車が趣味である俺だが仕事が忙しくこの頃は乗る暇がなかった
ふと空いた夜の時間にその辺を1時間くらい走るのが日課となっていた
今日も近くの新興住宅地へ、こういうところは道が良く、人がいなので飛ば
せる、
さて、帰ろうと住宅がちらほらあるところに差し掛かったところ、
一番外れのバス停に人が待っている、女性である、
こんな夜遅く(10時)にこんな外れのバス停で?冬なので寒そうだった
車をバス停に寄せてダメ元で声を掛けた
「駅まで行くなら乗っていきませんか?どうせ通り道だし」
一瞬「えっ」という顔をしましたが「はい、じゃ」というではありませんか
駅までは2km位、この時間なら3分も掛からない、
まぁ、一人で走るよりちょっとは楽しいかと思い、その女性を乗せた
今時珍しく黒髪のロング、歳は20代後半くらいかな、皮のコートに長めの
スカート、大人しそうな女性だった
「近くに住んでいるのですか」(女性)
「いや、ストレス解消にドライブを楽しんでいるだけ」
など短い会話を交わしたくらいですぐに駅に着いた、
「じゃ、これで」「はい」と車から女性は降りた
そろそろ帰ろうかなと思い、発進しようとすると女性が運転席側に来て
「あのう、もし良かったらドライブに連れてってくれます?」
予想外??
女性から言われるとは思っても見なかった、
紳士的に振舞ったのが良かったのか、それとも車が高級外車だったからか
ともあれ、彼女を乗せてドライブとなった
といっても突然のこと、頭の中はパニックに近い状態、
とりあえず、何時まで大丈夫なのかと家のある地域を聞いた、
幸いにも1人暮らしで市内に在住なので遅くなっても送っていけば良いと
いうことが分かったので時間に余裕がある
では、ちょっと遠乗りしようということで走り出した、
若い頃、付き合った女性を必ず連れて行った夜景がきれいに見える峠、
ここへ連れてきて落ちない女性はいなかった、あそこへ行ってみよう
いや、別に落とすつもりはそんなにはなかったのだが・・・
長くなってしまったので続きはまた