下の子供が中学生になったのを機にパートに出ようと思い、あまり近すぎないコンビニで働きだした。
盛り場にあるコンビニじゃないから、昔はエッチな雑誌を買いに来る男の子が多くて、けっこうレジでムラッとしたりしてました。
あの頃はコンビニから帰っても子供たちは部活で遅いから、夕飯の準備を済ますと週刊誌に載っているツーショットダイヤルをひやかしたりしたものです。
もちろん会う気はほとんどなくて、せがまれるとテレホンセックスにつきあったりもしたけど、イッタラガチャンだからつまなかった。
そんな時にたまたま繋がった若い男の子とけっこう話が弾んで、もし別の日にまた繋がったりしたらデートしようねなんて軽口を叩いていたら、本当に後日繋がって、向こうからも熱心に頼まれたから会う約束をした。
正直始めてだった。
私は三十代前半とサバを読んでたから、本当は後半と暴露するはめになったのだけど、逆に喜ばれて驚いた。
四十代が最も理想だと聞かされ、若くても趣味は様々なんだなあと少し気が楽になった。
その日はちょっと知り合いのお見舞いにリハビリセンターに行くことが決まっていて、そのあとにならと了承したのは、やっぱり自宅とは離れた場所にしたかったからだ。
最悪お茶でもつきあえばいいだろうと思って会ったけど、顔を見合わせてお互いにあっ!!
となった。
いつも、コンビニでエッチな雑誌を買っていく男の子だったのだ。
最初はまずいかなあと思いつつ、せっかくだからとお茶をして会話しているうちに、もしかしたら大当たりなんじゃないかと思った。
途中からは完全に開き直ってたし、本当にこんなおばさんと会ってて楽しいのか聞いたら、けっこうコンビニではタイプの人なんだけど、エッチな雑誌を買うときレジをされるのは恥ずかしかったと打ち明けてくれた。
私も時間を忘れるほど楽しくて名残惜しかった。
元々同じ方面に帰るから近くまで送ってくれた。
若葉マークがついてるわりには運転は上手だった。
また会ってくれますかと聞かれたから了承した。
私は新しい下着を買う羽目になりそうだと思った。
せっかく知りあった年増好きの好みの男の子とこれっきりになんてできない。