ナンネットID のアカウントをお持ちですか? ログイン ログイン
ナンネットID
 
1
2025/05/12 08:59:28 (//xCp597)
2016年3月14日

朝から空は薄曇りで、肌寒さの残る春の川崎駅に、私は少し早めに到着していた
ホワイトデーということもあり、駅前の花屋やスイーツ店には人が集まり、どこか街全体が甘い雰囲気に包まれているようだった

淡い期待を抱きながら、その日もまた、いつものように募集スレをひとつ上げた
「どうせ、誰も見てないよな」
そんなふうに卑下することで自分を納得させる
まるで悲劇のヒーロー気取りだ
諦めるための投稿──そう思おうとしながらも、
心のどこかでは、誰かが見つけてくれることを、やっぱり祈っている

出会いなんて、宝くじのようなものだ
買わなければ当たらない
だが、買ったところで当たるとも限らない
それでも、人は買う
愚かだと思いながらも希望を捨てきれない
──哀しいかな、それが男の性というものだ

投稿しては、音沙汰もないまま沈んでいくスレ
期待しなければ失望もしないと分かっていても、心は勝手に動いてしまう
そうして、投稿閲覧がゼロで終わることもある
結局、投稿そのものが、モヤモヤの原因であることに気づいていながら

それでも、懲りずにまた投稿するのだろう
もしかしたら、万が一にも、奇跡的に、あるいは偶然にでも何かが起きるかもしれない、などという、根拠のない期待を抱えて






だが──その日は違った。

投稿して間もなく、ひとつの通知が届いた
まるで歯車が噛み合ったように
あるいは、神様の気まぐれか、いたずらか
画面に表示されたメッセージの送り主は、都内在住の看護師さん

文面は短く、けれど丁寧で、どこか落ち着いた気配を感じさせた
飾り気のないやりとりの中に、真っ直ぐな誠実さが滲んでいた

「この方なら、きっと安心してお会いできる」

そう思わせるような、何かがあった
何かが違った
偶然か、奇跡か、それとも──運命か

だから、出会い系はやめられないのだ
期待を裏切られる日々の中に、
こんな風に、たった一度でも、
当たることのある宝くじ

──

そして15時
改札前で出会った彼女は、想像を遥かに超えていた

『……こんにちは。待たせちゃいましたか?』

白いロングコートに身を包み、やや伏し目がちに微笑むその姿は、まさに“清楚”という言葉がぴたりと当てはまる
知花くららを思わせる涼やかな顔立ちと、細く通った首筋。声は少し掠れていて、それが妙に耳に残る

『すごく……緊張しちゃってて、お酒の力借りないと』
彼女はそう言って小さく笑いながら、コンビニで缶チューハイを一本手にした
私はお茶を選び、二人でホテルまでの道を並んで歩く
すぐ横にいるというだけで、手のひらがじんわりと汗ばんでくる

チェックインを済ませ、部屋に入ると彼女はコートを静かに脱ぎ、荷物をソファに置いた

『先、シャワー……お借りしてもいいですか?』
遠慮がちにそう言い、バスルームへと消えていく後ろ姿は、自然と視線を惹きつけた

数分後、湯気とともに戻ってきた彼女は、バスローブをふわりと纏っていた
前は緩く結ばれ、胸元がわずかに開いている
柔らかいボディソープの香りが漂い、肌は白磁のように滑らかで、ところどころに蒸気の熱が残ってうっすらと桃色に染まっていた

『なんか……恥ずかしいですね、こうして会ったばかりなのに』
彼女はそう言いながら、照れ笑いを浮かべる
私はオイルを手に取り、彼女をベッドにうつ伏せにさせた

まずは首筋から肩にかけて、優しく指を滑らせていく

『……んっ……くすぐったい、けど……気持ちいい……』
最初はくすぐったそうに肩をすくめていた彼女も、やがて緩やかに呼吸を整え、声を漏らしはじめる

肩甲骨の内側、背骨に沿って下へ。肋骨の際をなぞるようにオイルを広げていくと、彼女の身体が少しずつ熱を帯びてゆく

『そこ……あ……すごく……、効く……」

吐息は湿り気を帯び、やがて腰のあたりを撫でると、小さな呻きが漏れた

『ふぁ……あ、ああ……そこ、だめ……いやらしい感じ、する……』

バスローブの裾がずり上がり、下着の端が覗く
私はあえてその上から指先でなぞる。微細な震えが腰に伝わる

『っ……んん……お願い、そんなふうにされたら……ぅ……』

彼女が仰向けになった瞬間、バスローブの前がはらりと開いた
白い肌が露わになり、胸元の膨らみと、締まったウエストの曲線が目を引く
私は静かに、胸元から下腹部へと手を滑らせた

『ん……あ、だめ……だんだん……おかしくなっちゃう……』

指が下着の上から柔らかな膨らみに触れた瞬間――
『や……そこ……もう、濡れて……恥ずかしい……』
すでに彼女の身体は、明確に応えていた
下着越しに熱と潤いが指先に伝わる

私はそっと下着をずらし、素肌に触れた
濡れた音が指の動きに合わせて響く

ぴちゃ……くちゅ……

あっ……んっ、すごい音……っ、いや……聞こえちゃう……』
彼女は恥じらいながらも、身体を私に預けていく

十分に濡れたその奥へ、私はゆっくりと指を入れた

『んっ、ふあぁ……っ、だめ……そんな……っ、ゆっくり……んぅぅ……っ』
濡れた音と、彼女の艶やかな吐息が交じり、部屋の空気が粘度を帯びていく

やがて私は身体を重ね、目を合わせる
「大丈夫?」
『……はい。来て、ください……ちゃんと……入れて、ください……っ』

そして、結び目を解くように、私はゆっくりと彼女の中へ――

『んっ、あっ……ぁああ……っ、すごい……っ、奥まで入ってくるの……わかる……っ』

ぬぷっ、ずぷっ、じゅぷ……

濡れた粘膜が絡み合うような音が、規則正しく、そしてだんだんと熱を増して響く

くちゅっ……ずちゅっ……

『んんっ、ふあっ、もっと……奥まで……来て……っ』
彼女の脚が私の腰に絡みつき、身体はとろけるように柔らかくなっていった

リズムが早まるたび、彼女の声は甘く高まり、
『ああっ……あっ……すごい、こんなの……初めて……っ、わたし……っ』
やがて、震える声とともに、彼女の身体が大きく弓なりに跳ねる

『イっ……ちゃう……あっ、ダメ、止まらな……いっ……!』
最後に一際大きな濡れた音が響き、彼女は小さく何度も震えながら、私の腕の中で息を荒げた

しばらくして――
『……ホワイトデーなのに、もらいすぎちゃったかも』
と、私の白いモノをたくさん受け止めてくれた彼女は、恥ずかしそうに笑った

私たちは並んで横になり、静かに指を絡めながら、しばし言葉もなく、肌の温もりだけを確かめ合っていた

別れ際、彼女がふと囁く
『……今度は、プロフィールにあったパウダーで、お願い……してみたいです』
そう言って、もう一度笑ったその顔が、今も脳裏に焼きついている
そう、その場の空気が言わせた言葉であることを、私は知っている
 
レスはありません。
レス投稿フォーム
名前
トリップ[]
E-mail
※任意
本文

投稿文に自動改行は行われません、適宜改行を行ってください。 # タグ使用不可
「sage」
※投稿を上げない
画像認証

上に表示されている文字を半角英数字で入力してください。
動画掲示板
画像で見せたい女
その他の新着投稿
人気の話題・ネタ
ナンネット人気カテゴリ
information

ご支援ありがとうございます。ナンネットはプレミアム会員様のご支援に支えられております。