉じて精神を集中している様子が1分ほど続いた。
続けて大きく「フー」と息を吐いて目を開けると、その視線の先の空間が揺らいだと思ったらそこにぼんやりと人型のシルエッ
トが浮かび上がる。
最初は白黒かと思えるようだった色彩が次第に肌色を帯び、目鼻立ちがはっきりして来た。
その髪型、出で立ちは隣で目を見開いている藤森彩香と寸分違わぬ肉体となって裸で出現した。
ただ大きく違うのは、口を開けて一つ息をしたその藤森先輩のコピーは、周りを見回したかと思うと言葉を発する事もなくただ
ゆっくりと体を揺らし続けていることであった。
さらにその目には犬にさえ感じられる知性さえ宿ってはいない様に見えた。

「健二君の言う通り、この肉体に先輩の精神を移せば「魔」の呪縛からは逃れられるわ....でも...」
「でも?」

話を途中で中断するのには何か訳があるのだろうと直感した。

「傀儡ではない新しい命を創造するのは、瞬間的には私にとっての限界。健二君の力を貰うか、自然に回復するのを待たない
と....今は...先輩の心を移すことも出来ない...」

そこまで話すと、まるで貧血の女の子が倒れ込むかのように沙也ちゃんがしゃがみ込んでしまった。

「ね、だから先輩、もう少しだけ待ってください...」

そう行って沙也ちゃんはベットに寄りかかるようにして足を伸ばし、深く深呼吸を続けながら静かに目を閉じた。

「星野さん...」

自分が落とし入れようとしたのに、この可愛い魔法使いと健二君はその事に触れないばかりか、自分を「魔」の世界から救い出
そうとしてくれている...
そう感じた藤森は、自分そっくりに、いや全くと言っていいほど同じに沙也ちゃんによって創造された新しい体を眺めるのと同
時に、まだ自分の全てを支配しきれていない「魔」の精神と戦っていた。

そのときだった。
沙也ちゃんが寄りかかっているベット上の空間が歪んだと思うと、空気が不透明感を増して銀色に鈍く輝く金属の様な物体が実
在化し、大きな逆三角錐を形成したかと思うと物理の法則に従ってもの凄い勢いで沙也ちゃんの体に向かって落下した。

そこにいた3人の誰もが、一瞬の事に対処しきれずに現実を受け止めるしかなかった。

「あああーーっ」

ドスンと言う音とともに上がった沙也ちゃんの悲鳴が、その惨状を物語っていた。
太い所は直径50センチは有ろうかと言う巨大な三角錐は、その重みで沙也ちゃんの右脇腹付近から背中ににまで貫通して床に
突き刺さっている。

時を違わずして、入り口の扉を開けて全身黒ずくめに帽子を深く被った男が何事にも動じない様子で部屋に入って来て苦痛にも
がく沙也ちゃんを一瞥したあと、手袋を外しながら低い声で僕に話しかけてきた。

「健二君...だったかな。君の守り神はもう役には立たないようだから、観念して私に付いて来る事を勧めるが...」

帽子の下にかろうじて見える顔は、もはや人間のものではないように思えて恐怖に足がすくんでしまっている僕がそこにはい
た。

「そんな...勝手な事は...許さない...」

そう強がってみせた沙也ちゃんの声を無視して振り向く事さえせずに、男は話を続ける。

「時々人間の中に生まれる良い子は皆私たちの力となって来たんだ。そのために生まれて来たと言っても過言ではない。そうだ
よね、可愛い魔法使いさん」

そうは言っても、やはり沙也ちゃんの方に一瞥をくれる事もしない男は、静かに帽子を取った。

「あ、あなたは...」

今度は藤森先輩が驚く番だった。
不気味な佇まいを見せる男は、藤森先輩が内定を貰ったと噂されているテレビ局で専属の運転手として何度かお世話になった事
のある関係だったのだ。

「私を送り迎えしてくれていた時の人とは...別人...」
「おやそうですか...私自身は何も変わってはいないつもりなんですがね。ただ、変わったのはあなたの方でしょう...その首の印
は私が付けたものですからね。言うなれば私はあなたにとって運転手でも有るが、主人でもあると言う複雑な関係になりますが
ね」

なんということか、藤森先輩を「魔」の道に陥れたのが優しく接してくれていた顔見知りの運転手だったとは。

「あなたたちのやる事は...いつも人を不幸にする...ううっ」

痛みに耐えてまで気丈を演じる沙也ちゃんにも、翳りの色が濃く浮かびあがり始めていた。

「何人と出会っても、魔法使いという人種は自己中心的だ...自分たちが全て正義だと思っている。まあ、力を使い果たしてしま
えば人間と同じ...その点が力に頼らない能力が元々備わっている我々とは相容れない所ではあるのだが...我々も馬鹿ではないか
ら、長い歴史の中で培ってきた魔女狩りのノウハウは、一つや二つではないのですよ」

この男は、どうやら以前にも魔法使いを始末した事が有る様な気がした。
それが多分事実だと思うのはその落ち着き払った態度からも伺える。
その時、悔しさに身を打ち震わせていた藤森先輩がいままでに見た事もない獰猛な形相で男に一撃を加えようと非力ながら近く
にあった畳まれたパイプ椅子を手に殺気を前面に押し出して一歩前に出ようとした。
しかし、男に睨みつけられると、全身の力が抜けてしまったかのようにその場に座り込んでしまう。

「言ったはずだ、私が主人でもあると言う事を」

「魔」の力の掟の前に無力な事を悟った藤森先輩は、元の華麗な女性の顔に戻ると静かに泣き出すばかりだった。

「さて、力の源を確保した事の報告でもしましょうか...思わぬお土産話も出来た事だし...」

そう言いながら激痛に苦しむ沙也ちゃんの方に向き直りながら、男は携帯電話を取り出した。

「無事に力の源は確保しました。それと本人は気がつきませんでしたが、結果的におっしゃられたとおりの行動を示した魔法使
いを1人始末する事ができました...これから「使い魔」の方の始末を...」

手にした携帯電話で誰かと会話をしながら、男は裸体でそこら中をかぎ回っている沙也ちゃんが創造したクローンには目もくれ
ずに、牙を折られた藤森先輩の方へと歩を進めようとしている。

恐怖と絶望とで動けなくなっていた僕は、巨大な三角錐に突き刺されて瀕死の状態になっていた沙也ちゃんに助けを求めるべく
目をやった。
その沙也ちゃんは激痛に歪んだ顔をしながら両手で三角錐を支えつつ、歯を食いしばって部屋の一点を見つめ続けている。
視線の先には、窓から溢れる足の長くなった夕日を浴びてそそり立っている姿見が有った。
心無しかその鏡は少しずつでは有るが時計回り方向に動いているように思えた僕は、動けなくなっている沙也ちゃんと鏡とを何
度か交互に見返した。
沙也ちゃんはやはり鏡から目をそらす事なく、今にも消えそうな命の炎を繋ぐ事よりもそちらの方に精神を集中しているように
思えた。
僕の位置から見える姿見には部屋の一部分だけが映っていたのだが、そこには沙也ちゃんが創造した意識のないクロ-ンとも呼
べる藤森先輩の姿しかなく、角度的に映っているはずの本物の藤森先輩と運転手の男の姿が無い。
ふと床を見ると、鏡に反射された日の光が明らかに男たちのいる方向へと少しずつ動いているのが判った。
沙也ちゃんだ。
力を使い果たしたと宣言された沙也ちゃんが時とともに回復する自信の力で魔法を使い、少しづつでは有るが鏡を男の方へ向け
ようと努力している様である。
そのとき、僕の脳裏に小さい頃から本や映画などで見ていた吸血鬼やバンパイアと呼ばれる存在の特徴や弱点などが思い出され
るのと同時に、いま目の前で起きている現状を打破する希望の光が灯った。

「うああああーっ」

恐怖心を振り払うために大きな叫び声を上げながら、僕は姿見の方に突進して後ろに回り込むと、自分でも恐ろしいくらいの冷
静さで既に姿見の半分ほどにしか当たらなくなっていた夕日を慎重にコントロールして反射光を男の顔の方に向けた。
大きな声に驚いたのか、藤森先輩のクローンは「ビクッ」と体を震わせたかとおもうと本棚の陰に身を潜め、今にも先輩に手を
かけようとしていた男は大きなアクションで僕の方に振り向いた。
まさにその瞬間、男の顔が眩いばかりの陽光にオレンジ色に染まる。

「ぐおーっ」

その眩しさに普通の人間がするように反射的に顔を覆った両手も含め、水流に溶ける砂糖のように太陽光に押し流され、分子レ
ベルにまで分解して行く様子をはっきりと確認した僕は、なおも鏡をコントロールして男の肌が露出した部分を狙い続けた。
その度に男は咆哮をあげ、確実に失われて行く自分の肉体が発する痛みに耐えかね、それを避けるかのように近くに有った夏が
けを頭から被って部屋の中心に丸くなってしゃがみ込んだまま動かなくなってしまった。

「健二君...」

沙也ちゃんが発する弱々しい声に気づいてそちらを振り向いた僕に、沙也ちゃんはそれ以上声を発する事なく静かにうなづいて
みせた。
パサッと何かが床に落ちた音を感じた僕がおそるおそる部屋を見回すと、男がしゃがんでいた場所には彼が被っていた夏がけが
散乱しているだけの状態で既に物音一つしない。
男を撃退した喜びもつかの間、静寂が訪れた空間に残された僕たち3人は、それぞれの絶望感で一杯に満たされていた。

僕は興奮から醒めて再び体の中に戻って来た恐怖に体を震わせながら、改めて男が残して行ったであろう三角錐に体を貫かれて
動けないでいる沙也ちゃんの近くへと足を運んだ。
銀色の鈍い光を放ちながらひやりと冷たく重いその物質に触れてみたが、床にまでしっかりと刺さっていて僕の力ではピクリと
も動きそうにない。

「大丈夫...」

そう声をかける事しか出来なかったが、目をつむって息を荒げていた沙也ちゃんがいつものように吸い込まれそうな美しい瞳で
僕をとらえて口を開いた。

「もう大丈夫...あの男は...もうここにはいないわ...少なくても今日一日は動けないはず...」

僕が聞きたかったのはそっちの事ではない。

「沙也ちゃんの事が...心配なんだ...」

その問いには、再び目をつむって顔を横に振ってみせる。
想定外の答えに絶句していると、力なく床を這いながら近づいて来た藤森先輩が割って入る。

「まだ私は...あなたたちの言う「魔」のままなの?...」
「ごめんなさい先輩...最後まで助けてあげられ...なくて...」

力なくそう答えた沙也ちゃんの口元から、すーっと糸を引いて真っ赤な血が滴り始めた。

「沙也ちゃん...死んじゃうの...そんなの...そんなの絶対にヤダ」

既に血の気の引き始めた顔に気丈にも笑顔を浮かべて沙也ちゃんが答える。

「残念なのは...私の存在が...消えてしまう事...健二君との楽しかった日々も...全て...」

ゆっくりと閉じた沙也ちゃんの目から、今度は涙が溢れ出す。
何も出来ない自分を心の中で罵倒し、次第に弱って行く沙也ちゃんの様子にパニクりながら全身を震わせている僕の肩を、まだ
自分が「魔」なのかを確認した藤森先輩が後ろから優しく抱いて来た。

「健二君、今度はあなたが星野さんを助けるの。さあ、こっちを向いて」

藤森先輩が「魔」の力を使ったのかどうかはわからなかったが、目の前の現実から逃避したかった僕は言われるがままに先輩の
方へと振り返った。
目の前で優しい笑顔を見せる先輩に、僕はすぐに引き込まれていった。
その笑顔は、沙也ちゃんを愛する気持ちを葛藤も含め一瞬で打ち壊し、堪え難い色香が恐怖心をも打ち消して吸い寄せられるよ
うに先輩に口づけしてしまう。
目を見つめながらの口づけを返されていると、すぐに僕の体はさっきまでの震えとは違う痙攣状態に落ちて行く。
自由を失った僕は、先輩に与えられる快楽をただ待つ身となってしまった。
藤森先輩の手は既に僕の股間をまさぐり、その強烈な快感に既に勃起は最高潮になっていた。
少しずつ首筋、胸、腹へと快楽の余韻を残していきながら下がって行った先輩の唇が、今や「魔」の力で敏感になっている僕の
大事な部分へと行き着いた。

「これをイカせるのは...ちょっと大変かしら」

沙也ちゃんの魔法によって鈴口部分が無くなっている僕の勃起を見て一瞬動きを止めたが、再び手での愛撫を始めた。

「時間がないから...健二君許してね」

そう言うといきなりもの凄い勢いでフェラをはじめた。
ミスキャンパスほどの美麗な女性が物理的な快楽を能動的に与えようと最大限の努力をしてくれている事だけでも相当な快感な
のに、今の彼女がまだ持っている「魔」の力によって体を拘束され、通常ではあり得ないほど敏感になっている体の五感全てに
尋常ではない強制的快楽を与えられているのだから、普通の人間では5秒と持たない。

「ぎゃあーあーあーっ」

彼女の唇が僕のものを包んだ瞬間、あまりの刺激に叫び声を上げ、体をのけぞらせながらも最初の射精をあっという間に迎えて
しまうが、出口のない僕のモノはそれを跳ね返す。
しかし彼女はそれだけでは許さず、口技を続けるのと同時に僕の全身を手でまさぐり続け、「魔」の力を全開にして刺激を与え
続けるのだから快楽を通り越して気を失いそうになる。
僕はさらに悲鳴とも取れるよがり声を上げ続け、5分ほどの間に10回、20回と絶頂を迎えさせられていた。

「はあはあ、次は本当にイカせるから、覚悟して...」

そう言われた瞬間、心を支配していた魔の力がふーっと消えて行くのが判った。
同時に沙也ちゃんとの事を思い出した僕の肉体は、鈴口が復活し激しい快楽と痛みを伴って精液を開放する。

「沙也ちゃん...イクーーーっ」

美しい藤森先輩は自らの口内に激しく噴射する精液の圧力と量に驚きながら、唇を必死につぼめて一滴もこぼさないように受け
止め続けた。
もう全てを吐き出したはずなのに射精運動だけがまだ続いている僕のものから離れた藤森先輩は、唇を閉じたまま思いもよらな
かった行動に出る。
そのまま沙也ちゃんの方に身を移し、ためらう事なく瀕死の呼吸を続ける彼女の唇に接吻したのである。

(藤森先輩は「魔」の力で僕を強制的に興奮させ、沙也ちゃんの魔法ではね帰って来るのを承知で僕に力を貯めさせ、最後に
「魔」の力を解いて沙也ちゃんの事を思い出させて魔法の効力を失わせ、それを沙也ちゃんに...)

息も絶え絶えに横になり、まだ射精運動が止まらないでいた状態で二人の絡みを見ていた僕は、「魔」の本能に背いて沙也ちゃ
んを助ける行動に出た藤森先輩を誇らしく思った。
ゴホゴホと咳き込む沙也ちゃんの状態を気にする事もなく、藤森先輩は口のなかの僕の精液、沙也ちゃんにとっての「聖液」を
飲ませ続けた。
最後まで口移しが終わった時、藤森先輩もふらふらになっていた。

「これが...健二君の力...私なんかほんの少し飲んだだけなのに、朦朧としている...」

「魔」に属するものでも「聖」の力は感じられるのだろうか、機能不全に陥った先輩の向こうで沙也ちゃんが力を振り絞って声
を上げた。

「先輩...健二君...ありがとう...ああーっ」

大きな声でのけぞると同時に大量の血を口から吐き出した沙也ちゃんだったが、目をつぶると同時になにやら呟き出した。
すると変化はすぐに訪れた。
沙也ちゃんを突き刺していた銀色の巨大な三角錐が一瞬揺らいだかと思うと、周りの空気の中に凄い勢いで溶け出して視界から
消えて行った。
刺さっていた場所の服に開いていた大きな穴も出血の痕跡と共に既に修復され、みるみるうに沙也ちゃんの顔色に生気が戻って
行く。
続いてヨロヨロと立ち上がろうとした沙也ちゃんだったが、バランスを失って近くのソファに身を沈めた。
藤森さんの愛撫を受けてヘロヘロになっていた僕もすぐに駆けつけたかったが、よろめきながら沙也ちゃんの元に歩み寄る。

「ハアハア、助かったんだね、ね、そうなんだよね、消えてなくなる事なんかはないんだよね、まだ全快じゃないみたいだから
ムリしないで...」

喜びに溢れ、次々と畳み掛ける僕に疲れた表情を見せながら沙也ちゃんが答える。

「全快とかの問題じゃなくて、あなたがくれた「力」が大きすぎて...私の体が悲鳴をあげてるの!」

にこりと微笑んだ沙也ちゃんをみて安心したのもつかの間、沙也ちゃんが投げキッスをしてくれた瞬間に僕の体は裸の状態で床
に寝かされ、言葉を発せる事も許されずに鈴口が無くなり勃起したチンコを凄い勢いでしごかされ続けていた。

「うわわっ、っむむむむ...」
「死にそうな私の前で、私を助けるためとは言え藤森先輩にあんなに感じて、必要以上に凄いエネルギーを私に与えた罰、とい
うかご褒美よ」

こんなのあり得ないと思いながら、既に10回近くの絶頂を迎えている僕。
二人の美女の前で全裸で強制自慰させられたなど、誰に言えようか。
返す刀でふらふらになって床に体を投げ出していた藤森先輩に微笑みを返した沙也ちゃんは

「藤森先輩、本当にありがとう。今度は沙也が先輩との約束を守る番です」

そう言うとさっき現れて動物のように行動していたもう1人の藤森先輩の体が、「魔」の力の宿った藤森先輩の横にならばせら
れた。
次の瞬間、視点も定まらず思いのままに行動していたクローンの瞳に、知性の火が灯る。

「私...元のままの私...」

新しい自分の体を一つ一つ確認するように動かしている藤森先輩の目は、「魔」から開放された喜びにうっすらと潤んでいた。
同時に、さっきまで藤森先輩だった方には自然と牙が再びはえ揃い、攻撃的な表情で既に僕たちを威嚇し始めていた。

「元に人格がないから、「魔」の本能だけになったわね」

もうすっかり元気を取り戻していた沙也ちゃんが、恐ろしいまでに美しく凛々しい顔立ちに怒りの感情を浮かべてそれと対峙す
る。
人の声とも、動物の唸り声とも判らない音を立てていた藤森彩香だったその生き物は、魔法とは違う効果で少しずつ変身をも始
めていたが、沙也ちゃんの魔法で動く事は出来ない。

「魔法使い、覚えておくぞ。たとえこの肉体を消しても....」
「あなたの思念は残ると言いたいのでしょ。知っているわ、でも、この世界に戻ってこれるかしら...」

突然日本語で話してきた「魔」の存在にひるむ事なく、沙也ちゃんは魔法を行使した。
悪態を垂れながら恐ろしい姿に変化して行っている「魔」を内包した藤森彩香だった存在は僕たちの前でみるみるうちに小さく
なり続けて行った。
目に見えなくなってから暫く立って部屋の空気が凄い勢いでその中心に向かって吹く風に変わる。
続いて一瞬だけだがそれが消えて行った中心付近の空間が揺らいだように見えた後、「ぽっ」という音がしたのと同時に風が止
んだ。
次の瞬間、まばゆい光がその消滅点に灯り、ゆっくりと消えていった。

「終わったわ」

厳しい顔でその場を見つめ続ていた沙也ちゃんだったが、吹っ切れたように自分を助けてくれた藤森先輩と僕の方へ振り向く。
先輩と目で会話した沙也ちゃんの表情に慈愛の心溢れる笑顔が戻ったかと思うと、次の瞬間には大きく目を見開いて破顔一面で
笑い始めた。
そりゃそうだ。このシュールな場面にそぐわない全裸の男が、今にも口から泡を吹きそうな状態で全身を痙攣させながらオナ
ニーを続けていたからだ。

「健二君...最低よ...だめ、おかしすぎて魔法が解けない...」
「あわあわあわ...た...す...け.....ううっ...」

最低と言いたいのは僕の方である。
「魔」を始末しているあいだ、一体何回イカされたと思っているのかなどと悪態をつける状態ではなかったが、「魔」の力を借
りたとはいえ目の前で好きな人が自分以外の女性に感じていたのを見せつけられたのだから、意地でもそれ以上の快楽を与えた
いという気持ちも判らないではなかった。

「もう...助けてあげたら...」

こみ上げる笑いを抑えきれない状態で静観していた藤森先輩が助け舟を出してくれた。

「そうね、健二君も...ありがとう」

そう言って優しく口づけされた瞬間に僕の体は開放された。
しかも今まで受けた羞恥と快楽の記憶はそのままだが、肉体的疲労も息苦しさも感じない状態として。
あまりの落差にしばし呆然としていたのだが、飛びそうな思考をゆっくり整理させて沙也ちゃんに聞いてみた。

「いったい、何をしたの?」
「彼女、いや「魔」の存在を特異点のなかに閉じ込めたの」
「特異点...それって、あいつをブラックホールにしちゃったって事?」
「さすが、理論物理専攻の健二君、まあ、簡単に言えばそう」
「でも、どうしてそんな....」
「これでも私なりに考えたの。魔法でただ消すだけでは、「魔」の存在は逆にこの時空に開放されるはず。それでは太陽の光で
吸血鬼の肉体を滅ぼすのと一緒で滅びるのは肉体だけ、だから無限に小さくしてあげて特異点を作り、その中で開放された
「魔」は、重力波と一緒に別のブレーンへ行ってしまうかも知れないし、少なくてもこの同じ時空に戻ってくる確率は凄く低く
なると思ったの。風が集まったのもその過程で出来たブラックホールに空気が吸い込まれたため。でも元の質量が微々たるもの
だったから、事象の地平面も小さかったのですぐにホーキング放射でピュアになった物質がエネルギーとなって開放されて一瞬
輝いたの。もうあの「魔」に限って言えば、今はこの時空にはいないわ」

さすがに自分の力を理論的に解明しようと僕らの学部に転科してきた沙也ちゃんの解説は、僕ら常人では不可能な検証も含めて
非常に説得力がある。
自分自身でも納得したのか、ひと通り喋り終わった沙也ちゃんが勢い良く立ち上がると同時に部屋の空気が一瞬動いたかと思う
と、床に開いた穴や散乱した物が全て整然と片付いた見慣れた自分の部屋に落ち着くのと同時に、僕も藤森先輩も既に全裸では
なくなっていた。

「あと二つ...」

そう呟いた沙也ちゃんが手にしていたのは、男が残して行った携帯電話だった。
沙也ちゃんが目を上げ、視線を整然と片付いた床に移すと、そこにさっきまで藤森先輩と沙也ちゃんを窮地に陥れたあの運転手
の肉体が日の光を浴びた惨い状態で現れた。
ぴくりとも動かなくなってはいたが、その肉体を再び目にした僕は再び言いようのない不安で一杯になった。

「やっぱり、もうこの肉体は捨てたようね...」

そう沙也ちゃんが呟いたのと同時に、肉体を覆っていた洋服共々一瞬の空気の揺らめきとなって掻き消えてしまう。

「あの男を追いかけてここに呼び寄せたけど、無駄だったみたい。もうあの男の人間としての存在はこの世にはなかった事に
なっているわ。私たちと、あの男の仲間を除いて....かわいそうだけど...」

もしあの男が「魔」の世界に陥る前に生まれた子供がいたとしたら...そして男の両親たちは...
様々な疑問を口に出して聞いてみたい気持ちは有ったのだが、沙也ちゃんの言った「かわいそう」の一言が全てを物語っている
様な気がして、心の底に止めておく事にした。

そして今や本当の意味で持ち主を失い、この世に存在するはずのない携帯電話の発信記録を確認した様子だった沙也ちゃんが再
び口を開く。

「これで、あと一つね...今のところは...」

一瞬手のひらから宙に浮いたように見えた携帯電話が姿を消すのを確認した僕は続けて沙也ちゃんの顔に視線を移す。
遠くを見つめる神々しいまで美しく成長した沙也ちゃんのその瞳には、既に迷いはないように感じた。
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