とある地方都市へ出張した。
訪問予定の得意先は駅前にあり、
そのエリアはこの街で一番の繁華街だ。
アポイントまで1時間近くあり、駅前にある一番大きなデパートへ入った。
朝イチで人もまばら。
不景気を感じながら1階フロアの化粧品売り場や婦人物の服飾専門店を眺めていた。
2階にあるジーンズショップの店員が気になった。
パツンパツンのブーツカットジーンズを腰履き。
お腹が少し見えて、白いTシャツはピチピチ。
薄手のナイロンジャケット、これもキッズサイズ?
とにかく全身ピチピチのスタイルの良い店員発見!
髪は無造作に束ねてて、肝心のお顔はカエラ似のキュートなお姉さん。
なにより香水のセンスが良くて吸い込まれるように
店内に入ってあれこれ話しかけてしまった。
嘘も方便と言うか、口からでまかせというか
「プレゼントを選んでるんですが、迷ってしまって 店員さんオススメないでしょうか?」
とお願いしてみた。
「ご予算はどれくらいの範囲でしょうか?」
というので1万円くらいでと伝えて適当にシャツを2枚選んでもらい品定め。
「ちょうど店員さんくらいの体型なんで 申し訳ないんですが着てみてもらえますか?」
と更にお願いをしてから店員さんに抜群に似合うシャツを購入。
「今から仕事でして、会計は済ませていくので商品は包んでお店に置いといて下さい、あとで夕方までに取りに寄りますので」
と伝えてから店を出た。
あの店員さんをなんとか誘い出せないかな~と悩んでから仕事へ。
予定通りの件数を訪問して仕事を終わらせた。
喫茶店に入り、さっきのお店に電話してみた。
「すいません、午前中に買い物したものです。ラッピングしてもらった商品、彼女へのプレゼントだったんですが必要なくなったのであなたにあげます。さっき別れちゃいましたんで、、、、」
「それは困りましたね。
私も頂くわけにはいきませんから来店して頂ければ返品処理致しますので。 代金はお返ししますので。」
そうきたか~
少し考えてから
俺「営業時間は何時までですか?」
店員「閉館は19時です」
俺「まだ仕事中で19時までには行けるかなんともいえません、ギリギリです」
店員「閉店までにもう一度ご連絡下さい。」
俺「わかりました、念のため私の携帯番号をお教えしておきます。」
こちらの番号を店員に教えて電話を切った。
19時ぎりぎりくらいにお店に電話。
俺「やはりまだ仕事が終わりませんのであなたに差し上げますよ、遠慮しないでいいですよ」
店員「そういうわけにはいきません、お客さまカードでのお支払いでしたのでご来店頂かないと返金処理ができませんし。困りました~」
俺「仕事中なのでごめんなさい、失礼します」
と電話を切った。
しばらくして見なれない番号から着信が!!
キターーーーーーーーー!
続きはまた~