ナンネットID のアカウントをお持ちですか? ログイン ログイン
ナンネットID
 
1
2025/05/12 08:30:37 (//xCp597)
暑い夏の夜、すすきので待ち合わせをしていた通信会社勤務のチカは、涼しげな薄いブルーのワンピース姿で現れた
街路灯の光が彼女のワンピースを淡く照らし、夜風に揺れる裾がひらひらと揺らめく
私は「そのワンピース、とても似合っているよ」と言ってみた
チカは驚いたように大きな瞳を見開き、そして柔らかい笑みを浮かべた
『ありがとう…』と恥ずかしそうに小声で返す声が、夜の湿った空気に溶けてゆく
薄いブルーのワンピースにはさりげなく夏の花柄があしらわれ、その色合いが彼女の肌をさらに透き通るように見せていた
夕風が運ぶほんのり甘い香りに包まれ、私は思わずチカの髪をそっと撫でた
彼女は少し驚いたように目を伏せ、薄いブルーの髪飾りがちらりと光る
混雑した雑踏の中で、彼女の細やかな手の温もりを感じ、心が疼いた
夜を彩るネオンの明かりとは裏腹に、私たちの間には静かな緊張が漂っていた
涼やかな夜風と共に、これから始まる一夜への期待が胸に静かに積もっていく

その日の午後、チカからメールが届いた
仕事終わりに会いたい、というのだ
つまり、そういうことだ
彼女との関係は、いつだってそうだった

私は、すぐにプランの組み立てにかかり、映画館に行くことに決めた

映画館に向かう途中、暗がりに包まれた彼女の横顔を見つめる
ブルーのドレスは夜の涼風にそっとたなびき、日中の喧騒を忘れさせる涼やかさがある

闇に包まれた映画館の中、二人きりになれる小さな劇場のシートに並んで座った
私は隣の席に深く腰掛け、温かいチカの体温に気づいた
彼女は少し身を縮めるように座っている
上映開始前の薄明かりの中で、チカの横顔は静かに光を帯び、彼女の髪からはほのかな甘いフローラルの香りがふわりと漂ってきた
チカは目元に恥じらいを宿し、下まぶたがかすかに震えている
私はそっとチカを見つめると、彼女はまた慌てて視線を逸らした
周囲の客たちのさざめきが徐々に消え、真っ白なスクリーンに柔らかな光が満ち溢れると、照らし出されたチカの横顔が銀幕の明かりに溶け込んでいった

上映が始まると、静寂と暗闇の中で胸の鼓動が高鳴るのが分かった

私はわずかに息を吸い、チカにより深く身を寄せた
ジャケットの襟元を掴み、ゆっくりと肩から引き抜いていく
引き抜いたジャケットを彼女の膝の上にそっと広げ、薄いワンピース越しに彼女の柔らかな太ももに触れた
ジャケットのひんやりとした生地と指先が同時に肌に触れた瞬間、チカは小さな驚きの吐息を漏らして体を震わせた
彼女は唇を硬く噛みしめて必死に呼吸を整える
その静かな吐息と鼓動の音だけが暗闇に響き渡った

映画の音楽が静かに流れる中、私は指先をごくゆるやかに動かし始めた
触れるたびに伝わるチカの熱が手を通して脈打ち、二人の影がスクリーンの光で壁に重なる
私は映像のトーンに合わせて呼吸を深くし、触れる強さをゆっくりと高めていく
チカは目を閉じ、小さく唇を噛んで耐える
唇から漏れそうな甘い呻きは声に出さず、必死に飲み込まれた
その静かな吐息と鼓動だけが暗闇を満たし、まるで二人の行為を見守る祈りのように時間が流れていた

徐々に触れる場所は滑らかに変化していく
膝から太ももへ、さらにひざ裏へと指先を這わせるたび、チカは小さく息を詰めた
指先が内腿に触れる度に、彼女の頬はさらに深い紅色に染まり、上体をそっと持ち上げてひざをわずかに寄せる
私はその反応に優しく笑いかけ、さらにゆっくりと指を這わせ続けた
チカは目を閉じ、唇をしっかりと噛みしめて呼吸を殺した
そのまま二人だけの世界に没頭するうちに、周囲の存在は完全に消え去り、私たちはただ互いの鼓動と触れ合う感触だけに集中していた

映画がクライマックスに近づくにつれ、二人の間の空気はさらに密度を増した
心臓が鼓膜を震わせるほど強く打ち、息遣いは暗闇にこだまする
ジャケットの下で指は大胆さを増し、彼女を包む熱とともに全身が震える
チカの瞳はうるんでおり、顔には深い恥じらいが刻まれていた
その頬を伝う冷たい涙が、私たちだけに許された甘美な瞬間を物語っている
照らし出される光と影が私たちの姿を交錯させ、まるで映画のワンシーンの中にいるようだった

上映が終わり、劇場の灯りがついても、私たちは簡単には現実に戻れなかった
チカは肩の力を抜いて深く息を吐き、緊張から開放された表情を浮かべた
私はそっと彼女の手を取り、出口へと導いた
彼女の頬にはまだ汗が滲んでおり、タオル代わりに袖でそっと拭い去る
チカは口元に小さな笑みを浮かべながらも恥ずかしそうに言葉をこぼした
「…すごくドキドキした…」と呟いた彼女に、私は優しく微笑み、「本当に…熱かった」と囁いた
言葉はほんの数語で済んだが、それだけで二人の意識が満たされた

「これからどうする?」
映画館での出来事の余韻に浸っていたのか、イジワルな質問をしてみた
『、、、いじわる』
彼女の顔を覗き込んだ私の目を真っ直ぐに見つめて、彼女が呟いた

消え入りそうな月明かりに照らされた彼女の横顔は穏やかで、まだ高鳴る鼓動が落ち着いたように見える
私はそっと肩を撫で、チカの手を取ってぎゅっと握り返した
チカの細い指が私の手を握りしめ、互いの安堵を確かめ合った

夜はまだまだこれからだ
すすきのの街を抜けて、私は彼女を連れ淡い明かりのホテルへと向かった
ロビーでキーを受け取ると、私たちは言葉少なにエレベーターへと乗り込んだ
ひんやりした金属のボタンを押し、上がる間、フロントから漏れるテレビの音が静かに響く
無機質な照明が足元を淡く照らし、緊張と高揚が幾重にも重なった

部屋の前で鍵を差し込み、ドアが開いた瞬間、外の喧騒がすっと遮断された
部屋に足を踏み入れると、柔らかなベッドとアースカラーの照明が二人を静かに迎え入れた
窓の外には夜景が広がり、すすきののネオンが遠くに瞬いている
二人だけのプライベートな空間に入った安堵と期待が交錯し、しばらく息を止めてその空気を味わった

静かな部屋に入ると、チカはまだ立ち尽くしていた
間接照明が彼女の横顔をやわらかく照らし、部屋の隅にあるソファからも暖かな光が差し込んでいる
私はそっとチカの背中に手を回すと、彼女は安心したように小さくうなずいた
二人きりの闇と光が交錯する中、私はゆっくりと彼女に近づいていった

重い沈黙の中、私はチカのワンピースの裾に指をかけ、慎重に引き上げた
薄い生地がひんやりとしなやかに引っ張られ、チカの細い腰から太ももまで優しく滑り落ちていく
チカは一瞬息を呑み、かすかに目を伏せた
私は微笑みながらゆっくりとワンピースを脱がせ、床に落ちた青い布が静かに揺れた
そこに現れた彼女の肌は乳白色に光り、月明かりに照されたかのように透き通っていた
チカは小さく震えながらも私を見上げ、私はそのまま首筋に優しくキスを落とした
柔らかな肌に触れるたび、チカはひんやりとした吐息を漏らす

唇が触れ合った瞬間、全身に電流が走った
映画館よりも暗い部屋の中で、二人の呼吸だけが重なり合う
私は自然に両腕を回し、チカの肩をそっと引き寄せた
チカは私の胸にふわりと寄りかかり、その温もりがじわじわと心地よかった
私は薄明かりの中、彼女の首筋に優しくキスを落とす
チカは小さく呻き、その声を唇で押し殺す
ワンピースのストラップをずらすと、桃色の胸元がゆっくりと露になった
彼女は照れくさそうに顔を逸らしながらも、呼吸を僅かに抑えていた
私はその甘美な震えを感じ取り、さらにゆっくりと抱きしめ返した

そのままベッドへ導き、私はチカを優しく寝かせた
肌に触れる冷たいシーツが一層熱を際立たせ、私たちは自然と体を密着させた
手探りでチカの細い腰に触れると、彼女は小さく声を上げて私に身を委ねた
重なった唇はゆっくりと開き、甘い吐息だけが新たな会話を始める

二人の腕がしっかり絡み合い、まるでひとつの身体のように寄り添っていた
シーツの冷たさとチカの体温が交差し、体中の神経が甘く痺れる
私はチカの背中から肩口へ、ゆっくりと手を滑らせた
汗でしっとりとなった彼女の肌が、薄明かりの中で艶めいていた
私は指先で彼女の眉間を撫で、ふっと唇を吸い込むと、チカのまつげに微かな涙を見つけた
緊張が解け安心したのだろう
私は驚かせないように彼女をそっと抱き寄せた
チカは恥ずかしそうに目を閉じ、体を預けるように甘い吐息を漏らした

二人の体はゆっくりと重なり合い、言葉では言い表せないほどの恍惚が広がっていく
刻まれる鼓動と甘い吐息がリズムを描き、チカの濡れた髪が体に絡みつくように感じられた
腕を伸ばして壁に手をつくと、向こう側に二人のシルエットがゆらりと揺れた
静かな部屋の中、互いの鼓動と温度に身を任せ、私たちは言葉を超えた深い結びつきを味わった
全身で感じるその甘さと熱さに、二人は心から酔いしれていた

やがて静かな波が頂点に達し、チカの体が私の腕の中で小さく震えた
声はかすれ、小さな吐息が静かに消えていく
私は胸が熱くなるのを感じ、深く息を吐いた
彼女の体から伝わる余韻に身を預け、もう一度強く抱きしめて深い安堵に包まれた
全身の緊張がほどけ、動き続けていた世界が急に止まったようだった

クライマックスを迎えた後、二人は疲れ切った体を寄せ合ってベッドに横たわった
荒い呼吸が次第に静まり、まぶたがゆっくりと重くなる
汗を拭い合い、互いに見つめ合う視線の先には、深い安堵と柔らかな愛情が満ちていた
チカはそっと私の首に手を回し、小さな声で「…ありがとう」と囁いた
私は優しく彼女の髪を撫で、「君が喜んでくれたなら、俺も嬉しい」と静かに答えた
もはや言葉は必要なく、ただ互いの温もりに身を委ねて静かな余韻に浸った
二人はそのまま、幸せな余韻に包まれながら静かな夜に溶けていった
 
レスはありません。
レス投稿フォーム
名前
トリップ[]
E-mail
※任意
本文

投稿文に自動改行は行われません、適宜改行を行ってください。 # タグ使用不可
「sage」
※投稿を上げない
画像認証

上に表示されている文字を半角英数字で入力してください。
動画掲示板
画像で見せたい女
その他の新着投稿
人気の話題・ネタ
ナンネット人気カテゴリ
information

ご支援ありがとうございます。ナンネットはプレミアム会員様のご支援に支えられております。